リアル彼氏 第1章 神に感謝 (5)
リアル彼氏 第1章 神に感謝
『いらっしゃいませー』
『あ、今日は早いですね、
テストだからか・・・』
ハルくんからしゃべりかけてくれるなんて
結構距離縮まった?
「今日は閉店時間まで居させてもらいます。」
『どうぞぉー』
今、ニコってした!?!?
したよね!かわいいーーー!
ココのケーキって毎日食べても飽きないしおいしいなぁー
勉強の方も順調に進んでるし、いい感じ~♪
ん!?・・・・もうこんな時間?
時計は6時を指していた。
『すいません!閉店時間です!』
「あぁ!こっちこそスイマセン!」
早く帰らなきゃ。
迷惑かけちゃだめだもん。
「あ!いつものお客さん!
大丈夫ですよ!居てもらって。」
あ・・・ハルくんのお父さん。
え・・・・?いいの?
「ハル!このお客さん勉強中なんだから邪魔したらだめ!」
『ごめんなさい・・・・。
大丈夫ですよ、勉強やっててください』
「え?いいんですか?迷惑じゃないですか?」
「いえいえ!大丈夫です。家2階なんで・・・」
「それに、あとはハルに任せるので・・・」
「勉強終わるまで居てて結構ですよ!」
ハルに任せる・・・?ってことは!!2人きりになるってこと??
やったーー!
ってか喜んでいいの?
「じゃぁ、お言葉に甘えて・・・」
「じゃぁ、あとはハル頼んだぞ!」
『はぁーい』
おじさんは2階に上がっていった。
『いつもありがとうございます』
『買っていただいて』
「いえいえ、おいしいし・・・毎日食べても飽きなくて・・・」
ケーキもおいしいけど、何よりハルくん目当てで来ている。
でも、そんなことは言えない。
「あ、そういえば、ハルくんは高校いってないんですか?」
ずっと聞きたかったこと。やっと聞けた・・・。
だっていくらなんでもおかしい。
何時に行っても店には必ずハルくんがいる。
『夜間高校にいってるんです』
あ・・・そうか!
夜間高校というものがこの世には存在した。
「そぉーなんだ! やっぱお手伝いのために?」
『はい、まぁそんな感じです。
僕、料理とか好きで、お父さんにお願いしてここに居させてもらってるんです。
本当なら高校に行かないといけないんですけどね』
ほぉ。ほぉほぉ。なるほどね
『あのぉ・・・アドレス交換しませんか?』
「はい!・・・」
反射的に答えていた。
ん・・・?
よく考えたら、すごいこと!?
ハルくんからアド聞いてくるなんて・・・!
『名前なんて言うんですか?』
ハルくんが聞いてきた!凄い!奇跡だ。
ヤバ・・・。顔赤いよね・・・
「ミカって言います。内野美夏です。」
『僕は、佐藤遥斗っていいます。』
へぇそぅなんだ・・・?
んんん・・・?はると・・・?
え!?はぁ!?
「え・・・・?ハルじゃないんですか?」
『あだ名はハルです。本名はハルトです。』
可愛い名前!
顔とピッタリ!
で、つい言っちゃったんだ・・・・
「かわいい名前ですね・・・。顔とピッタリ・・・・ぁ」
ダーーーーーーーーー!!!言っちゃった!!
『あ・・・りがと・・・♡』
めっちゃ照れてる!かわいい!
「あのぉーここでバイトできないんですか?」
『できますよ・・・多分。』
『ちょっとまってて!』
『パパー、きてー!』
大きい声はかわいいな・・・。
「なんだ?」
『バイトしたいらしいんだけど、いいよね?』
「え!?バイトしてくれるんですか?」
「実はちょうど募集してて・・・なかなかケーキ屋ってバイト来ないんですよ。」
マジで?ちょータイミングいいじゃん!
神様が、私とハルくんを引き付けたんじゃないかな?
「やります!やります!」
「明日からお願いできますか?」
「はい!毎日来ます!」
「助かります! じゃぁ明日からで!」
やったぁー!明日から毎日会えるじゃん!
しかも客としてではなく、同じ立場として!
その後、時給のはなしとか、仕事内容とかたくさんしゃべった。
『明日会おうね!』
「うん!バイバーイ!」
『バイバーイ!』
ってか、いつの間にか距離縮まってんだけど!
やったぁー。涙が出るほどうれしい・・・。
明日からたくさんしゃべろうね・・・・。
明日が楽しみ!
今日も星がきれいだなぁ~・・・
つづく