プロフィット・ゾーン経営戦略
本書の要旨は以下の3点:
① どんなに栄えたビジネスモデルもいずれは成熟し、コモディティー化が進み、儲からなくなる。
つまり「プロフィット・ゾーン」が他の領域に動く。従って動く方向を正確に見定め、
「プロフィットゾーン」を見極め、自社のビジネスモデルを再構築する必要あり。
② 顧客のニーズは絶えず変化しているため、「プロフィット・ゾーン」が移動する。
従って動く方向を見定める為には、顧客中心の視点を徹底する必要がある。
③ 顧客への価値を増価させるだけでは片手落ち。自社の利益モデルを十分に検討する必要あり。
その為に22の利益モデルを紹介する(本当の詳細は次作「ザ・プロフィット」に引き継がれてる)
上記3つを簡単に一言で纏めると「盛者必衰の理はビジネスでも同じ。だからお客さんの意向に十分に
注意しましょう。でも言いなりになっても駄目だから、ちゃんと儲ける仕組みも考えましょう」だと思う。
これはこれで優れた正論だと思うし、本書はそれぞれのビジネスモデルの説明にコカ・コーラ、
ディズニー、GEなど企業の実例を用いて説明しているため、頭に入ってきやすい。
またお客さんのニーズと自社の利益はともすればどちらかに寄ってしまいがちなので、
バランスを思い起こす意味も含め、本書を時につけRevisitするのは有効だと思う。
良い意味で後日の「引き出し」を多く得られる良書だと思う。
※なお本書は次作の「ザ・プロフィット」と併せて読むと著者の意図がより伝わって理解が進む。
プロフィット・ゾーン経営戦略―真の利益中心型ビジネスへの革新/エイドリアン・J. スライウォツキー

¥2,520
Amazon.co.jp
① どんなに栄えたビジネスモデルもいずれは成熟し、コモディティー化が進み、儲からなくなる。
つまり「プロフィット・ゾーン」が他の領域に動く。従って動く方向を正確に見定め、
「プロフィットゾーン」を見極め、自社のビジネスモデルを再構築する必要あり。
② 顧客のニーズは絶えず変化しているため、「プロフィット・ゾーン」が移動する。
従って動く方向を見定める為には、顧客中心の視点を徹底する必要がある。
③ 顧客への価値を増価させるだけでは片手落ち。自社の利益モデルを十分に検討する必要あり。
その為に22の利益モデルを紹介する(本当の詳細は次作「ザ・プロフィット」に引き継がれてる)
上記3つを簡単に一言で纏めると「盛者必衰の理はビジネスでも同じ。だからお客さんの意向に十分に
注意しましょう。でも言いなりになっても駄目だから、ちゃんと儲ける仕組みも考えましょう」だと思う。
これはこれで優れた正論だと思うし、本書はそれぞれのビジネスモデルの説明にコカ・コーラ、
ディズニー、GEなど企業の実例を用いて説明しているため、頭に入ってきやすい。
またお客さんのニーズと自社の利益はともすればどちらかに寄ってしまいがちなので、
バランスを思い起こす意味も含め、本書を時につけRevisitするのは有効だと思う。
良い意味で後日の「引き出し」を多く得られる良書だと思う。
※なお本書は次作の「ザ・プロフィット」と併せて読むと著者の意図がより伝わって理解が進む。
プロフィット・ゾーン経営戦略―真の利益中心型ビジネスへの革新/エイドリアン・J. スライウォツキー

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孤独な時間をきちっと過ごすこと
FacebookのFriendの1人が次のような投稿をしていた。
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伸びる選手には共通点がある。それは、「孤独な時間をきちっと過ごせることだ」孤独に向かい合い、孤独と友達になり、孤独に打ち勝つ。1人で自分に向き合って、今なにが足りてくて、何をやるべきかを熟考しまくる。それが重要。 by 前ドラゴンズヘッドコーチ 森繁和
---------------------------
会社を興した今、自分にとって「孤独な時間をきちっと過ごすこと」は自分の将来を左右するほど
重要なインパクトを持つと思っている。特に「何をやるべきかを熟考しまくる」こと。
つまり目指すべき目標を定めること。
この目標を早期に見つけ出したい。
10年前、大企業の中で日々変化のない日常に飽きていた僕は、取り巻く環境をそして自分自身を
変える為、ビジネススクールに行くことを決めた。MBA留学は行ってからも結構大変なのだけど、
実は受験自体もすごく大変で、GMATのテスト対策の為に電話帳ほどの厚さの過去問を演習したり、
エッセイをネタ振り絞って書き続けるわけ。周りが飲みに行っている時や、出張帰りの新幹線の中で、
孤独にコツコツと作業を続けて、すごく大変だったけど、大きな目標に向かっている実感があったので、
最後までやり切れた。
「目標を設定した後の孤独」は大したことない。孤独にも簡単に打ち勝てる。
「目標を見つける前の孤独」が大変。でも考えてみれば僕も36歳。40代は不惑と言われる年代であり、
その前に自分の目標を設定できる機会があることはすごく幸運とすら言えるのかもしれない。
そう思えば孤独も怖くはない。一人でいろいろ考えて、残りの人生に打ち込む目標を見つけられれば、
と切に願っている。
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伸びる選手には共通点がある。それは、「孤独な時間をきちっと過ごせることだ」孤独に向かい合い、孤独と友達になり、孤独に打ち勝つ。1人で自分に向き合って、今なにが足りてくて、何をやるべきかを熟考しまくる。それが重要。 by 前ドラゴンズヘッドコーチ 森繁和
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会社を興した今、自分にとって「孤独な時間をきちっと過ごすこと」は自分の将来を左右するほど
重要なインパクトを持つと思っている。特に「何をやるべきかを熟考しまくる」こと。
つまり目指すべき目標を定めること。
この目標を早期に見つけ出したい。
10年前、大企業の中で日々変化のない日常に飽きていた僕は、取り巻く環境をそして自分自身を
変える為、ビジネススクールに行くことを決めた。MBA留学は行ってからも結構大変なのだけど、
実は受験自体もすごく大変で、GMATのテスト対策の為に電話帳ほどの厚さの過去問を演習したり、
エッセイをネタ振り絞って書き続けるわけ。周りが飲みに行っている時や、出張帰りの新幹線の中で、
孤独にコツコツと作業を続けて、すごく大変だったけど、大きな目標に向かっている実感があったので、
