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フォローさせていただいている方のブログを通して、最近知ったことがあります。
フランスでは、レストランでウエイターが若い女性のお客を「ウイ、マドモアゼル」と迎えると、そのお客はがっかりするのだそうです。
マドモアゼルは若い娘と思われる女性への敬称とのことですが、言われた側は〝まだ社会的に未熟なひよっ子とみなされている〟と受け取るからだとか。
対して、ウエイターに「ウイ、マダム」と迎えられたその若い女性客は〝ようやく大人の淑女として認められた〟と喜ぶのだと。つまりフランスの女性は、若く見られるのがイヤなのだそうです。
これは、ドドメステッィク思考のわたしには、すごく新鮮な話でした。
なんせ遠い学生時代にやった電話営業※のバイトで、相手が女性なら自分の母親より上の世代だろうが、
「大変失礼ですが、ナントカ様のおねえさまでしょうか?」
と切り出せば、先方のガードが数段下がることを経験から学びましたので…。
※個人情報の集合体「電話帳」。誰でも気軽に手に取れた時代、こんな用途にふつうに使われてました。
ところでわたしは以前、3歳ごろの子どもに見受けられるパパイヤ期について書きましたが。
そのことで強烈に印象に残っているのが、当時のわが子がひたすらわたしに繰り出した「ママがいい!」というせりふ。
それで思ったのですが…フランス女性の十代後半〜二十代の思いを、パパイヤ期的に表現したら「マダムがいい!」ということになるのかな?
17歳のとき、リセに通うマドモアゼルの初恋をうたった、ユッコこと岡田有希子さん。
18歳のときには、成熟したマダムの恋愛をうたっていたユッコさん。
急かされる日々に高校を出たばかりのあなたは、早く大人の女性になりたかったのでしょうか。
返事をもらえないことがわかっていても、ときどき聞いてみたくなるのです。
photo by yukikostarlight