ごきげんよう!森澤勇司です!

 

 

今回は
「満願」をテーマにお届けします。

お仕事のヒントになれば幸いです。

 

能楽の中では願いが叶う象徴として
満月が描かれることがあります。
 
その中でも能「羽衣」に
描かれる願いが叶う
象徴としての満月を
深掘りしていきます。

満月にお願いは叶うのか

能楽の時代の発音がすべてではありませんが
能の台本では今の言葉と
少し違った発音をするところがあります。
 
 
 
 
この「満月」も
「まんガン」「まんガッ」
ツとンの間のような発音をします。
 
 
 
 
これが「満願」と同じ発音なんですね。
 
それだから
 
「満月」=「まんガン」=「満願」
 
このようにつながってきます。
 
 
 
 
 
今の発音だと「まんげつ」と「まんがん」
 
能楽の中では古い発音が今でも残ってます。
 
 
 
 
image

能「羽衣」の中では「満願真如」と
満月とは言っていませんが
発音が同じなので
満月が浮かび上がってきます。
 
ただここで満月といってしまうと
満月だけ固定された
イメージになってしまいます。
 
あえて「満願真如」という言葉で
 
いろいろな月や
お願いに向かっている
進行状況などが思い浮かぶようになっています。
 
これがわかりにくいと
いわれることろでもありますが
自分をうつすように月をイメージすれば
人それぞれ違う形になりますね。

能の中の願いの満たされ方

 

 

さてそんなお願いが叶う象徴の月ですが

こんな言い回しになっています。

 

 

三五夜中の空にまた

さんごやちゅうのそらにまた

 

 

満願真如の影となり

まんがんしんにょのかげとなり

 

 

御願円満国土成就

ごがんえんまんこくどじょうじゅ

 

 

七宝充満の宝を降らし

しっぽうじうまんのたからをふらし

 

 

国土にこれを

こくどにこれを

 

 

施し給ふ

ほどこしたもう

 

 

お願いは叶うのか

お願いが叶うの意味はこちらに記載したので

こちらでは追加情報にします!!

 

 

さて追加ではもの凄く大事なことです。

 

祈りは日常の中にある

 

 

「満月」が「満願」の象徴ですから

新月にお願いをするという発想になってきます。

 

しかしこれ旧暦からすれば

不思議なことではありません。

 

そもそも「ついたち」は

カレンダーの1日ではなく

「朔」のことです。

 

「朔」=「ついたち」

 

1月1日は元旦

 

一年の計は元旦にあり

 

という諺もあるように

新しい月の初めに何か決めて

毎日、目標に向かう行動の中に

達成の祈りを込めて

月を愛でる。

 

プロセスとして

ふと見上げた月が

7日めの月なら

いまは半分くらいかなと思い

 

15日で達成できることなら

日々月を見て

どこまで進んだか確認をする。

 

何年もかかる長期のお願いも

一年以内のものも

月のサイクルで

朔から望で叶うことも

 

いろいろな時間の流れがあるので

そこに思い浮かべる月のイメージは

固定しない方がいいのです。

 

もし満月を満願の象徴として

願い事をするなら二つのことが大切です。

 

 

①日常がお願いに向かう行動になっていること

 

②月を愛でる習慣を持つこと

 

③義務感は無く自然にそうなっていること

 

 

叶う」はこちらもおすすめです。

 

 

昔から人は願いを叶えたいものなのです。

その願いが世界平和

だったり健康だったり

公益性のあるものが実現すれば

自分の願いは自然に実現に向かっていきます。

 

 

 

私は新型コロナウィルス収束祈願をしてみました。

満願成就をイメージして日々を送ります。

 

 

image

 
天命のアクションプラン
お願いしたら途中経過も報告しましょう。
 
 
 
 
いつも最後まで読んでいただき
有り難うございます!
 
またお目にかかりましょう!!!
 
フォローしてね!
 
おすすめ
●1日1分!能の言葉 毎日8時配信メルマガ
●プロフィール