こんにちは。川村義之です。
ボクシングのセオリー通りにやるより、パンチのスピードを、速くすることができます。
パンチを、出し続けたときの、スタミナの消耗を、抑えることができます。
何階級も体重が重くなったかのように、パンチを、重くすることができます。
ボクシングをされているKさまの、中級第3回目の様子を、ご紹介します。
中級第3回目は、末端から動かない打ち方で、パンチを強化する方法を、お教えしました。
はじめに、大腰筋の活性化を、復習しました。
最初は、「股関節から動く」、の復習からです。
股関節を、伸展・屈曲させ、下半身をブレさせずに、上体の角度を変えます。
構えた、相手の前の手に、自分の前の手を被せ、「股関節から動く」を行います。
相手の前の手を、自分の前の手で、軽く、わずかに、下に押します。
相手を、腰砕けにして、金縛り状態にすることができました。
一瞬だけでも、金縛り状態にしてしまえば、その隙に、攻撃を、畳みかけることができます。
「相手は、もう、何をされたのか、全くわからないですね!」
相手の、Tシャツの袖をつまみ、「股関節から動く」を行い、それから、片手で、相手の肩を、下に押します。
見た目には、相手の袖をつまんでいるだけで、何もしていないように見えます。
片手で、相手の肩を、下に軽く押すだけで、相手を、ひざまづかせることができました。
こうした、武術的な崩しの概念を、導入すれば、ボクシングの戦いの様相を、一変させることができます。
続いては、「支えを外す」を、復習しました。
足を、肩幅に開いて立ち、左右の足に、均等に、荷重を載せます。
片方の足を、大腰筋で、吊り上げるようにして、荷重をゼロにします。
しかし、反対の足にかかる荷重を、50%以上に、増やしません。
その場に、留まっていられなくなり、自動的に、真横に、走り出すことができました。
この「支えを外す」を、ボクシングの、フックに活かしてみました。
左フックを、出しかけたところで、拳を、相手に両手でつかまれ、押さえられます。
右足にかかる荷重を、ゼロにしながら、左足にかかる荷重を、増やさないようにします。
「支えを外す」を行いながら打つと、フックで、相手を、数メートルも、吹っ飛ばすことができました。
掌で受けると、骨にまで響く、物凄く痛くて、重いフックです。
ジャブにも、「支えを外す」を、導入してみました。
前の拳を、相手に両手でつかまれ、ジャブを出せないように、押さえられます。
左足にかかる荷重を、ゼロにしつつも、右足にかかる荷重を、50%以上に、増やしません。
左腕を、無造作に伸ばすと、ジャブで、相手を、数メートルも、吹っ飛ばすことができました。
「ええ~っ!これは、危険ですね!スパーリングでは、本気で当てられないですね!」
ちなみに、Kさまは、58kgですが、80kgの相手を、フック、ジャブで、吹っ飛ばすことができました。
フットワークに応用すると、床を蹴らずに、前後左右に、ラクに、軽快に、動き回ることができました。
続いて、末端から動かないことで、パンチを強化する方法、研勢塾式スワイショウを、お教えしました。
末端から動かないことで、威力を強くするというのは、すなわち、デコピンと、同じ原理を使うということです。
末端である指先から、最初に動き出したのでは、デコピンをしても、大して痛くありません。
デコピンは、指先を、最初は、固定しておいて、最後の最後に、弾き出すから、痛いんですね。
末端である、拳が動き出すのを、遅らせるほど、パンチの威力を、強くすることができるわけです。
研勢塾式スワイショウは、片腕ずつ、行います。
手先が、最初に動き出さず、伸長反射と、起立反射を、同時に使うことができる姿勢になります。
姿勢を、保つ力を抜いて、伸長反射と、起立反射に従うと、脱力した腕を、大きく振り回すことができました。
これを、まずは、空手の突きの形式で、使ってみました。
研勢塾式スワイショウの姿勢から、拳を、脇に引いて、前方に向けます。
姿勢を保つ力を抜き、腕も、完全に脱力すると、猛烈な勢いで、拳を、弾き出すことができました。
Kさま自身、自分でも、驚くくらいの、尋常ではないスピードです。
しかも、突きが、猛烈な速さであるだけでなく、猛烈な速さで、自動的に、拳を引くこともできました。
この、デコピンの原理の突きを、ボクシングの構えから、やってみました。
構えを、大きく変えずに、研勢塾式スワイショウの動きが、できるように、修正しました。
ボクシングの構えからでも、猛烈な速さで、拳を、弾き出し、そのままの速さで、引くことができました。
自動的に、飛び出して、自動的に、戻ってくるので、当たらなくても、体勢を崩しません。
ジャブでも、ボクシングのやり方では、出せないくらいの、威力にすることができます。
相手に、拳を、両手で押さえられたところから、研勢塾式スワイショウの動きで、ジャブを出します。
ここでは、先に復習した、「支えを外す」は、使いません。
腕力で、相手の手を押さずに、ジャブで、相手を、吹っ飛ばすことができました。
「今まで、ジムで教わっていたのは、何だったのか…(苦笑)」
もちろん、研勢塾式スワイショウの動きに、「支えを外す」も加えれば、ジャブを、もっと強力にすることができます。
最後は、腰を切って、ストレートの、リーチを伸ばす方法を、お教えしました。
最初から、体幹を回してしまうと、威力もスピードも、普通のボクサー並みになってしまいます。
デコピンの原理で、体幹を回さずに、パンチを出してから、腰を切って、回します。
通常のストレートと、同じか、それ以上に、リーチを伸ばしながら、はるかに速く打つことができました。
「いや~、嬉しいなあ!自分でも、パンチが出て、戻ってくるのが、見えないですよ!」
同じくらいの体重の、そこそこ強いプロボクサーの、2倍を超える、驚異的な速さで、打つことができたんですね。
「いや~凄い…収穫量が、ハンパないですね!ジムに行くのが、楽しみです!」
パンチを、出して引くときの、キレを、鋭くすることができます。
ジャブでも、普通にストレートを当てるよりも、効かせることができます。
見えない速さと、浸透する力で、相手に、1発あたりで与えるダメージを、深くすることができるんですね。
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