YNSA(山元式新頭針療法)による難病治療 難病改善人冨田祥史(とみたよしふみ)のぶろぐ -65ページ目

アトピー ⑦ 皮膚のバリア機能を保つには?

 

炎症が軽快して一見正常に見える皮膚も、組織学的には炎症細胞が残存し、再び炎症を引き起こしやすい状態にあります。

 

アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚はバリア機能が弱まり、水分が外へ出てしまっているため、乾燥しています。

乾燥した皮膚は、外部からの刺激物質が侵入しやすくなっています。

皮膚が乾燥していると、外部からの刺激を受け、かゆみを感じます。そこで掻いてしまうと、新たな傷が生じたり傷口が悪化して、皮膚の状態がさらに悪化します。掻いた刺激によりかゆみが増すため、また掻いてしまう‥という悪循環になってしまいます。

 

そこで重要になってくるのが正しいスキンケアです。

 

スキンケアの基本は、清潔な皮膚を保つための入浴と、皮膚のうるおいを保つための保湿です。
この2つを正しく行い、皮膚のバリア機能をしっかりと保持しましょう。

 

入浴として…

 

体を洗うときは、石鹸をしっかりと泡立てることが大切です。上手に泡立てるために、固形石鹸の場合には泡立てネットなどを使うことをおすすめします。時間がない方や泡立てが苦手な方には最初から泡状になったタイプの石鹸も便利です。

 

洗った後は、ぬるめのお湯で十分にすすぎ、しっかりと汚れと石鹸を洗い流しましょう。
石鹸が皮膚に残っていると、刺激になることがあります。

 

体が温まるとかゆみが起きやすくなるため、長時間お風呂につかることや、高温のお風呂につかることは避けましょう。

 

体をふくときは、タオルで体を包み込みおさえるようにします。こすらずに、やさしくふくことが大切です。

 

保湿として…

 

入浴すると、皮膚の脂分が洗い流されます。そのため、何もしない状態でいると、すぐに皮膚が乾燥してしまいます。入浴後、5分以内に保湿剤を塗りましょう。

 

目や耳の周りも忘れずに塗りましょう。
アトピー性皮膚炎の症状があるときはもちろん、症状がないときでも、日常的に保湿することが大切です。

 

 

アトピー ⑥ 合併症は?

 

合併症としては、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などのアレルギー疾患を発症することが多いです。

 

気管支喘息とは

発作的に咳や痰が出たり、ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音を伴って息苦しくなったりする疾患で、気道に慢性的な炎症が続き、さまざまな刺激に対して気道が敏感になることが原因で起こるといわれています。小児の場合、吸入性アレルゲン(ダニ、ペット、カビなど)をはじめとした、アレルゲンに対するアトピー反応が原因となっているケースが多くみられます。

 

アレルギー性鼻炎とは

くしゃみ、鼻みず(水様性)、鼻づまりといった症状が出る疾患。ダニやハウスダストなどが原因となって起こる通年性アレルギー性鼻炎と、スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、シラカバなどが原因となって起こる季節性アレルギー性鼻炎に分類されます。

アレルギー性結膜炎とは

白眼の部分(結膜)が炎症して赤く充血する、かゆみを感じる、目やに(眼脂)が出る、涙が出るなどの自覚症状がある場合、アレルギー性結膜疾患と診断されます。なかでも、顔にアトピー性皮膚炎がある人に起こる慢性的なアレルギー性結膜疾患を、アトピー性角結膜炎と呼ぶこともあります。

 

その他にも重要な合併症として、白内障、網膜剥離、などの眼疾患やウイルス感染を起こしやすくなります。

白内障とは

眼球の前部にある水晶体が白くにごる病気で、年齢を重ねることで発症しやすくなるため、老化現象のひとつとも考えられています。

網膜剥離とは

目のなかで最も重要な網膜が、なんらかの理由ではがれてしまう病気。黒い点や虫のようなものが見えたり、視野が欠けたり、視力が落ちたりするなどさまざまな症状が現れます。

カポジー水痘様発疹症とは

アトピー性皮膚炎のバリア機能が低下した肌に、ヘルペスウイルスが感染して起こります。ときに高い熱が出て、入院が必要なこともあります。

伝染性膿痂疹とは

細菌に感染して起こる病気。いわゆる「とびひ」です。子どもに多く発症し、夏場によくみられます。抗生物質の内服、外用が必要です。

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