リアル彼氏 第2章 夢?現実? (7)
《リアル彼氏》 第2章 夢?現実?
‘───ップッ・・・プッ・・・プ・・・’
ドラマで見る病院のシーンで聞こえるこの音。
心拍数かなにかの音。
ココは病院なんだ・・・
私は目を開けた。
「──っあ・・・・メイ・・・。」
どうして?どうして?どうして?
私はミカと目があった。
どうしてここにいるの?ねぇ!
私たちはもう終わった・・・・
そうだよね?
それとも・・・?
「私、これだけ言いに来た。」
なに?なに?
すごく気になる。
でもミカはなかなか言わない。
じらしてじらして・・・・
言った言葉がこれだった。
「私、ハルと付き合うことになったから・・・」
「それだけ。」
ありえない。ありえるわけがない。
なにそれ・・・?
わざわざそれを言いに来たの?
ヤダヤダヤダ。
信じたくない。
「──って・・・」
うまくしゃべれない。
待ってよ・・・
まってよ・・・
マッテヨ・・・
ミカは出て行った・・・・
「──────っひ・・・・」
泣きたい。
声を上げて泣きたい。
でもなけない・・・
アレ??・・・
変だ・・・
これは・・・・
夢?
私は恐る恐る目を開ける。
よかった・・・
夢だったんだ。
・・・・・・・・・・!!!
って、よくない!
目の前にいたのは・・・・
ミカだった
これが正夢?
「メイ・・・やっと目覚ましてくれた・・・。」
これは正夢じゃない。
さっきとはセリフが違う。
「ごめんね!ごめんね!ごめんね!」
「私!遥斗のこと好きだよ?」
うあ?えぇ?
ミカは頭がくるってるの?
こんな状況で好きな人を言うとか・・・
いや、違った・・・
「でもね、私は、遥斗より・・・メイがすきだよ!!!」
「私ね、ハルの家に向かう途中でメイが事故に遭ったって知ったの。メイのお母さんから電話かかってきて。そしたらね、私、ハルの家に向かわないで、いつのまにか病院に来てたの。そこで気づいたんだ。私、ハルよりメイがすきなんだって。」
私が一番最低だ。
ミカのことを勝手に悪く思って
勝手に事故に遭って
ミカを傷つけて。
「ぅん。」
泣きながら言うこの言葉は声にならなかった。
「ムリにしゃべらなくていいよ・・・!
大丈夫!私がずっとそばにいるから!」
嬉しかった。
すごくすごく
すごくすごく
「遥斗には、メイがお似合いだよ。」
「私は日本ザルでもなんでもいいからさ!」
私は、ミカの言葉に励まされた。
私、頑張って退院するよ・・・。
待っててね・・・
遥斗。
そして親友のミカ・・・。
つづく