最後までやり切れた。
「目標を設定した後の孤独」は大したことない。孤独にも簡単に打ち勝てる。
「目標を見つける前の孤独」が大変。でも考えてみれば僕も36歳。40代は不惑と言われる年代であり、
その前に自分の目標を設定できる機会があることはすごく幸運とすら言えるのかもしれない。
そう思えば孤独も怖くはない。一人でいろいろ考えて、残りの人生に打ち込む目標を見つけられれば、
と切に願っている。
映画「The Great Debaters」を見て
映画「The Great Debaters」を見ました。
あらすじとしてはざっとこんな感じ。
------------------------
1929年、テキサスの黒人のための大学、Wiley Collegeが舞台である。デンゼル・ワシントンが扮するのは、実在の人物で、この大学のディベートチームのコーチだった英語教授のMelvin T. Tolson教授である。
Tolsonのスパルタ指導のもと、全戦全勝を誇るチームとなった。しかし、Tolson教授は大学で教鞭を取るだけでなく、地元の小作農民たちの労働組合の結成など、政治活動にも関与していたため、町の保安官からその身を狙われていた。
やがて仲間の1人はTolsonの政治的活動を理由にチームを去る。残った3人は、Tolson教授と共にさまざまな困難を乗り越え、やがてハーバード大学からディベート対戦の招待を受け、マサチューセッツ州ケンブリッジへ旅をすることになる・・・(抜粋)。
------------------------
映画自体の内容は、設定がいかにもという感じだったり、カメラワークにも俳優にも若干の不満がありましたが、僕はこの映画を見て、デンゼル・ワシントンの姿勢に改めて感銘を受けました。
今も昔も人種問題はアメリカでは非常にセンシティブな事で、このような映画への出演は結構リスクが
あったりします。特にヒスパニック系の移民の激増に伴い、2050年には人種マイノリティーになることが
予想されている白人の焦りは相当なもので、アカデミー賞を取り、大御所になったデンゼル・
ワシントンにとって一番安全なのはお気楽な娯楽映画に出演し続けることだと思うのですが、
こうした人種差別に真正面から取り組む姿勢は本当に尊敬します。
現在の地位に安住せずに、リスクを取って、キャリアを切り開いていく。みんなが理想とする姿だけど、
実践するのはすごく難しいことだと思います。そうした意味でもデンゼル・ワシントンは
現代社会の良いロール・モデルになっていると思います。
あらすじとしてはざっとこんな感じ。
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1929年、テキサスの黒人のための大学、Wiley Collegeが舞台である。デンゼル・ワシントンが扮するのは、実在の人物で、この大学のディベートチームのコーチだった英語教授のMelvin T. Tolson教授である。
Tolsonのスパルタ指導のもと、全戦全勝を誇るチームとなった。しかし、Tolson教授は大学で教鞭を取るだけでなく、地元の小作農民たちの労働組合の結成など、政治活動にも関与していたため、町の保安官からその身を狙われていた。
やがて仲間の1人はTolsonの政治的活動を理由にチームを去る。残った3人は、Tolson教授と共にさまざまな困難を乗り越え、やがてハーバード大学からディベート対戦の招待を受け、マサチューセッツ州ケンブリッジへ旅をすることになる・・・(抜粋)。
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映画自体の内容は、設定がいかにもという感じだったり、カメラワークにも俳優にも若干の不満がありましたが、僕はこの映画を見て、デンゼル・ワシントンの姿勢に改めて感銘を受けました。
今も昔も人種問題はアメリカでは非常にセンシティブな事で、このような映画への出演は結構リスクが
あったりします。特にヒスパニック系の移民の激増に伴い、2050年には人種マイノリティーになることが
予想されている白人の焦りは相当なもので、アカデミー賞を取り、大御所になったデンゼル・
ワシントンにとって一番安全なのはお気楽な娯楽映画に出演し続けることだと思うのですが、
こうした人種差別に真正面から取り組む姿勢は本当に尊敬します。
現在の地位に安住せずに、リスクを取って、キャリアを切り開いていく。みんなが理想とする姿だけど、
実践するのはすごく難しいことだと思います。そうした意味でもデンゼル・ワシントンは
現代社会の良いロール・モデルになっていると思います。
「武士道解題~ノーブレス・オブリージュとは」 by 李登輝
元台湾総統の李登輝の著作。その名も「武士道解題」を読みました。
ちなみにここで言う「武士道」とは新渡戸稲造の著作の事で、その古典を
現代日本への提言・叱咤激励の形で李登輝がまとめたものです。
本の内容は読めばわかるので、ここではこの本を読んで僕が感じたことに
Focusして書きたいと思います。
① 武士道の普遍性
新渡戸稲造は武士道を日本固有の道徳体系と置きましたが、その思想・哲学は時代や文化を超えて
通じるものだと強く感じました。例えば「義」。「義」とは両親、目上の者、目下の者、社会一般等に
負う義理を意味しているとの事です。それは義理といった侍固有の掟ではなく、
キリスト教においては「神との適切な関係」を表す概念とのこと。
その他にも「名誉」、「勇」などはそのまま西洋の騎士道に通じます。
洋の東西を超える普遍性を持つ「武士道」をきちんと理解しておくこと、それは日本固有の文化の
学習ではなく、国際社会で通用するメンタリティーの地ならしではないでしょうか。
グローバリゼーションが進む過程で、ともすれば日本古来のものが低く見られがちですが、
日本人としてのアイデンティティーというか思想の拠り所を確立しておくことは国際社会では
重要だと思うし、それが普遍的な価値を含むのであれば「武士道」はむしろ必修の本だと思います。
米国の大学では哲学や政治哲学のクラスで古代ギリシャ思想家(プラトン、アリストテレスなど)
から始まり、ヨーロッパの思想家(ロック、ミル、ルソー、マルクスなど)を重点的に学びます。
この中で唯一東洋からエントリーしていたものが、孫子です。大概クラウゼビッツの戦争論と
ペアで学びます。僕は「武士道」はこうした古典たちと並び立つものだと思います。
② 世界のエリートと日本のエリートとの差
この本で披露される李登輝の知識は膨大です。圧倒的な読書量に支えられた知識と自信が
すごく強く表れてます。で、世界のエリートと日本のエリートを比較した時、僕が思う一番明確な
