即位礼正殿の儀を終え、
もうすぐ10月も終わり、
あっという間に、
僕らは2020年を迎える。
これから季節は冬を迎え、
春分に向けて、
益々僕らは自分たちの内面に、
目を向け、
どういう生き方を選択していくか、
そういった大いなる流れの時にいる。
知っておいてほしいこと…。
ス「突然やけども、
なんで頑張っているのに、
報われない人がいると思う?」
あ「なんで、と言われましても…」
ス「じゃあ聞き方変えたるわ。
頑張ったのに、報われない。
それはその人自身に、
責任があると思うか?
全くないと思うか?」
あ「難しいことを言いますね…。
努力の仕方や質という意味では、
あると言えばあるんでしょうし…。
そう考えたら、
ないというのも違うような…」
ス「ズバリ言うわよ」
ス「あると言えばあるし、
ないと言えばな…」
あ「ズバリ言うてへんやないか(真顔)
ズバリ言え、ズバリ」
ス「ビクゥッ!?
じょっ、冗談やがなっ!!」
あ「頼むで、ホンマに」
ス「「いや、何が言いたいかと言うと、
『頑張っても報われない』。
その気持ちの根本はどこにあるかというと、
それは実は、
遺伝子レベルの話やったりするねん」
あ「遺伝子レベル?」
ス「あぁ、要は、
自分という命が受け継がれてくるまでに、
先祖が代々積み重ねてきた経験や価値観、
そういったものや」
あ「それがどう関係しているづら?」
ス「お前にはこれまで何回か言うてきたけど、
何回も言わなあかんぐらい、
この話は大切なことやねんけど。
まぁ要は、
敗戦よ」
ス「あの時の日本は、
『欲しがりません。勝つまでは』、
『いつか必ず神風が吹く』って、
言ってな。
国民全体が頑張って、頑張って、
我慢して、我慢して、
限界までそれを積み重ねてきた。
でも…」
ス「そう。
しかも戦争と言っても、
まだ100年も経っていないうちの話や。
あの時君ら日本人は、
これまでの歴史上にないぐらい、
壮大な規模で。
『頑張っても報われない』、
体験をしてしまったんや。
そしてそれが今も、
遺伝子レベルのどこかで、
どこかで、
『どうせ頑張っても無理や』って感情が、
残ってしまっている」
そうなのかもしれません…」
ス「そしてまだ正直、
国レベルでもあの歴史の、
清算が出来てないやろ?
神や神社と言えば、
すぐに戦前の国家神道と結び付けられて、
宗教や右翼や、
と言われるみたいにさ…」
…スサノオさんはいつも、
この話をする時に、
悲しそうな顔をする。
ス「だからまだどこかで君らは、
心の深い部分で、
あの戦争を引きずってるねん。
それが国レベルで、
清算が出来ないと言うならば、
個人レベルでやっていくしかない」
あ「個人レベルでやっていく、とは?」
ス「一人一人が歴史を知り、
国の成り立ちを知り、
自分たちに、
そして自分たちの国に誇りを持つ、
ということや」
あ「はい…」
ス「だからもっともっと君らは、
自分たちの国のことを知らなあかん。
この国は本当に素晴らしいんやで?
君ら日本人という民族は、
本当に素晴らしいんやで?
目を瞠るような美しい景色があって」
驚くような伝統工芸があって」
一生懸命で、
頑張り屋さんで…」
そして自分たちが住む国に、
それぞれが、
自信と誇りを持つことが出来た時、
過去の清算が終わり、
見えない所でようやく、
『頑張っても報われない』という、
遺伝子レベルの思い込みが外れていく」
あ「なるほど…」
ス「そりゃそうやろ。
自分たちの国を否定するということは、
自分たちを否定するということと、
イコールやねんから。
その否定が心の根本にあると、
どこかで、
上手くいかないことが続いていく。
そのために、
自分たちの国のことをもっと知ろう。
1つの王朝が崩れることなく、
126代も続き、
現天皇が誕生するその日に
伝説の剣が雨を降らせ、
いざ即位をするその時に、
太陽神が祝福のためにその姿を現し、
その親であるイザナギとイザナミが、
地上界に降りてきた時に渡ってきた、
虹の橋が同じように祝福のために姿を現すという、
今も神話の世界を生きることの出来る、
そんな神々が見守る素晴らしい国に、
君たちは生きることが出来てるんやから」
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