前回の続きです
とにかく食べ吐きを止めたい!と
摂食障害の自助グループに参加してみたり
他県の専門病院まで足を運んだりもしました。
が、自助グループは
ちょっと肌にあわなかった。
ひとりひとり思いのままに話をしていく
クローズドミィーティングというのがありました。
話を始める前に
「ゆかです」
とあいさつをすると
「オッケ~ゆかぁ~」
と参加者全員による謎の受容があります。
これ、逆の場面では私が言う側になります。
ここで名乗る名前は仮名でもいいので
「どうもピンキーです」
なんてファンキーな名乗りする方も
結構いらっしゃるわけです。
すると
「オッケーピンキ~」
とってもシュールな気持ちで
返答することになります。
どうもこの感じが馴染めなかった。
ちょっとあほらしくなってしまうというか(笑)
気が散って真面目に取り組めないわけです。
それからもうひとつ。
みんなで読み合わせする本があります。
アルコール依存症回復のステップが書かれた
アメリカの「ビッグブック」という本を参考に
摂食障害向けに編集されています。
ナチュラルに「神」が出てくる。
いや、全然出てきてもいいんですけど。
「これは霊的な問題である」
「私にはできないが神にはできる」
「だから神にゆだねます!」
というような描写があったりする。
え、うそ。
人間の力じゃどうにもならないの?
もう神様にお願いするしかないの?
神様にお願いするのは本当に
最後の手段にしたかった私としては、
もはや自分が人知の及ばないところまで
辿り着いてしまったのだという
絶望感に震えることとなりました。
そして最後の砦と信じて
飛び込んだ病院では────
「食べる人はすごい量食べるし
一日中吐いてたりするよ!
あなたはまだまだだよ~」
という評価でした。
誰かと比べてどうとかっていう
問題じゃないだろ…!( ๑º言º)
診察に関しては特に投薬もなくて
先生との世間話の延長のような
ゆるいカウンセリングのみでした。
でも詳細な家庭環境や生い立ちを聞かれる。
先生は家系図みたいなのを作るんです。
おじさんとおばさんがいるんだね。
この人はどんな人なの?と。
色んな話の中から
なぜこの人は痩せなくてはと思うのか──
なぜ食べ吐きしてまで痩せたいと思うのか──
そのことの源を探していくという感じ。
この時はただひたすら話していただけで
全く持って治る気はしなかった。
でも少しだけ、感じるものがありました。
自分は本当は何を求めて
痩せたいと思っているのか。
いつも私の横をひらりとすり抜けて
壁の向こうに消えていく
自分の問題のしっぽが
少しだけ見えた気がしました。
そして本当にお世話になったのが
ステップあやさんのブログや本です。
ものすごーーーく助けていただきました。
吐いてるのに太りだした時にこのブログを見つけて
自分の体に起きていることを知りました。
吐くことで体が栄養失調状態になっていて
入ってくる栄養を全て吸収しようとしていたんです。
6年前、あやさんの勉強会、
美人塾にも参加させて頂きました。
あやさんや皆さんのお話を聞くこと、
自分自身の内面に目を向けたこと、
それらが回復への足掛かりになりました。
今でも食べ物との距離の取り方が
分からなくなった時に読ませて頂いてます。
本当にありがとうございます
そして───
太りたくないから苦しんで
命を削って食べ吐きをしている。
それなのに太り出している。
これでは意味がない!!
空回りばかりの過食嘔吐ライフに
私はいよいよ限界を感じ始めました。
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