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あ「………」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180919/16/yuji-arakawa/20/da/j/o1080060714268928421.jpg?caw=800)
あ「………。
…はぁ…」
一同「!?」
(菅原道真公ことミッチー)「顔がキモくても」
(因幡の白兎こと因幡)「元気がないなんて、
珍しいこともあるでやんす」
本当にいつも、いつも…。
人がスランプで文章書けない時に…」
ス「今書いてるやん」
あ「(…ドキッ…)」
ス「『スランプで文章が書けません~』、
とか言いながら、
今、これ書いてるやん」
あ「うぼぁぁぁぁぁぁあ!!(赤面)」
ス「(笑)
なんやねん一体?(笑)」
あ「こう、何て言うか、
物事を継続していると、
必ずあるじゃないですか。
中々気が進まない時期と言うか、
なんと言うか…」
ス「ふん。
ハゲ散らかした男の、
ぶりっ子なんか聞きたくないわ。
こんな時は、
『導きの神』~!」
(塩椎神こと塩ジイ)「マッスル、マッスル、ムッキムキ♪♪♪」
あ「塩ジイ、なんだかすいません」
塩「荒川氏よ、
泣くがいい。
泣いて、泣いて、
ワシ、ワシ、ワシの胸に、
飛び込んで泣くが良い」
塩「ビクゥッ!?」
ス「塩ジイ、
おふざけはまぁええから、
この甘えぶりっ子の三十路男に、
ビシッと言ってやれ」
塩「任せとけマッスル。
『導きの神』であるワシマッスルが、
荒川氏をしっかり導きマッスル」
一同「(あ、あれ…?
塩ジイってこんな、
因幡みたいな語尾の喋り方やったっけ…?)」
塩「そもそも荒川氏はなぜ、
スランプというものが起きるか、
わかるかマッスル?」
あ「…なぜスランプが起きるか…?
何でしょう…?」
塩「要するにスランプというものは、
『心身合一』出来ていない時に、
生じるでマッスル」
あ「『心身合一』出来ていない時?」
塩「心と体が分離した状態。
要は今の現状に、
迷いや悩み、
違和感がある状態の時に、
スランプというものは、
生じマッスル。
これを聞いて、
なにか心当たり、
あるでマッスル?」
一同「(どうしよう…。
ドンドン語尾が、
うっとうしくなってきたでマッスル…)」
あ「確かに心当たりがあると言えば、
あります…。
特にこれからの菊理媛の物語は、
開けてはいけない扉を、
開けるようで…」
塩「それもそうであろう。
しかしまだ荒川氏の心には、
それ以外にも、
大きな迷いがあるはずじゃ」
あ「迷い?
そうなのですか?
自分では気付いていないですけども」
塩「神に嘘はつけん。
自分が良かれと思っていることや、
正しいと信じていることも、
実はそうではなかったということは、
往々にしてあるものじゃよ…」
あ「…何でしょう…?
ハッキリ言ってくださった方が、
助かるのですが…」
ス「それを言わんのが、神や。
答えは自分で、
見つけていくものでありマッスル」
道「そうでマッスル」
因幡「意義なしでやんす。
…あ、マッスル…」
あ「(どうしよう…みんな語尾がうっとうしい…)
じゃあ切り口を変えての、
質問なんですけど、
その…『心身合一』するためには、
どうしたら良いのでしょうか…マッスル…?」
塩「それは一概に答えはないでマッスル。
単純な疲れの時の場合であれば、
休むことで済むこともありマッスルし。
自分の心に、
嘘をついていたならば、
それに気付いて変えていく必要が、
ありマッスル。
どちらにしても言えることは、
『心に全く違和感のない状態』、
それを『心身合一』と、
言いマッスル」
あ「…どうでしょう…。
自分でもわからない以上、
今は何て言えばいいのか…。
でもまだ迷ったり、
悩んだりするなんて…」
ス「お前な、
勘違いしたらあかんで。
古事記を見たらわかる通り、
神でもみんな悩むねん。
みんな迷って、
苦しむねん。
でもその迷いや悩みは、
何のためにあるのか?
それはその先にある、
成長や喜び、
今の現状よりも、
もっと大きな幸せを求めているからこそ、
悩むし、迷うんや。
だから迷うことも、
悩むことも決して悪いことではない。
むしろ歓迎するべき、
素晴らしいことなんや。
だってその先には、
今よりもっと幸せな、
未来が待ってるんやで?
強いて悩みや迷いを、
悪いことであると言うならば、
その悩みや迷いに、
まっすぐ目を向けず、
自分に嘘をつき続けて、
人生を生きることは、
決して良いことではない。
…あ、マッスル」
あ「…ありがとうございます…。
今はなんのことかまだ、
自分でもわかりませんけど…。
とりあえず…、
心に…留めておき…マッスル…」
ス「とりあえず言えることは、
お前の役割はこうやって、
どんな立場になろうとも、
常に人は迷うこともあるし、
悩むこともある。
それでもそこから目を背けなければ、
その先には必ず、
更なる成長が待っていて、
その繰り返しの中で、
終わることのない幸せを、
手にしていくんだ、
っていう姿を、
伝え続けることでもありマッスル。
まぁでもまだそれが、
ピンと来てないというのなら、
因幡に未来予知でもしてもらったら?」
確かに因幡は古事記の中で、
オオクニヌシさんと、
絶世の美女 ヤガミ姫との結婚を、
予知したんですもんね!
い、因幡…!ぜひ!
よろしくお願いします!」
因幡「…ふふんっ…。
ようやく僕、僕、僕に、
頼る気が起きてきたでやんすか。
…あ、マッスル。
仕方ない…占ってやるでやんす!!
…あ、マッスル」
そう言うと、
因幡の赤い瞳が、
まるで僕を吸い込んでいくように、
大きく広がり始めた…。
因幡「…出たでやんすマッスル…」
あ「(ゴクリ…)」
因幡「ラーメンばっかり食べてると、
血糖値が上がって、
あ「いつもいつも、そういう生活のアドバイスはいらねぇっつってんだろ!!」
因幡「ビクゥッ!!」
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