差分がこの読書量なのです。
僕が出会った世界のエリート達はとにかく読書量が多かったし、そのカバー範囲が
多岐にわたってました。例えば歴史はツキジデスに始まり、太平洋戦争までとにかくよく本を
読んでいて、議論になると圧倒的な知識量の差になすすべもなかったのを強烈に覚えてます。
それだけでなく、例えば日本の部落差別の本なども読んでおり(Burakuとちゃんと発音してました)、
社会問題などにも関心を寄せ、本を読みこんでいたのを見て度肝を抜かれました。
こうした読書を通じて、彼らは自分の価値観というものを強く持っていました。
そして議論を通じて、絶えずその価値観を磨いていく。良いものはすぐ吸収し、
悪いものを捨てるのも早いです。日本のエリートが世界レベルに至れないケースが多いのも
こうした個人での価値観のレベル差があると思います。
「武士道」の概念とは直接は無関係ですが、李登輝の膨大な知識にこんなことを考えてしまいました。
③ 「武士道」の今後
「武士道」を読んだ人は現在の日本ではそんなに多くないと思います。でも、道徳体系としての
「武士道」はやはり日本人の心に深く刻まれていると思います。例えば3.11。あの時に日本人の
取った毅然とした行動は間違いなく「武士道」の言う所の「仁」や「誠」「礼」と言ったものだった
と思ってます。僕らは特に意識することなく、それが「義」と信じてあの時、行動を起こしたわけで、
新渡戸稲造が言っているように「仮に武士道が単なる物理力だったとしても、過去700年にその獲得
したる運動量はそんなに急に停止するを得ない」。
「武士道」で強調されている徳を積むことは、グローバル社会で生きる現代の日本人にも
完璧に通用すると思います。そしてその道徳体系が如実に証明された3.11での日本人の
行動は世界に賞賛を受けたし、僕らはもっと誇っても良いはず。日本人としてのアイデンティティーを
再確認しつつ、異文化間の交流に耐えうるメンタリティーを磨く。「武士道」や「武士道解題」
はそんな本だと思いました。
「武士道」解題―ノーブレス・オブリージュとは (小学館文庫)/小学館

¥630
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ちなみにここで言う「武士道」とは新渡戸稲造の著作の事で、その古典を
現代日本への提言・叱咤激励の形で李登輝がまとめたものです。
本の内容は読めばわかるので、ここではこの本を読んで僕が感じたことに
Focusして書きたいと思います。
① 武士道の普遍性
新渡戸稲造は武士道を日本固有の道徳体系と置きましたが、その思想・哲学は時代や文化を超えて
通じるものだと強く感じました。例えば「義」。「義」とは両親、目上の者、目下の者、社会一般等に
負う義理を意味しているとの事です。それは義理といった侍固有の掟ではなく、
キリスト教においては「神との適切な関係」を表す概念とのこと。
その他にも「名誉」、「勇」などはそのまま西洋の騎士道に通じます。
洋の東西を超える普遍性を持つ「武士道」をきちんと理解しておくこと、それは日本固有の文化の
学習ではなく、国際社会で通用するメンタリティーの地ならしではないでしょうか。
グローバリゼーションが進む過程で、ともすれば日本古来のものが低く見られがちですが、
日本人としてのアイデンティティーというか思想の拠り所を確立しておくことは国際社会では
重要だと思うし、それが普遍的な価値を含むのであれば「武士道」はむしろ必修の本だと思います。
米国の大学では哲学や政治哲学のクラスで古代ギリシャ思想家(プラトン、アリストテレスなど)
から始まり、ヨーロッパの思想家(ロック、ミル、ルソー、マルクスなど)を重点的に学びます。
この中で唯一東洋からエントリーしていたものが、孫子です。大概クラウゼビッツの戦争論と
ペアで学びます。僕は「武士道」はこうした古典たちと並び立つものだと思います。
② 世界のエリートと日本のエリートとの差
この本で披露される李登輝の知識は膨大です。圧倒的な読書量に支えられた知識と自信が
すごく強く表れてます。で、世界のエリートと日本のエリートを比較した時、僕が思う一番明確な
差分がこの読書量なのです。
僕が出会った世界のエリート達はとにかく読書量が多かったし、そのカバー範囲が
多岐にわたってました。例えば歴史はツキジデスに始まり、太平洋戦争までとにかくよく本を
読んでいて、議論になると圧倒的な知識量の差になすすべもなかったのを強烈に覚えてます。
それだけでなく、例えば日本の部落差別の本なども読んでおり(Burakuとちゃんと発音してました)、
社会問題などにも関心を寄せ、本を読みこんでいたのを見て度肝を抜かれました。
こうした読書を通じて、彼らは自分の価値観というものを強く持っていました。
そして議論を通じて、絶えずその価値観を磨いていく。良いものはすぐ吸収し、
悪いものを捨てるのも早いです。日本のエリートが世界レベルに至れないケースが多いのも
こうした個人での価値観のレベル差があると思います。
「武士道」の概念とは直接は無関係ですが、李登輝の膨大な知識にこんなことを考えてしまいました。
③ 「武士道」の今後
「武士道」を読んだ人は現在の日本ではそんなに多くないと思います。でも、道徳体系としての
「武士道」はやはり日本人の心に深く刻まれていると思います。例えば3.11。あの時に日本人の
取った毅然とした行動は間違いなく「武士道」の言う所の「仁」や「誠」「礼」と言ったものだった
と思ってます。僕らは特に意識することなく、それが「義」と信じてあの時、行動を起こしたわけで、
新渡戸稲造が言っているように「仮に武士道が単なる物理力だったとしても、過去700年にその獲得
したる運動量はそんなに急に停止するを得ない」。
「武士道」で強調されている徳を積むことは、グローバル社会で生きる現代の日本人にも
完璧に通用すると思います。そしてその道徳体系が如実に証明された3.11での日本人の
行動は世界に賞賛を受けたし、僕らはもっと誇っても良いはず。日本人としてのアイデンティティーを
再確認しつつ、異文化間の交流に耐えうるメンタリティーを磨く。「武士道」や「武士道解題」
はそんな本だと思いました。
「武士道」解題―ノーブレス・オブリージュとは (小学館文庫)/小学館

¥630
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今年、特に心掛けること (非業務)
GW中は纏まった時間が取れるので、あれこれ考えています。
で、その中で今年非業務の目標と言うか、心がけていくことを
幾つか書き連ねてみました。いわば、私生活での目標設定です。
業務目標の設定は別途します。
