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青春は
自分を探しに出る旅の
長い旅の
靴ひもを結ぶ
暗い未明のおののきだ
(伝説/「茨木のり子詩集」所収)
わたしが高三の秋、体育教師が教えてくれた一節です。
気が付けば、あの頃の恩師の年齢をとっくに超えて。
靴ひもを何度も何度も結び直し、長い間歩いてきました。
ずっと自分を探してきたけれど、未だに見つけられません。
ところで。
道で靴ひもがほどけてしまったら、屈んで靴ひもを結び直しますよね。
わたしはこの屈む姿勢が、いかにも無防備というか、格好良くないなあと思ってまして。
欧州の紳士はそんなとき、絶対屈み込まないらしい。どうするかというと、台や椅子など段差を使って、手が届く高さまで足を上げるのだそうで。
でも道端にそんな台など、都合よく見当たりませんよね…。
ああなるほど、だから格好がつかないことを「台無し」っていうんですね!(←違います)
茨木のり子さんは2006年になくなり、いまは山形県鶴岡市にある夫の墓所で永遠の眠りについているそうです。
1986年4月13日にユッコこと岡田有希子さんのコンサート「Heart Jack」が行われるはずだった街・鶴岡は、彼女が主演したドラマ「禁じられたマリコ」終結の地でもありました。
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