こんにちは。川村義之です。
合気道歴が長くなくても、熟練者のように、相手の体勢を、崩すことができます。
合気道をする上で、肘や腰、膝などにかかる負担を、減らすことができます。
筋力は今のまま、崩し技の威力を、別人かというくらい、強力にすることができます。
合気道をされているNさまの、入門講座の様子を、ご紹介します。
Nさまは、運動不足解消のために、合気道を始められたのだとか。
しかし、続けるうちに、上達したいという、欲が出てきたと、おっしゃいます。
ところが、先生から、力を抜けと言われても、なかなか脱力ができないので、受講されました。
はじめに、脱力の技と呼ばれる技術の一端を、合気道の、正面打ち一教の形で、お教えしました。
半身に構え、お互いの、前手の片手の手刀同士を、顔の高さで、交差させます。
腕力で、手刀を、斬り下ろそうとしても、相手の腕力に阻まれ、膠着状態になります。
斬り下ろすときに、力を抜くべき筋肉から、ピンポイントで脱力します。
手刀を、斬り下ろして、相手を、腰砕けにして、前屈みに崩すことができました。
「ええ~っ?何で~!」
続いて、合気上げを、4種類のやり方で、お教えしました。
向かい合って正座し、両手を、相手につかまれ、太ももの上に、押さえ付けられます。
腕力や、小手先のテクニックでは、両手を上げることができないように、強く押さえてもらいます。
相手の力を、意識しないというやり方では、相手を、後ろに引っくり返すことができました。
力の伝わるポイントを変え、相手に対する、崩しの効果を、上げることができたんですね。
自分は片手、相手は両手の、明らかに、自分に不利な、腕相撲に、応用してみました。
相手が両手だと、自分は、片手で立ち向かったのでは、よほどの力持ち以外は、勝ち目がありません。
腕力では、とても敵わない相手を、体ごと、横倒しにして、腕相撲に、勝つことができました。
「え~っ!どうして~?」
相手の力を、相手に返すというやり方では、相手の力を、両手を上げる力に、変換します。
手首を押さえてくる力の、方向を変え、相手に向かって、Uターンさせます。
相手が、両手を押さえてくる力で、相手を、立ち上がらせることができました。
「凄い!面白~い!」
相手の力と、争わないというやり方は、自分の動きを、相手の力の延長線上から、外します。
相手の力が、働かない範囲で動けば、相手の力に、動きを押さえられず、動くことができるんですね。
相手の力に、一度も邪魔されずに、両手を、肩の高さまで、上げることができました。
自分の体を、気持ちよく動かすというやり方は、体を、末端からではなく、中心から、動かします。
自分は正座し、腕立て伏せ状態になった相手に、両手をつかまれ、押さえられます。
同時に、体幹を、柔らかく、伸び伸び動かして、力んでがんばる以上の、力を生み出します。
腕立て伏せ状態で、体重の、大部分をかけて、両手を押さえる相手を、立ち上がらせることができました。
「なるほど~!言われてみれば、そうですね!」
斬り手についても、お教えしました。
手首を、特定の形にするだけで、自分の力を、ロスなく伝えることができます。
片手を手刀にして、指先を、相手に両手でつかみ、押さえてもらいます。
手首が、真っ直ぐだと、下に斬り下ろそうとしても、相手の力に負けて、動かすことができません。
斬り手にして、斬り下ろすと、両手で押さえる相手を、ひざまづかせることができました。
骨格の使い方が、適正になれば、本来は、このくらいの、強い力を、軽々と出すことができるんですね。
ここで、正中線を出した立ち方を、お教えしました。
重量バランスを整え、深層筋優位にして、普通より、強い状態になって、立つことができます。
相手に、横から、片手をつかまれ、普通なら、体が、横に傾くくらいの力で、下に引っ張られます。
自分の感覚としては、ラクなのに、ビクともしないで、立っていることができました。
最後は、動物的な、勘の使い方である、先(せん)のやり方を、お教えしました。
先の先(せんのせん)を使うと、相手が、まだ動く前、意思決定の段階で、対処することができます。
相手が、こちらの胸板に、パンチを出してきます。
相手が、パンチを出そうと思った瞬間、相手の手をつかみ、パンチを封じることができました。
先の先によって、ことが起きる前に、未然に防ぐことができたんですね。
先の先を使い、相手の死角に、入身してみました。
相手が、こちらに攻めてくる意図を察知し、相手が、動き出す寸前に、斜め前に踏み込みます。
相手を、自分のいないところに突進させ、自分は、相手のすぐ横に、踏み込むことができました。
「ああ~っ!そうかあ!」
対の先(ついのせん・たいのせん)では、相手より、ちょっと遅れて動いても、対処を、間に合わせることができます。
相手の、全速力の面打ちを、振りかぶりの段階で、下から押さえることができました。
対の先を、正面打ち一教に、使ってみました。
相手が、片手を振りかぶったところに、自分も、手刀を振りかぶります。
相手が、手刀を振り下ろすのを押さえ、それだけで、相手の体勢を、崩すことができました。
ここからなら、各段に容易に、相手を誘導し、腕を極めて、押さえこむことができます。
「開祖が、“正面打ち一教は、ぶつけるのではなく、相手と、一緒に振りかぶるのだ”と言ったそうなんです」
「なるほど…こういうことだったんですね!」
後の先(ごのせん)は、手遅れのはずのタイミングで動いて、余裕を持って対処するというものです。
相手の面打ちを、スレスレでかわして、同時に、相手の側面に、入身することができました。
後の先を使って、短刀捕りをやってみました。
相手が、突いてくるところを、スレスレでかわして、同時に、相手の側面に、入身することができました。
「確かに、これなら、相手は無防備ですから、こちらは、何でもできますね!」
四方投げの、転身のやり方について、ご質問をいただきました。
片手を、相手に両手でつかまれ、押さえられます。
骨盤の回転を、相手に持たれた小指に伝え、相手の横につきながら、相手を、崩すことができました。
「面白いな~!早速道場でやってみます!」
「いや~、勉強になりました!道場でも、首をひねりひねり、習っているので…」
「ここは、関節の動きとかで、わかりやすく教えてもらえるのが、いいですよね!」
「“丹田から、氣を伝えろ”とか言われても、ン?みたいな(苦笑)」
「楽しかったあ!2時間、あっという間ですね!」
皮膚感覚による、動物的な勘による判断力を、鋭くすることができます。
骨格を操作し、技の力を、相手に伝達する効率を、上げることができます。
力に頼らない、相手と争わないなどの、合気道の理念を、具体的に、技で実践することができるんですね。
合気道や柔道などの武道の技がどんどん極まる!個別指導塾「研勢塾」
東京都世田谷区代田5丁目35-30-101
(下北沢駅西口より徒歩2分)
03-5464-3310
・ 研勢塾 受講のご案内
・ DVD
・ 受講生の声
・ アクセス
・ お問い合わせフォーム
・ 合気道の達人になれる!合気道の技がラクに極まる方法
東京都世田谷区代田5丁目35-30-101
(下北沢駅西口より徒歩2分)
03-5464-3310
・ 研勢塾 受講のご案内
・ DVD
・ 受講生の声
・ アクセス
・ お問い合わせフォーム
・ 合気道の達人になれる!合気道の技がラクに極まる方法
東京、都内、下北沢、新代田、池ノ上、渋谷、代々木上原、新宿、吉祥寺、町田、八王子、代田、代沢などからお越しいただいています。
合気道、剣道、空手などの武道・武術、ゴルフ、テニスなどのスポーツで、達人の動きや技を実際にできるようにお教えしています。