① 朝6時に起床、8時には業務開始
DI時代、僕は7時にはオフィスに来てました(帰宅は夜3~4時でしたが。。。)
朝型の方が僕にとって、特に熟考系の業務をする時はパフォーマンスが上がる事を
朝型生活をやってみて実感したからです。周りを見ても優秀なコンサルタントほど
朝早く出社して業務に勤しんでいた記憶があります。
ところが、以前のクライアントが夜型だったせいもあり、酷い時は朝10時起床と
いうような生活がしばらく続いてました。
今は起業してSOHOです。SOHOは自堕落になるといくらでもなれます。
自分を律する意味でも朝型の生活は徹底していきたいです。
※ちなみに朝8時までの間はランニング(最初はゆったりウォーキング)の
時間として取ってます。
② 週1回の読書、レビュー掲載
(一部の方に?)好評を頂いている読書記ですが、どんなに多忙でも週1冊のペースは
守っていきたいと思ってます。ジャンルは特に問わず、ビジネス、文学、政治経済、
エッセイ、歴史など幅広く読んでいきたいと思ってます。週1冊という事は52冊。
ストックは52冊の半分の25冊~30冊くらいは積み上がっていると思いますので十分あります。
③ あいさつ
いきなり社会人1年生レベルの話ですが、ある意味、初心からスタートなのも事実。
あいさつをちゃんとすると自分も気持ちよくなって物事に臨めるので、ビジネスや
人間関係での相乗効果が望めると思ってます。
と、3つの非業務系の目標を立ててみましたが、ベースの考え方として「物事に気持ちよく
取り組めるようにする」というのがあり、それを助ける目標設定をしました。
今年1年、充実した年に出来るようにちゃんと立てた目標は守るよう頑張っていきたいと思います。
で、その中で今年非業務の目標と言うか、心がけていくことを
幾つか書き連ねてみました。いわば、私生活での目標設定です。
業務目標の設定は別途します。
① 朝6時に起床、8時には業務開始
DI時代、僕は7時にはオフィスに来てました(帰宅は夜3~4時でしたが。。。)
朝型の方が僕にとって、特に熟考系の業務をする時はパフォーマンスが上がる事を
朝型生活をやってみて実感したからです。周りを見ても優秀なコンサルタントほど
朝早く出社して業務に勤しんでいた記憶があります。
ところが、以前のクライアントが夜型だったせいもあり、酷い時は朝10時起床と
いうような生活がしばらく続いてました。
今は起業してSOHOです。SOHOは自堕落になるといくらでもなれます。
自分を律する意味でも朝型の生活は徹底していきたいです。
※ちなみに朝8時までの間はランニング(最初はゆったりウォーキング)の
時間として取ってます。
② 週1回の読書、レビュー掲載
(一部の方に?)好評を頂いている読書記ですが、どんなに多忙でも週1冊のペースは
守っていきたいと思ってます。ジャンルは特に問わず、ビジネス、文学、政治経済、
エッセイ、歴史など幅広く読んでいきたいと思ってます。週1冊という事は52冊。
ストックは52冊の半分の25冊~30冊くらいは積み上がっていると思いますので十分あります。
③ あいさつ
いきなり社会人1年生レベルの話ですが、ある意味、初心からスタートなのも事実。
あいさつをちゃんとすると自分も気持ちよくなって物事に臨めるので、ビジネスや
人間関係での相乗効果が望めると思ってます。
と、3つの非業務系の目標を立ててみましたが、ベースの考え方として「物事に気持ちよく
取り組めるようにする」というのがあり、それを助ける目標設定をしました。
今年1年、充実した年に出来るようにちゃんと立てた目標は守るよう頑張っていきたいと思います。
今のお客さんに集中するということ
会社設立する時って、色んな人から激励の言葉とか頂いたりして、
心地よさから長期的な事業の方向性とか、ビジョンとか考えたりします。
勿論不安もいっぱいあって、軽く躁鬱状態になるのですが。。
でも先日ある方から頂いたアドバイスが僕を一気に現実に引き戻しました。
「まず今のお客さんに喜んでもらえるような仕事をしろよ。それもしないで
長期戦略とか本末転倒だよ」
そう。これ絶対に正しいと思います。僕は「未来は現在の延長線上にしか存在しない」
と思っているので、今ベスト尽くさずに明るい未来は無いと思ってます。
そして今の僕には本当に遣り甲斐のあるお客さん達がいます。
このお客さん達の為にベストを尽くす事、それが昨日定めたビジョンにも合致するし、
僕の将来を切り開いていってくれるのだと思います。
早速明日も、打ち合わせです。
心地よさから長期的な事業の方向性とか、ビジョンとか考えたりします。
勿論不安もいっぱいあって、軽く躁鬱状態になるのですが。。
でも先日ある方から頂いたアドバイスが僕を一気に現実に引き戻しました。
「まず今のお客さんに喜んでもらえるような仕事をしろよ。それもしないで
長期戦略とか本末転倒だよ」
そう。これ絶対に正しいと思います。僕は「未来は現在の延長線上にしか存在しない」
と思っているので、今ベスト尽くさずに明るい未来は無いと思ってます。
そして今の僕には本当に遣り甲斐のあるお客さん達がいます。
このお客さん達の為にベストを尽くす事、それが昨日定めたビジョンにも合致するし、
僕の将来を切り開いていってくれるのだと思います。
早速明日も、打ち合わせです。
新会社設立に当たって
この度、新会社を設立しました。
名前は「株式会社西原エネルギー」。
http://www.nishihara-energy.com/
クリーンテック関連のインキュベーション会社です。
元来無精者の僕はビジョンとか後付けで良いじゃん、と放ったらかしにしてたのですが、
やっぱり行動指針とかあったほうが良い(正直告白すると不安が鎮まる)ので
GWということもあり、良い機会なのでざくっと決めておこうと思い、決めました。
3つの原則から成り立ってます。
① 信義則
僕は会社は信用が第一だと思ってます。特にベンチャーはこれが鉄則。
多くの人にとって、この信用第一は特に驚くものではないと思います。
でもキャッシュと天秤にかけた場合はどうでしょうか?ベンチャーでこの事が切実な問題なのは、
まさに資金繰り危機と常に向かい合っているからです。そんな状況下で信義則を貫くのは
非常に難しいです。でも僕は実際にクライアント先企業で実践できました。
預金残高が100万を切る状況下では非常に厳しかったけど、社長の方と僕の間では
「信義則 > キャッシュで行きましょう」と申し合わせてたので何とか乗り切ることが出来ました。
でも自分に厳しくジャッジするならば、それが出来たのは「他人の金」だったから。
「自分の金」が焦点になっている中で果たして信義則を貫けるでしょうか?
