吊り橋効果は
人と人が仲良くなる
一番手っ取り早くて
一番強固で
一番もろいものだと思います
吊り橋効果と言う言葉は
男女間で使われることが多くて
好きな女性をお化け屋敷に連れてって
怖がらせて頼もしいとこを見せて
好意を寄せさせたり
まぁ、そんなのならかわいい
そこからお互いを知り仲良くなる
きっかけになるのはアリだと思うけど
リアルの中では
男女だけじゃなく
同性間の友情も
吊り橋効果で芽生えやすいと思います
同じ会社で働いてて
すごく嫌な上司や先輩がいて
同じ悩みやつらさを共有するとか
同じ仕事を任されて
それに向かって一緒に苦労するとか
上記を、学校とかサークルとか
SNSに置き換えても同じ
苦しい事、大変な事を
一緒に乗り越えようとしたり
同じ「敵」のようなものに
苦しんだり、戦ったり
そんな時、男女、同性問わず
とても仲良くなりやすいし
絆もとっても強くなりやすい
時にはものすごい団結力を発揮する
けど・・・
その多くは
その困難を乗り越え終わった後
終わりやすい気がします
同じ会社で働き
毎日仕事後も、時間も忘れるほど
語り合った友も
お互い別の仕事につき
「また会おうね」と言ったきり
いつしか、連絡先からも
消えてしまった人たくさんいます
嫌いになったわけではない
吊り橋を渡り切っただけなんだと思う
まぁ、そういう終わりなら
いい思い出の1ページなのだけど
一番悲しいのは
吊り橋の途中で
バランスが崩れた時
どちらかが先に渡り切ったけど
助けてくれなかったり
片方の人が怖気づいて渡れなくなり
もう片方は励ますのにすごく苦労したり
一緒に最後まで渡ろうと言ったのに
いきなり片方が引き返したり・・・
リアルで例えると
同じ上司に苦しんでたはずなのに
片方だけ気に入られて
悪口を言わなくなったり
結婚相談所で出会って
意気投合したけど
片方に出逢いがあったり
そんなとき
ものすごく強固に感じてた関係が
もろく壊れる
それでも、どちらかが無理して
付き合い続けた時
最悪に憎み合うくらいの
関係になってしまうことも…
そんなことを
たくさん見てきたし
自分も経験してきました
だから
吊り橋で出会うのはいいのだけど
どちらかに負担をかけないよう
バランスが崩れたら離れよう
渡り切ったら笑顔でいったん別れよう
吊り橋で出会っても
長く付き合いたい人だと思ったら
程よい距離を置こう
なかなか難しいけど
胸に刻まなきゃと思っています
そして、夫婦は特にそうだと思います
同じ会社や共通の趣味や
一緒に頑張って吊り橋を渡って
結婚した後も
人生は吊り橋続き
新たな吊り橋も、一緒に渡って行けるなら
きっと強い結びつきの夫婦で居られる
けど、結婚した瞬間
片方は吊り橋を渡り切ったと思っていたら…
片方は一人で進まなきゃならなくなったら…
それぞれが別なつり橋を必死に
渡ってて相手に気づかない場合も…
バランスは崩れてしまう…
1つ1つの吊り橋を
助けあって一緒に渡れる
そんな夫婦で居たいなと思います
2023-07-22 20:13:45