夫である上司は４０代後半。
不倫女性は２０代前半。
不倫相手は、４月から入社した新人女性だった。
４０代からすれば
２０代の女性に好意を寄せられて「俺はまだいける！」とでも思ったのでしょう。
男としての自信を変に感じたんでしょうね。
よくある不倫話です。
新人教育を任せられて
営業で
同行しているうちに不倫関係へ。
相手の新人女性は既婚者だと知っているのです。
妻が不審に感じたのは
・急な出張が増えこと。
・夫婦の会話がぐっと減ったこと
・同時期にセックスがなくなったこと。
・スマホを肌身離さず、トイレ・お風呂に持って行ってたから。
不審に感じた妻は
酔っ払って寝静まる夫のスマホを見たところ
新人女性とのやり取りがわかったのです。
★
夫のLINEを読むと
・長く夫婦関係は終わっている
・妻とは体の関係がない
・今後一緒にやっていくつもりはない
・妻とは離婚するつもりだ
・妻への不満・否定などの言葉の嵐
・今すぐ離婚はできないがいずれ一緒になりたい！
・会った時から一緒になりたいと思っていた
など、夫婦関係が終わっていて
相手女性と一緒になると臭わす言葉が残されていたのです。
妻からすれば
不倫発覚直後まで
夫婦円満とは言わないが
私（妻）に興味がないとは思えない。
夫婦関係が終わっているとは全く感じない。
体の関係もそれなりにあったというのです。
それに離婚の言葉を夫から聞いたことがないというのです。
相手女性にも嘘をつき、妻にも嘘をつく。
嘘を重ねているということは
相手女性にかけている「離婚する」「一緒になりたい」の言葉は嘘になる。
さらに、LINEのやり取りは、明らかに体の関係があるとわかる内容があり
出張は嘘で
一人暮らしをする
新人女性のマンションに泊まっていたことがわかりました。
妻はそのやり取りを、パシャリ！
何かのために。
★
よし！
妻の存在を知らしめたら怯えて別れるだろう！
新入社員に社会の厳しさを教えてやるべき！
相手女性に慰謝料請求だ！
相手女性は排除させよう！
となるのかもしれません。
しかし、妻の問題としているところや、妻の想いは別のところにありました。
夫の職場での地位は高い。
新入社員に手を出したとなると職場では大きな問題になる。
公にはなってほしくない。
夫の職の危機感や職場で噂が流れるのが怖い。
妻の気持ちとしては出会い頭の事故だと思う。
長く夫を見てきて器用に不倫できる人ではない。
弱い人ではあるがズルい人ではない。
目を覚ます人だと思う。
これまで培った職の地位を
この出会い頭の事故だけのために失わしたくない。
仕事に対しての想いは側にいる妻が
新人女性なんかよりもわかっているし歴史が違う。
綺麗事になるのかもしれないが、夫を守りたい妻の気持ちがあるのです。
夫がやらかしたことだから
痛い目に合わないと目が覚めないのかもしれません。
仕事への想いがあるのなら
「職場の女性にそれも新入社員に手を出すなよ！」
とは言いたいところですが
私欲が勝ることで、仕事への想いは一瞬のうちで消え去る。
それが不倫というものです。
（不倫脳から醒めた人はまた仕事の想いを取り戻す人はいます）
★
「何をそんな呑気なこと言ってるの！そんなことを言っている場合じゃない！今すぐに証拠をとって女を訴えるべきだ！」
「夫からは絶対に女は切れない。切れるのは妻しかいない！」
「不倫と夫婦の問題は別だ！まずは不倫問題を解決しないと！」
外から見える問題と妻が感じている問題は違うのです。
外から見える問題を扱うのではなく
妻が関わる問題として関わる。
たとえ、相談者が上記のように
不倫の証拠をとって慰謝料請求するというのなら
それは妻が感じている問題なので
慰謝料請求して女性を訴える手段を取るのかもしれません。
★
相手女性からすれば、仕事を通して上司としてかっこよく見えた。
それが好意に変わった。
好意に変わったが
それは上司として見えているだけで
上司の肩書きではないところでは見えていない。
それは上司である夫も同じ。
何もわからない新人であって「頼りにされている俺！」が自信とともに
自分が見えなくなり（見えなくなるのは
本当の意味で自信ではありませんが）
錯覚を起こして不倫関係となった。
何もわからない女性と頼りにされている俺。
その縮図だけの関係である。
今の時点では、相手女性は結婚したいのか
ただ体の関係を求めているのか、何を求めているのかはわからない。
上司である夫は離婚してまで一緒になりたいとは思っていない。
ここから相手女性が何を思っているのか
何を求めているのかがわかる。
求めているものがわかれば
夫も向き合わなければいけない現実が待っているのです。
その現実をどうやって向き合わせるのか。
妻がスマホを見たことは夫は知らない
夫は妻に不倫がバレていないと思っている。
今が燃え上がっている時期だから出張という名の泊まりは増えていくでしょう。
今以上にしんどく苦しい日々は予想されます。
妻の気持ちと
不倫問題のふたつを捉えて
この上司と新人女性の不倫関係を切って解決へと運んでいきたいと思います。
【追伸】
不倫問題はそれぞれのやり方がありますので
あなたの性格や想いなどを中心に不倫問題に取り組んでください。
あの人と同じようにできないと
落ち込むこともあるかもしれませんが
あの人はあの人にしかできません。
あなたはあなたにしかできないこととやり方がありますからね。
いとうゆうじでした。
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