正直不安です。だからこそこれを新会社の3つの原則の第一に置きます。
新会社にとってこれは僕個人が担保すべきもの。
「高橋さんは信用できるよ」とお客さんから一日も早く言われるように頑張ります。
② 社会的意義
シンプルに言うと、「世間の人に言うの躊躇う事業はしない、手を貸さない」という事だと思います。僕のクリーンテックの原点はやはり3.11です。クリーンテックはビジネスの観点からも巨大市場だと
思っているけど、社会的意義の観点からもクリーンテックに関わっていることを誇らしく思ってます。
③ グローバル
僕は高校卒業後、海外に出ました。そこで国際政治を学び、また大学院に戻り、MBAを取りました。
その僕にとって英語ができること、海外の人と文化の壁を越えてコミュニケーションを取れること、
これらの事は素直に僕の強みだと誇って良いと思ってます。僕の留学の原点は「太平洋の架け橋」
でした。だから新会社でもこの点を強く意識していきたいと思ってます。
特にクリーンテックは絶対に国産の技術だけでは成り立たないし、
市場は本当にグローバルになってます。世界中の優れた技術を導入して、スマートグリッドを
世界に先駆けて立ち上げることが「陽はまた昇る」ために必要な事だと思ってます。
僕は少しでもその動きに貢献したい。だからこそ「日本のクリーンテック・ベンチャーを世界へ、世界のクリーンテック・ベンチャーを日本へ」というモットーの下、グローバルにやっていきたいです。
と、ざっと3つ作ってみました。で、この3つの原則を大事にしながらビジネスを作っていきたいです。
この「ビジネス」という点も僕は拘りたい。つまりちゃんと利益を取るということです。
新会社はNPOじゃないし、僕はビジネスマンです。最後にこの点を意識しながら、
ビジョンを両手に掲げて頑張って行きたいと思います。
名前は「株式会社西原エネルギー」。
http://www.nishihara-energy.com/
クリーンテック関連のインキュベーション会社です。
元来無精者の僕はビジョンとか後付けで良いじゃん、と放ったらかしにしてたのですが、
やっぱり行動指針とかあったほうが良い(正直告白すると不安が鎮まる)ので
GWということもあり、良い機会なのでざくっと決めておこうと思い、決めました。
3つの原則から成り立ってます。
① 信義則
僕は会社は信用が第一だと思ってます。特にベンチャーはこれが鉄則。
多くの人にとって、この信用第一は特に驚くものではないと思います。
でもキャッシュと天秤にかけた場合はどうでしょうか?ベンチャーでこの事が切実な問題なのは、
まさに資金繰り危機と常に向かい合っているからです。そんな状況下で信義則を貫くのは
非常に難しいです。でも僕は実際にクライアント先企業で実践できました。
預金残高が100万を切る状況下では非常に厳しかったけど、社長の方と僕の間では
「信義則 > キャッシュで行きましょう」と申し合わせてたので何とか乗り切ることが出来ました。
でも自分に厳しくジャッジするならば、それが出来たのは「他人の金」だったから。
「自分の金」が焦点になっている中で果たして信義則を貫けるでしょうか?
正直不安です。だからこそこれを新会社の3つの原則の第一に置きます。
新会社にとってこれは僕個人が担保すべきもの。
「高橋さんは信用できるよ」とお客さんから一日も早く言われるように頑張ります。
② 社会的意義
シンプルに言うと、「世間の人に言うの躊躇う事業はしない、手を貸さない」という事だと思います。僕のクリーンテックの原点はやはり3.11です。クリーンテックはビジネスの観点からも巨大市場だと
思っているけど、社会的意義の観点からもクリーンテックに関わっていることを誇らしく思ってます。
③ グローバル
僕は高校卒業後、海外に出ました。そこで国際政治を学び、また大学院に戻り、MBAを取りました。
その僕にとって英語ができること、海外の人と文化の壁を越えてコミュニケーションを取れること、
これらの事は素直に僕の強みだと誇って良いと思ってます。僕の留学の原点は「太平洋の架け橋」
でした。だから新会社でもこの点を強く意識していきたいと思ってます。
特にクリーンテックは絶対に国産の技術だけでは成り立たないし、
市場は本当にグローバルになってます。世界中の優れた技術を導入して、スマートグリッドを
世界に先駆けて立ち上げることが「陽はまた昇る」ために必要な事だと思ってます。
僕は少しでもその動きに貢献したい。だからこそ「日本のクリーンテック・ベンチャーを世界へ、世界のクリーンテック・ベンチャーを日本へ」というモットーの下、グローバルにやっていきたいです。
と、ざっと3つ作ってみました。で、この3つの原則を大事にしながらビジネスを作っていきたいです。
この「ビジネス」という点も僕は拘りたい。つまりちゃんと利益を取るということです。
新会社はNPOじゃないし、僕はビジネスマンです。最後にこの点を意識しながら、
ビジョンを両手に掲げて頑張って行きたいと思います。
2011年の抱負
随分しばらく振りになりますが、新年の抱負とともに今年もよろしくお願いいたします。
さて、今年の抱負ですが、仕事面で行くと、やはり現在の支援先のプロジェクトを成功に
導くことに尽きるでしょう。この場合、調達→プロジェクト・マネジメント→売上拡大までの
一連のプロセス全体を成功と定義します。非常に難易度は高いですが、ここでの成功体験は
僕の30代のキャリア設計において重要な位置づけになると思うので、ここは全力で進むのみです。
では、この成功を掴むために、個人として何に留意すれば良いのか?その点を今年の具体的な
行動目標としたいと思ってます。で、その行動目標ですが、原点回帰として次の3点に決めました。
それぞれの振り返りもしながら、目標設定したいと思います。
1)レスポンスに気をつける
→ここは一番出来なかった点です。特に年後半いろいろ緊張感が高まるにつれ、
お客さんにも失礼なレスポンスになってしまった場面が何度もありました。
直接の相手以外にも、周囲から「常に見られている」という事を忘れずに、
適切なレスポンスを返したいと思います。
"RESPONSIBILITYとは、RESPONSE+ABILITY=反応の能力
たとえ外からの入力がどんなに理不尽であっても、それを受けとめてから
のアウトプットは自分の責任である。殴られた瞬間に殴り返しているのは、
自分の価値観を通していない単なるリアクション”この言葉をもう一度確認したいです。
2)笑顔を忘れない
→前述のごとく、年後半になるにつれ、プレッシャーから眉間に皺が寄っている場面が
多かったです。苦しい時ほど笑顔を「作る」、ベストを尽くす。こうした事が時間を経て
その人の「信用」になってくるんだと思います。
3)周囲の状況・感情に留意
→僕は30代の目標として「周囲を率いて成功体験を持つ」を掲げました。
その為に「率いる」のを前面に押し出すのではなく(それは結果として)、
