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Teamスサノオ&息子くんで~す☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し前の話になりますが、

 

先日僕は嫁画伯に少しでも、

 

子育てから離れる時間を作ろうと思い、

 

 

息子くんと男二人で、

 

旅に出ていた。

向かった先は、

 

『京王レールランド』。


最近電車とバスに絶賛ハマり中の息子くんは、

 

着いて早々、

 

『電車!!』、『バッ!バッ!!(バスのこと)』と大興奮。



お昼から夕方まで遊び尽くすうちに、

 

あっという間に時間も過ぎ、



後部座席で眠りにつく、


息子くんの寝顔を見ながらの、

帰り道での話。

あ「どうも」

 

 

 

 

 

 

ス「お疲れさん。

 

俗に言う『イクメン』ってやつやな」

 

 

 

 

 

 

あ「そうなんですかね。

 

基本的に子育ては、

 

二人でするものだと思っているので、

 

 

何か『イクメン』という、

 

その言葉自体に、

 

違和感を覚えますけども

 

 

 

 

 

 

ス「そらそうやわな。

 

 

っていうかお前、

 

知ってるか?

 

 

 

 

 

 

あ「何を?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「…『イクメン』でブサイクのお前と、

 

『イケメン』爆発の俺、俺、俺!!、

 

 

言葉は似てても非なるもの~!!

 

Yeah!!1,2,3,4!!

※song by 素盞雄バンド


あ「………」










バシンッ!!

(無言でスサノオさんを叩く)








ス「い、痛っ!?

 

お、お前っ!?!?!?か、神やぞ!?!?」








あ「ワシはあんたに、

 

いつも理不尽に鎖骨を殴られとる。

 

神でもうっとうしいものは、

 

うっとうしい。

 

 

で、何ですのん?

 

何か言いたいことがあるんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「昔の日本では、

 

男も普通に子育てしていたって、

 

知ってた?」

 

 

 

 

 

 

 

あ「そうなんですか?」

 

 

 

 

 

 

ス「うん、これ見てみ」


あ「本当だ。

 

何だか新鮮で、


ホッコリしますね。



でもこの絵とか、


スサノオさんの言う昔の時代って、


いつのことですか?









ス「江戸時代の後期にやな、


父と子のあり方を記した、

 

『父子訓』という書物を書いた、



林子平というのがおってやな」











あ「なるほど。


このお方、落語だけじゃないんですね」

ボコンッ!!

(スサノオさんが思いきり、荒川祐二の鎖骨を殴る)







あ「うぼぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!

 

運転中!!運転中っ!!」

 

 

 

 

 

 

ス「それは『林家こぶ平』や。

 

とにもかくにも、

 

『父子訓』を書いた林子平(はやし しへい)。

 

 

そこには、

 

『子育ての最終責任者は父親である』と、

 

記されている。

 

 

当時の育児書と言えば、

 

父親向けの心得を説くものがほとんどやったしな」

 

 

 

 

 

 

あ「そうなんですか(鎖骨を撫でながら)…。

 

でも、なぜ父親向けなんですか?」

 

 

 

 

 

 

ス「まぁ早い話が、

 

昔は家庭や子育てと仕事が、

 

すべて一体化していたからよ。

 

 

侍の家で言えば、

 

子どもに学問を教え、

 

地位ある立場につける人間に育て上げる。

 

そうして一族を後世に渡るまで、

 

繁栄させていくことが、

 

侍として、そして親としての、

 

使命やったし。

 

 

農家の場合でも、

 

農作業で培った知恵や技術を、

 

親が子どもに教え、

 

作物を工夫し、土地を富ませ、

 

それを次代に譲っていける人間に育てていくことが、

 

人生の一大事やった

あ「なるほど。

 

それが『家庭や子育てと仕事が一体化している』、

 

ということなんですね。



確かにそう考えたら、

 

父親の役割は重要ですよね。

 

 

でも江戸時代までがそうだったんだったら、

 

逆にいつから日本は、

 

そうじゃなくなったんですか?

