周庭(Agnes Chow Ting)氏を逮捕 民主活動家、「雨傘運動」学生リーダー 
国安法違反容疑で香港警察
https://mainichi.jp/articles/20200810/k00/00m/030/275000c
 
 
民主派・周庭(Agnes Chow Ting)さん逮捕 
香港警察、国安法違反容疑
2020/08/11
 

【周庭(Agnes Chow Ting,アグネス・チョウ)】

爆笑!親中派ユーチューバーのリアクション動画(CC日本語字幕付き)

2020/02/22
https://www.youtube.com/watch?v=3UKXAQUzspc
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複数の香港メディアによると、香港警察は10日、著名な民主活動家、周庭(英語名アグネス・チョウ,Agnes Chow Ting)氏(23)を香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕した。
警察は同日、民主派の香港紙「蘋果日報(ひんかにっぽう,Apple Daily)」などを発行するメディアグループの創業者、黎智英(Jimmy Lai Chee-ying,れいちえい)氏(71)や同紙幹部ら7人も国安法違反などの疑いで逮捕しており、民主派への取り締まりを本格化している。
 
Agnes Chow 周庭 (@chowtingagnes) | Twitter
周庭(アグネス・チョウ,Agnes Chow Ting)
 
港媒:涉嫌勾結外國勢力黎智英等7人在港被捕| 黎智英在港被捕| 兩岸 ...
黎智英(Jimmy Lai Chee-ying,れいちえい)
 
 周庭(Agnes Chow Ting)氏は国際社会に香港民主派への支持を呼びかけ、日本でも広く知られている。
2012年、愛国教育の導入に反対する運動に参加。14年に民主的な選挙制度の実現を目指した「雨傘運動(Umbrella Movement)」でも学生団体のリーダーの一人として活動した。
その後、政治団体「香港衆志(Demosistō,香港眾志)」に所属して政治活動を続けた
が、今年6月の国安法の施行後は香港衆志(Demosistō,香港眾志)を解散し、個人で活動を続けていた。
逮捕容疑の詳細は不明だ。

 周庭(Agnes Chow Ting)氏は18年の立法会(議会)補欠選挙への出馬を目指した際、その政治的主張が「香港独立」を選択肢に含んでいるなどとして選挙管理当局に出馬を禁じられた。
19年6月のデモに絡んで違法集会扇動罪などで逮捕、起訴され、公判中。

 10日に逮捕された黎智英(Jimmy Lai Chee-ying)氏は中国国営メディアが「香港を混乱させる反中分子の頭目」と名指しで批判してきた人物だ。
香港紙によると、警察は黎智英(Jimmy Lai Chee-ying)氏に、外国勢力と結託して国家の安全に危害を及ぼすことを禁じる国安法29条を適用した。
黎智英(Jimmy Lai Chee-ying,れいちえい)氏は19年7月に米国でペンス副大統領、ポンペオ国務長官らと面会し、香港民主派への支援を要請していた。
ただし国安法は施行前の言動を摘発対象としておらず、黎智英(Jimmy Lai Chee-ying,れいちえい)氏の容疑の詳細は不明だ。

 蘋果日報(ひんかにっぽう,Apple Daily)は1995年創刊。
中国共産党に批判的な論調で知られ、事実上、香港の民主派を支援する役割を果たしてきた。
03年から台湾でも新聞を発行している。【香港・福岡静哉】
 
 
   前嶋和弘(まえしま かずひろ) |上智大学総合グローバル学部教授オーサー 報告
    メディアの前での拘束は、かつての天安門事件と同じような衝撃。
違いは大規模な一斉抑圧か、見せしめのための脅しの黎氏や周氏の目立つリーダーの検挙か。
目的は同じ。
アメリカのメディアの扱いが他の国内ニュースもあって大きいとは言えないのが、今後の展開を考えると気がかり(CBSイブニングニュースは全くふれず)。
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伊藤 和子:人権屋弁護士 : 暴走弁護士【伊藤和子】ネット民との ...
伊藤和子(いとう かずこ) |
弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長オーサー 報告
周庭(Agnes Chow Ting)さんは若者が立ち上がる香港の民主運動の象徴的存在として活躍し、国際的にも大きな応援を集めてきました。
今回の逮捕は明らかな人権弾圧であり、報道機関の面前で後ろ手を縛るポーズを晒すことで彼女の逮捕を見せしめにし、民主活動を沈黙させる狙いは明らかです。
昨日は香港のメディア王として著名な黎智英(Jimmy Lai Chee-ying)氏らも逮捕され、総計10人の逮捕が発表され、さらに広がる危険があります。
2015年7月9日、中国本土では人権弁護士が一斉摘発され、長期拘禁中、拷問や到底許しがたい非人道的な仕打ちで徹底弾圧されました。
今回の事態は、反対派を容赦なく徹底的に弾圧する、天安門や7.9事件の香港版となることが深刻に懸念されます。
まだ香港の自由は死んではいません。
逮捕された人々の早期釈放を求める声を世界と日本で高めることが彼らを助けることにつながります。
政府は強く抗議し、国際社会と結束して人権のために行動すべきです。

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