「周囲に支持される」ということを重きを置こうと思いました。
ただ振り返りとしては全く出来なかったと言わざるを得ません。
原因はやはり謙虚さが足りなかったのだと思います。自分の感情、都合を強く押し出し
過ぎてしまった。「もっと謙虚であれ」。これが出来れば、周囲の状況・感情にもっと
配慮でき、結果として周囲の支持ももっと受けやすくなると思います。
以上、ざっと今年の抱負を書き連ねました。言うには易く、成すには難し。
適宜振り返りつつ、2011年も頑張っていきたいと思ってます。
さて、今年の抱負ですが、仕事面で行くと、やはり現在の支援先のプロジェクトを成功に
導くことに尽きるでしょう。この場合、調達→プロジェクト・マネジメント→売上拡大までの
一連のプロセス全体を成功と定義します。非常に難易度は高いですが、ここでの成功体験は
僕の30代のキャリア設計において重要な位置づけになると思うので、ここは全力で進むのみです。
では、この成功を掴むために、個人として何に留意すれば良いのか?その点を今年の具体的な
行動目標としたいと思ってます。で、その行動目標ですが、原点回帰として次の3点に決めました。
それぞれの振り返りもしながら、目標設定したいと思います。
1)レスポンスに気をつける
→ここは一番出来なかった点です。特に年後半いろいろ緊張感が高まるにつれ、
お客さんにも失礼なレスポンスになってしまった場面が何度もありました。
直接の相手以外にも、周囲から「常に見られている」という事を忘れずに、
適切なレスポンスを返したいと思います。
"RESPONSIBILITYとは、RESPONSE+ABILITY=反応の能力
たとえ外からの入力がどんなに理不尽であっても、それを受けとめてから
のアウトプットは自分の責任である。殴られた瞬間に殴り返しているのは、
自分の価値観を通していない単なるリアクション”この言葉をもう一度確認したいです。
2)笑顔を忘れない
→前述のごとく、年後半になるにつれ、プレッシャーから眉間に皺が寄っている場面が
多かったです。苦しい時ほど笑顔を「作る」、ベストを尽くす。こうした事が時間を経て
その人の「信用」になってくるんだと思います。
3)周囲の状況・感情に留意
→僕は30代の目標として「周囲を率いて成功体験を持つ」を掲げました。
その為に「率いる」のを前面に押し出すのではなく(それは結果として)、
「周囲に支持される」ということを重きを置こうと思いました。
ただ振り返りとしては全く出来なかったと言わざるを得ません。
原因はやはり謙虚さが足りなかったのだと思います。自分の感情、都合を強く押し出し
過ぎてしまった。「もっと謙虚であれ」。これが出来れば、周囲の状況・感情にもっと
配慮でき、結果として周囲の支持ももっと受けやすくなると思います。
以上、ざっと今年の抱負を書き連ねました。言うには易く、成すには難し。
適宜振り返りつつ、2011年も頑張っていきたいと思ってます。
今後15年の方向性
ネット家電の業界に身を置いていると、ネットひいてはITの本質について随分考えさせられます。
僕なりの解釈としては「IT革命の本質」とは「情報取得のコストを下げた事」だと思います。
故に今まで知り得なかった、もしくは知るのに苦労した情報を一般消費者が簡単に集められるように
なった。であるが故に「製造者から消費者へのパワーシフト」が起こった。
ここまではよく言われる議論です。
で、ここから自分のビジネス領域に影響してくる事に関して自分なりに
纏めてみようと思います。つまり「モノを出すまでのプロセス」に関する考察です。
先ず「情報取得のコストが下がった」と言う事に
関して2つの示唆があると思ってます。
1つ目。「開発プロセスが変わった」。永らく日本の栄華を支えた「ものづくり」に
関して徒弟制度による「暗黙知」や「設計思想」の様なものが重要な資産であり、
故に企業はそれらをブラックボックス化してきました。IT革命によりそれが変わりつつあります。
例えばLinuxやAndroidは企業の固有の資産ではなく、「世界中の開発者の資産」です。
実際の開発プロセスにおいて技術者達はネットなどで意見を交換し合い、
課題解決に勤しんでいます。つまり「暗黙知」や「設計思想」などかつて企業内に
閉じ込められていたものが、開発者の共有の資産となりつつあるわけです。
勿論個別の商品設計に関しては各エンジニアの個別スキルによるものです。
しかし彼らが知識のデータベースを共有できるようになった、ものづくりが
企業内ノウハウを超え、企業間共同作業になったという点を強く感じます。
これは長期的視点で見ると企業の技術力を均一化させるベクトルの力となると思います。
2つ目。「一個人が積極的に情報発信するようになった」が故に「個人のニーズを直接的に
企業が得られるようになった」。その昔、B to BとB to Cの一番の違いは「コミュニケー
ションチャネルの違い」と言われてました。B to Bはお客に直接ニーズを聞けるが、
B to Cはマスであるが故に個人の意見を直接聞けない、と言う事です。
これは今もある程度真実ですが、かなり変わり始めてます。
ブログやTwitterなどソーシャルメディアはその一例です。
例えばブログとかは意見を整理して書く性質があるゆえ、全体としてマイルドになりがちです。
でも人間は一瞬一瞬では結構悪態を付く事があり、Twitterなどではよりユーザーの本当の
声が聞ける傾向にあるのも事実です。IT革命により消費者の声が過去の時代より直接聞けるように
なり逆にそれをしないと全く売れなくなる時代ももう直ぐそこまで来ていると思います。
随分前置きが長くなりましたが、この2つの大きなトレンドというか時代の変遷は
ネット家電業界に大きな示唆を持っていると思います。僕は強く思っているのですが、
開発者同士は既に企業の垣根を越えて協力し合っているのに企業と消費者は未だ
協力し合えないのでしょうか?勿論既にいくつもの共同プロデュースの例はあります。
でも家電の業界ではついぞ聞いた事がありません。開発者同士の繋がりは企業の枠を
超えて太くなっているのに。勿論、商品企画担当者はユーザーに直接触れあい
インスピレーションを得るために日々頑張っていると思います。でもそれは、
あくまでも企画者、ひいては企業にとっての示唆を得るためであって、開発プロセスに
消費者は関与できません。あくまでコンセプト作りの示唆出しの役割。
これはやはり家電業界が永らくサプライヤーズ・ロジックに行脚していた事が大きな
背景としてあると思います。開発者同士の繋がりはあるけど、それは同じサプライヤー同士の
繋がりです。でもIT革命によりどんどん時代は消費者の姿勢は変化しています。
「情報取得が容易になったが故に消費者は自分の意見を積極的に発信し、それが実現される事
に満足を感じる」のではないのでしょうか?消費者にパワーが移った。この考察が真実だからこそ
