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後日、夜の学校に親子共々呼び出されました
この時、夜の学校を怖がっていたことを覚えています
学校に入り、広い会議室のような場所に通され
暫くすると校長や、教頭など学校のお偉いさん達が…
見て見ぬふりをしていた人達は全員弾かれていました
しかし、お茶くみは社会の先生。
その先生は見て見ぬふりはできないけど怖いからと
私に仕事を振ることで、少しは大人の目を作って守ってくれていました
申し訳なさそうに入ってきていましたね…
最初のうちはずっと無言でした
まぁ、集まる機会が増えていく中で時を見計らって謝罪がありましたね(笑)
頼りないけど、優しい先生でした
話し合いが始まりました
大半の先生は見て見ぬふりをしてきました
それを踏まえた上で彼らは言いました
「私たちは知りませんでした」と。
唯一、知っていたのは担任であると
知ってる人達を弾いたのは認めない為でした
姑息な手段ですね
父親が怒っているのは理解しましたが、怒りを抑えて表に出さず先生たちは知らない様子
話せる限りを話した結果
「大丈夫ですか?」
「彼らを呼んで話を聞かないといけませんね」
「彼らに注意しないと」
と、責任を取るふりのみ
自分の責任は認めませんでした
ただ、形だけの謝罪はありましたが……
後日、いじめを行っていた子供と、その親達が呼び出されました
合計3人。
暴行をしていた人達の主格です
裏の人は呼ばれてません
認められていなかったことや、証拠がなかったことが原因でしょう
1人は頭のいい人で、親も真面目な人でした
その人の父親は即座に謝罪し、1人目は怒られていました
まぁそれ以降、暴行には関わらなくなりましたね
親がすごい厳格な人だったみたいです
彼いわく、理由はないそうです
もう1人はいつも笑いながら、気に食わないとキレるちびっ子で、サッカーが上手い人でした
その親は確か教育関係の人らしく、話によると子供は末っ子故に自由に育ててきたみたいです
その結果、こうなってしまったことを謝り、子供もその場では謝罪してました(まぁ表だけですが)
彼いわく、理由はないそうです
最後の1人はとても優しくて純粋で、だからこそ利用された人です
とてもバスケが上手くて、兄弟に有名人もいるような人で…そして、いつも笑っている人
親については……色々あるので、書くのをやめておきますね
彼いわく、楽しいからやっていたとのことでした
因みに、最後の彼がずっと態度が悪いままでした
なんで悪いのか、理解できないし
なんで他の奴らが呼ばれていないのか
なんで俺だけ?と考えていたんだと思います
因みにこの話し合い辺りから、教頭先生は本気で向き合い始めました
担任と、教頭のみ。
学年主任も向き合ってくれていたのかもしれませんが…私からはわかりませんでした
教師という仕事柄、役職柄やっているという感じでしたので。
さて、1度目のメンバーの話し合い後、
少しずつ虐めの方向性が変わっていきます
ある日のこと
私が虐めっ子に襲われ、メガネが壊れました
バレ...た?
いいえ、バレませんでした
まぁ、自費で数万円お年玉から出して買いました
ごめんなさい
ある日のこと
私が男の握り拳くらいある大きさの尖った石を頭にぶつけられ、流血…
バレ…た?
いいえ、バレませんでした
ただ、その時は相手がすぐに私の家に私を連れていき
その後、相手の親から謝罪があり、親同士で話し合い解決しました
ある日のこと
私が着替えている時に、母親がノックもせずに入ってきたのです
私の全身痣だらけの私が見られた...?
バレ...た?
いいえ、またしてもバレ…
流石に無理です、バレました
この時には中学三年生になっていました
担任は他校から来て、学年主任は変わりました
※三年時の担任は何も知りません
※元ラグビー部のガタイの良い人ですが、優しい感じの先生です
見た親は驚き固まりました
少し暗めの部屋だったので、母親がちょっとこっちに来なさい!と私の手を掴み明るい部屋へ移動
たしか、痛いくらいに掴まれていた気がします
その後母親が全身チェックし、母親が父親に相談
父親が珍しく提示で急いで帰宅し、私は全部吐かされました
因みに父親はガタイのいい人で、小さいころから厳しく(体罰あり)で育てられていましたし
何より…威圧感が凄い...無理‼
その結果、すぐに学校に電話
別の先生が出た後に、少しして担任が出たそうです
父親がしばらく話し、いきなり電話代われと父親が…
この時の担任との電話は、今も覚えています
電話に代わるとまず最初に嗚咽が聞こえました
担任が泣いていたのです
困惑しつつも、私は「もしもし、電話代わりました」というと
「ごめんな、ごめんな…」
「気づいてやれなくてごめんな」と謝罪が続きました
そして、私がやっと口を開き「ありがとうございます…」
思わず涙が零れました
自分の感情を押し殺し続けていたからなのか、止まりませんでした
すると、「気づけなかったけど、つらいと思うけど…また明日も来てくれるか?」と。
少しの間、涙のせいで言葉が出ませんでした
そんな中で真っ先に出た言葉が「ごめんなさい…」でした
すると、また「ごめんな…」と担任が号泣し始め
「…行きます」と告げました
ここから一気に物事は動きます
最初はただの嫌がらせ
物を盗る、弄るがレベルが上がっていき
暴力が発生したり、人数が増えていきました
因みに私への虐めは基本的になく、
小学校時代は基本的に虐めっ子の一部が偶に攻撃してきたかな?って程度でした
消火器を廊下で噴射して回ったり
パソコンのマウスに入っているボールを盗んだり
トイレットペーパーを水にぬらして天井にくっつけるなどの
いたずらで大人に迷惑をかけるだけの行為だけではなく、
対人になっていきました
私も消火器を噴射させてみたかったな...
