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ユッコこと岡田有希子さんは、空に憧れていたんだろうか。

彼女はデビュー当時から、やってみたいことや夢について聞かれると「空を飛んでみたい」と答えていた。

 

…例えば空を飛ぶ夢。飛ぶといっても、平泳ぎみたいに〝泳ぐ〟っていう感じなんですけどね。

心の中で「飛びたいなあ」と思うと、フワアッと飛べるんです。「降りたいなあ」と思うと降りられるし、実に便利な夢ですね。

(岡田有希子「愛をください」所収〝夢について〟)

 

ユッコさんが憧れた「空を自由に飛ぶ」こと。

それは、ドラえもんがふしぎなポッケから「はい、〝タケコプター〟!」と取り出してくれさえすれば、すぐにでも叶う夢。


でも実際にタケコプターを使ったら、首がもげてしまいそうな気がしなくもないが…深く考えないでおこう…。そういえば、漫画「ドラえもん」の初期だと〝ヘリトンボ〟という名前だったような。

 

さて、当初の設定によれば2012年9月3日生まれだったらしいドラえもん。わたしたちは21世紀を迎え、2023年に生きているけれど、残念ながら未だにドラえもんに会うことが叶わない。

 

だけど、ドラえもんがタイムマシンに乗って現れた1970年代には想像もできなかったこと…いま誰もが持ち歩いている手のひらのかまぼこ板に、コンピュータ電話テレビオーディオカメラも何もかも収まっている…が実現している現在は、紛れもなくあの頃の「未来」なんだ。

 

そしてタケコプターの代わりに、未来はドローンをわたしたちにもたらした。

もしかしたら、テクノロジーの発達はこの先にユッコさんの夢だった「空を自由に飛ぶ」ことをも叶えてくれるのではないだろうか?

例えばドローンが飛行中に得ている視界のほか、風圧とか浮遊感などの感覚をも、そのまま地上の操縦者がリアルに体感できる技術が確立されれば…。少なくともタケコプターよりは、実現へのハードルが高くないのでは?

 

先日Apple Vision Pro発売のニュースを目にして、そんなたわいもないことをふと思ったわたしだった。

 

 

ドローンならぬ凧揚げ大会のひとこま。季節違いですがご容赦を…

photo by yukikostarlight