 

 

 

 

 

 

ス「まぁ時代が移り変わっていった頃からやな。

 

 

時代で言うなら大正。

 

侍と言う存在が無くなり、

 

身分というものもほとんどなくなり、

 

 

社会の変化とともに、

 

男性がサラリーマンという形で月給をもらうようになった。

 

そして女性は、

 

専業主婦として家事育児を担う人が多くなった。

 

 

そうして『男は仕事、女は家庭』という、

 

分業や価値観が広まった

 

 

 

 

 

 

あ「なるほど。

 

こういう流れで話を聞いたからかもしれませんけど、

 

 

こう聞くと確かに、

 

家庭と仕事を男女で分業するよりも、

 

一家族で一緒に一体化して全部やった方が、

 

良いような気はしますね」

 

 

 

 

 

 

ス「まぁもちろん、

 

昔と今なんて、

 

時代も、働く環境も全く違うから、

 

一概に昔が良かったなんか、

 

口が裂けても言われへんけどさ。

 

 

結局俺が何を言いたいかってのは、

 

『父親の役割』ってやつについてよ

 

 

 

 

 

 

あ「『父親の役割』?」

 

 

 

 

 

 

ス「さっき話した江戸時代の話で言えば、

 

侍にしても農家にしても、

 

結局父親が息子に何をしてあげているかっていうのは、

 

 

『こういう大人になってほしい』という方針を、

 

父親が息子に示して、

 

学問を教えて、農業を教えて、

 

そこに向かって共に歩んでいって

 

あげているということ

 

 

 

 

 

 

あ「ふむふむ」

 

 

 

 

 

 

 

ス「それが林子平が言っている、

 

『子育ての最終責任者は父親である』、

 

という言葉の意味な。

 

 

どのような子育ての方針を示し、

 

どのような方向に子どもを導いてあげ、

 

自分自身もそこに全力を傾けて、

 

時に自分自身が子どもに誇れる手本となり、

 

時に背中を見せながら、共に歩む。


 

それを果たして、

 

お前がこれから息子に出来るか、という話よ」

 

 

 

 

 

 

あ「何だかそう言われたら、

 

緊張しマッスル」

 

 

 

 

 

 

ス「まぁとにかく子育てをする上で大切なことは、

 

子どもとコミュニケーションを取ることよ。

 

 

自らの経験、

 

苦労したこともそう、

 

上手くいったこともそう、

 

失敗したこともそう、

 

それを乗り越えたこともそう、



何が正しくて、


何が違うのか。

 

 

そんな一つ一つを、

 

食卓を囲むときや、

 

何気ない時間、

 

ちょっとした時に話をしてあげる。



もちろん自慢話や、


説教臭くならないように、


時に子どもの話もちゃんと聞いてあげながら。

 

 

そんな一つひとつの時間が、

 

子どもにとって、


辛い時を乗り越える一番のアドバイスとなり、

 

時にその身を護る盾となり、


愛されているという、


安心感に変わる。

 

 

だから父親こそ、


子どもにたくさん、


話をしてあげなければいけない。



その父親の経験こそが、


後を生きる子どもの人生にとっての、


一番の財産やねんから。



それがない子どもはどうや?



地図も食料も持たされずに、


またそれを自分の力で得る方法も、


自分自身を身の危険から、


護る方法すらも一切教えられずに、



荒野や荒波に放り投げられて、


放っておかれてるのと、


同じようなもんやぞ?」

あ「…そう…ですよね」

 

 

 

 

 

 

ス「で、これは子どもが男の子の場合で話したけど、

 

子どもが女の子の場合になると、

 

逆になる。

 

 

母親が『どんな大人になってほしいかという』方針を、

 

しっかり娘に示して、

 

時にその娘の手本となり、

 

時に言葉でしっかり伝え、

 

時に背中を見せながら、共に歩む。

 

 

その時は母親のこれまでの生きてきた経験こそが、

 

娘の人生にとっての財産になるんやから」

 

 

 

 

 

 

あ「…経営とかとも同じで子育ても、

 

コミュニケーション…なんですね。



進むべき方針を示し、


時にそれを言葉で伝え、


自分自身も誇れる背中を見せ、



多くのコミュニケーションの積み重ねの中で、

 

親と子どもで共に成長し、歩んでいく…。

 

 

…でもこんな話をしていると、



『今は江戸時代じゃない!!』

 

『そんなの窮屈だ!子どもはもっと自由に育てた方が良い!』みたいな、

 

声も聴こえてきそうですけど(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「ドアホ。



じゃあそんな江戸時代や、

 

過去の時代に日本に来た外国人が、

 

日本の子育て風景を見て、


遺した言葉を教えたるわ」

 

 

 

 

 


 

 

 

…。

……。

………。

…………。

 

 

 

 



 

 

 

 





 

 

 












 

 




 




 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

ス「今、日本は多くの子育ての問題を抱えている。


その解決方法を、

 

海外や外に学ぼうとする姿勢も


悪くはないけど、

 

 

今こそ自分たちの過去に学ぶことが、

 

あるんじゃないかな。



未来を担う、


大切な、大切な、


子どもたちのことやねんから」

明日は瀬織津姫の物語☆

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