小学校の頃の虐めの内容は詳しく覚えていないので省略
人の敵意を、悪意を私は嫌っていたので
虐めを見つけるとそこに突っ込んで虐められている人を守っていました
勿論私一人が突っ込んだら、何人か気づいてきてくれましたが(笑)
そんな感じの小学校時代を終え、中学に移行します
中学になるとヤンチャ度合いが上がりますよね
最初は先輩や教師にビビっていても慣れてから酷くなります
因みに、虐められている人を見かけると私はそれからも止め続けましたが…
私と一緒に、虐められていた人を守っていた人達は中学受験でおさらばしてたので
そう、一人!
完全に浮きますよね
浮いたし、目につくので虐められるようになりましたね
うん、もうバカ
という感じで、虐められるのですがやられている人を見つけると突っ込んで
虐められっ子を逃がしたり、盾になったりしてました
もはや、意味ないと思うけど( ^ω^)・・・
結果、学校でやられるのは私一人に...やーい、ぼっち~
そうなるまでやったのは。一つ自分の核があったからですね
ひいおじいちゃんが「人にやられて嫌なことはしないでね」って言っていたので
人を守ろうと、己の正義を貫こうとしたんです
どんどん荒れ始め、学校の休み時間だけではなく、授業中や、登下校だけでなく塾などでも襲われるようになりました
先生は人によっては注意しますが、基本は見て見ぬふり
図書室にいても引きずり出されますからね(笑)
そんなのを見ていた一部の女子に匿われていました
ありがたかった...
そんな中で、私は助けを求めなかった...というよりできなかった
教師が止めに入ることで虐めが悪化しそうだし
親に心配かけたくなかった
ただあと数年耐えるだけ。そう思っていました
でも周りの一部の人達が先生に告発
担任は動きませんでした
学年主任は動きましたが、効果はなし
この頃はまだ、全身痣だらけに。
長袖を年中着る人を見かけたら気にかけてね…
その頃の私というと
学校では物が頻繁になくなる
休み時間に襲われる
授業中に物が飛んでくる
虐めっ子が近くにいるといきなり暴行される
テスト期間になると勉強道具がなくなる
下校では学校をうまく隠れて、遠回りして帰るも
家の前に虐めっ子が群がって待機
逆に早く帰っても、物音を立てる度にインターホンが鳴り
いるんだろ!!と外から怒鳴られる
塾の日には、塾の行き帰りや休み時間に襲われていました
学力別でクラス分けされていたので、虐めっ子がいないクラスへと落ちていき逃げていったので
休み時間に教室の外に出なければどうにか襲われませんでしたね
自転車が見つかるとそこに群がられるので上手く隠したり、別の場所に止めたりしてました
そんなある日転機が起きました...
私は昔、虐めにあっていました
虐めの発生までの流れを
小学校四年時に担任の先生が約一か月の間
私一人に日直、及び朝のスピーチをやらせました
担任が私に難癖をつけてやらせていたんですね
他の人が仕事をやらない、手抜きでも問題ないのに、まじめにやってもダメでした
まるで姑のように…(笑)
勿論ムカついてはいましたが、先生には歯向かえませんでしたね
ただ、大嫌いでした
暫くした後に、何故そのようなことをしたのか聞きましたが
「あなたは成長できると思ったのよ
良かれと思ってやったの」と言われました
個人的にそうなった原因を考えたところ
授業中に先生のミスや、考え方がおかしいと思ったなどを常に指摘する
云わばムカつくガキでした
子供だからって、自由に大人をいつまでも攻撃してはダメですよねぇ
ただ、それ以上にそんな子供相手にそんなことをする大人も大人ですが…(笑)
因みにその時の周りの反応はというと
初期→ドンマイ/頑張れ/弄り
中盤→大丈夫???/先生に疑問を問う人が出始める
最後→手伝い始める人がチラホラ/弄りではなく虐めの領域に
多分、子供が大人に攻撃される姿を見て虐めていいと思ったんでしょうね
その頃から学校で虐めが発生し始めていきました
何かしらきっかけがあったから、虐めというものを
人に対する悪意を理解してしまったことが原因なのだと思います
人に対する悪意というものは、いつ人に芽生えるのか
それは悪意というものに触れ、理解したからではないでしょうか?
そして、拒絶するうちは悪意はなく、純粋な気持ちなのだと思います
悪意を知ったうえで、実際に行動に移す者、移さない者
行動に起こしたうえで、快感を得る者、咎められないことでやっていいと思う者
行動してはいけない、人を傷つけると思う故に行動を起こさない者 などなどがいますが( ´艸`)
悪意を知った子供たちの続きは...また