従来の大量生産から多品種小ロットに時代が推移してきているのだと思います。
だからこそ僕は「モノを出すまでのプロセス」に消費者を積極的に参画させるべきだと思います。
「提案型の商品開発」から「共同開発」へ。消費者の声を真に製品に反映させる。
それは開発プロセスに参加させ、様々な技術的制約の中での意思決定を共有させてこそ
成り立つと思います。
そしてそれはネットの本質「情報収集のコストが下がった故に消費者のパワーが増大した」から
考えると合理的な手段だと思います。個人の力から集団の力へ。それこそがネットの本質だと
思います。Steve Jobsは恐らく「個人の時代の最後の英雄」と呼ばれる時代が来ると思ってます。
僕なりの解釈としては「IT革命の本質」とは「情報取得のコストを下げた事」だと思います。
故に今まで知り得なかった、もしくは知るのに苦労した情報を一般消費者が簡単に集められるように
なった。であるが故に「製造者から消費者へのパワーシフト」が起こった。
ここまではよく言われる議論です。
で、ここから自分のビジネス領域に影響してくる事に関して自分なりに
纏めてみようと思います。つまり「モノを出すまでのプロセス」に関する考察です。
先ず「情報取得のコストが下がった」と言う事に
関して2つの示唆があると思ってます。
1つ目。「開発プロセスが変わった」。永らく日本の栄華を支えた「ものづくり」に
関して徒弟制度による「暗黙知」や「設計思想」の様なものが重要な資産であり、
故に企業はそれらをブラックボックス化してきました。IT革命によりそれが変わりつつあります。
例えばLinuxやAndroidは企業の固有の資産ではなく、「世界中の開発者の資産」です。
実際の開発プロセスにおいて技術者達はネットなどで意見を交換し合い、
課題解決に勤しんでいます。つまり「暗黙知」や「設計思想」などかつて企業内に
閉じ込められていたものが、開発者の共有の資産となりつつあるわけです。
勿論個別の商品設計に関しては各エンジニアの個別スキルによるものです。
しかし彼らが知識のデータベースを共有できるようになった、ものづくりが
企業内ノウハウを超え、企業間共同作業になったという点を強く感じます。
これは長期的視点で見ると企業の技術力を均一化させるベクトルの力となると思います。
2つ目。「一個人が積極的に情報発信するようになった」が故に「個人のニーズを直接的に
企業が得られるようになった」。その昔、B to BとB to Cの一番の違いは「コミュニケー
ションチャネルの違い」と言われてました。B to Bはお客に直接ニーズを聞けるが、
B to Cはマスであるが故に個人の意見を直接聞けない、と言う事です。
これは今もある程度真実ですが、かなり変わり始めてます。
ブログやTwitterなどソーシャルメディアはその一例です。
例えばブログとかは意見を整理して書く性質があるゆえ、全体としてマイルドになりがちです。
でも人間は一瞬一瞬では結構悪態を付く事があり、Twitterなどではよりユーザーの本当の
声が聞ける傾向にあるのも事実です。IT革命により消費者の声が過去の時代より直接聞けるように
なり逆にそれをしないと全く売れなくなる時代ももう直ぐそこまで来ていると思います。
随分前置きが長くなりましたが、この2つの大きなトレンドというか時代の変遷は
ネット家電業界に大きな示唆を持っていると思います。僕は強く思っているのですが、
開発者同士は既に企業の垣根を越えて協力し合っているのに企業と消費者は未だ
協力し合えないのでしょうか?勿論既にいくつもの共同プロデュースの例はあります。
でも家電の業界ではついぞ聞いた事がありません。開発者同士の繋がりは企業の枠を
超えて太くなっているのに。勿論、商品企画担当者はユーザーに直接触れあい
インスピレーションを得るために日々頑張っていると思います。でもそれは、
あくまでも企画者、ひいては企業にとっての示唆を得るためであって、開発プロセスに
消費者は関与できません。あくまでコンセプト作りの示唆出しの役割。
これはやはり家電業界が永らくサプライヤーズ・ロジックに行脚していた事が大きな
背景としてあると思います。開発者同士の繋がりはあるけど、それは同じサプライヤー同士の
繋がりです。でもIT革命によりどんどん時代は消費者の姿勢は変化しています。
「情報取得が容易になったが故に消費者は自分の意見を積極的に発信し、それが実現される事
に満足を感じる」のではないのでしょうか?消費者にパワーが移った。この考察が真実だからこそ
従来の大量生産から多品種小ロットに時代が推移してきているのだと思います。
だからこそ僕は「モノを出すまでのプロセス」に消費者を積極的に参画させるべきだと思います。
「提案型の商品開発」から「共同開発」へ。消費者の声を真に製品に反映させる。
それは開発プロセスに参加させ、様々な技術的制約の中での意思決定を共有させてこそ
成り立つと思います。
そしてそれはネットの本質「情報収集のコストが下がった故に消費者のパワーが増大した」から
考えると合理的な手段だと思います。個人の力から集団の力へ。それこそがネットの本質だと
思います。Steve Jobsは恐らく「個人の時代の最後の英雄」と呼ばれる時代が来ると思ってます。
旧年の振り返り
新年明けましておめでとうございます。
旧年は色々とお世話になりました。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて数ヶ月ぶりのエントリーとなります。
この間何をしていたかと言うと、単純に仕事が忙しすぎて
ブログ書く暇が無かった、そしてTwitterをちょっとつまみ食いしていた、
の2点となります(ちなみに僕のTwitterアカウントはこちら → http://twitter.com/yt25)
先ずは昨年の振り返りから。
今のプロジェクトに携わって早1年。ようやく年末に製品を発売する事ができました。
この会社は今後必ず波がやってくると思われるネット家電中心の開発・販売を
手掛ける企業でこのブログ上でも何度か取り上げてきましたが、1年の開発を
経てようやく発売できた感慨は一潮です。
幾つかあります。
先ずは開発。製品を送り出す。これって本当に大変な事です。
特にハードウェアは設計、テスト、生産準備、生産といった一連の
イベントがあり大企業では数百人でこれらを回しています。僕らはこれをごく少人数で回せた。
これはやっぱりチームワークの賜物だと思います。
この中でも僕がPM的な役割でエンジニアと一緒に立ち上げられた事は
自分のキャリアの中でもスキル面のみならず、リーダーシップ、人との接し方など
ソフト面でも非常に大きな学びとなりました。やっぱ後者の方が大きいかな。
物事は1人では成し得ません。特にビジネスは。実際に開発で一番ネックだったのは
エンジニアの各担当パートの境界線だったわけで、「ここはAさんが確認してくれていると
思った」とかは良く有る話。ここをうまくケアしながら、チームの雰囲気がギクシャク
しないように管理する事はマネジメントの基礎かつ一番難しいところです。
勿論、「こうすれば良かった」「もっと効率よく出来た」とかいう後悔はありますが、
とにもかくにも「出せた事」。日々変わる(本当に状況が良く変わりました)諸々の
開発リスクに対し、判断を間違えなかったことは、今振り返ってもポジティブに捉えてますし、
なにより、この「出せた事」という成功体験は僕の中ではやっぱり自信になりました。
次に「今やれる事を今すぐやる事」の重要性を実体験できた事。
ビジネスでは良く「黄金の戦略」とか「起死回生の打ち手」とか聞きますが、
(恐らく実際にあるのでしょうが)、ほとんどの物事・結果は今いるパスの
延長上に存在します。例えば開発。上流での設計をサボると、そのツケは
必ず後で来ます。大きな利子が付いて。開発以外にもビジネス全般でこの事は
言えると思います。結果は今のパスの延長線上に帰趨する。
つまり今あるタスクを1つ1つ慎重に細心の注意を払って進めなければ
結果は付いてこない、ということを身をもって経験しました。
イチローの名言に「1つ1つの積み重ねがとんでもない所に行ける唯一の道」というのが
あります。この事を実体験として得れた事。本当に大きいと思ってます。
3つ目。ビジネスに終わりなし。
発売は名乗りを上げただけ。これを売ってCF回して初めてビジネスが成立します。
事実、不良問題やそれに伴う納期問題、更には思ったより売りが伸びない、という
現状と向き合っています。散々苦労して発売して、次のフェーズではこれらの苦労と向き合う。
大変です。でも「作れば売れる時代」は昔の話。ベンチャーは新しい価値を提供するのが
宿命であるが故に投入する製品やサービスは常に抵抗にあるのも最初から分かっている事。
これを超えてこそ本物です。そして困難を乗り越えられるかどうかは、スキルとか戦略とか
も大事だけど結局は精神力(特に前向きさ、積極さを失わない精神的な持久力)にあることも
薄々気付いてきました。
最後に、自分は本当にベストを尽くせたか?自分のパフォーマンスに100%の満足を
持てるか?否です。妥協した事もあったし、更に高い結果を残し得たと思います。
でも出来なかった。それはまだまだ未熟だからです。スキル的にも精神的にも。
でも僕はこれをポジティブに捕らえたい。この程度の結果で満足する自分ではない事、
更に高みを目指せる能力と意思があること。振り返ってみて旧年はここに気付けた事が
一番大きいと思ってます。
取り留めないエントリーになってしまいましたが、この続きは新年の抱負にて。
旧年は色々とお世話になりました。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて数ヶ月ぶりのエントリーとなります。
この間何をしていたかと言うと、単純に仕事が忙しすぎて
ブログ書く暇が無かった、そしてTwitterをちょっとつまみ食いしていた、
の2点となります(ちなみに僕のTwitterアカウントはこちら → http://twitter.com/yt25)
先ずは昨年の振り返りから。
今のプロジェクトに携わって早1年。ようやく年末に製品を発売する事ができました。
この会社は今後必ず波がやってくると思われるネット家電中心の開発・販売を
手掛ける企業でこのブログ上でも何度か取り上げてきましたが、1年の開発を
経てようやく発売できた感慨は一潮です。
幾つかあります。
先ずは開発。製品を送り出す。これって本当に大変な事です。
特にハードウェアは設計、テスト、生産準備、生産といった一連の
イベントがあり大企業では数百人でこれらを回しています。僕らはこれをごく少人数で回せた。
これはやっぱりチームワークの賜物だと思います。
この中でも僕がPM的な役割でエンジニアと一緒に立ち上げられた事は
自分のキャリアの中でもスキル面のみならず、リーダーシップ、人との接し方など
ソフト面でも非常に大きな学びとなりました。やっぱ後者の方が大きいかな。
物事は1人では成し得ません。特にビジネスは。実際に開発で一番ネックだったのは
エンジニアの各担当パートの境界線だったわけで、「ここはAさんが確認してくれていると
思った」とかは良く有る話。ここをうまくケアしながら、チームの雰囲気がギクシャク
しないように管理する事はマネジメントの基礎かつ一番難しいところです。
勿論、「こうすれば良かった」「もっと効率よく出来た」とかいう後悔はありますが、
とにもかくにも「出せた事」。日々変わる(本当に状況が良く変わりました)諸々の
開発リスクに対し、判断を間違えなかったことは、今振り返ってもポジティブに捉えてますし、
なにより、この「出せた事」という成功体験は僕の中ではやっぱり自信になりました。
次に「今やれる事を今すぐやる事」の重要性を実体験できた事。
ビジネスでは良く「黄金の戦略」とか「起死回生の打ち手」とか聞きますが、
(恐らく実際にあるのでしょうが)、ほとんどの物事・結果は今いるパスの
延長上に存在します。例えば開発。上流での設計をサボると、そのツケは
必ず後で来ます。大きな利子が付いて。開発以外にもビジネス全般でこの事は
言えると思います。結果は今のパスの延長線上に帰趨する。
つまり今あるタスクを1つ1つ慎重に細心の注意を払って進めなければ
結果は付いてこない、ということを身をもって経験しました。
イチローの名言に「1つ1つの積み重ねがとんでもない所に行ける唯一の道」というのが
あります。この事を実体験として得れた事。本当に大きいと思ってます。
3つ目。ビジネスに終わりなし。
発売は名乗りを上げただけ。これを売ってCF回して初めてビジネスが成立します。
事実、不良問題やそれに伴う納期問題、更には思ったより売りが伸びない、という
現状と向き合っています。散々苦労して発売して、次のフェーズではこれらの苦労と向き合う。
大変です。でも「作れば売れる時代」は昔の話。ベンチャーは新しい価値を提供するのが
宿命であるが故に投入する製品やサービスは常に抵抗にあるのも最初から分かっている事。
これを超えてこそ本物です。そして困難を乗り越えられるかどうかは、スキルとか戦略とか
も大事だけど結局は精神力(特に前向きさ、積極さを失わない精神的な持久力)にあることも
薄々気付いてきました。
最後に、自分は本当にベストを尽くせたか?自分のパフォーマンスに100%の満足を
持てるか?否です。妥協した事もあったし、更に高い結果を残し得たと思います。
でも出来なかった。それはまだまだ未熟だからです。スキル的にも精神的にも。
でも僕はこれをポジティブに捕らえたい。この程度の結果で満足する自分ではない事、
更に高みを目指せる能力と意思があること。振り返ってみて旧年はここに気付けた事が
一番大きいと思ってます。
取り留めないエントリーになってしまいましたが、この続きは新年の抱負にて。