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ロシア・CIS・チェチェン

おいプーチン、チェチェンから撤退しろ!今ならまだ間に合うぜ by アンドレイ・バビーツキ

【緊急特別研究会】「ロシア軍のウクライナ侵攻をめぐって」@社会主義理論学会(予定)

 

テーマ:「ロシア軍のウクライナ侵攻をめぐって」

 

日 時:2022年4月3日(日)14時~17時

場 所:ZOOMを使ったオンライン開催(事前登録制)

主 催:社会主義理論学会[ http://sost.que.jp/ ]

参加費:無 料

申込み:[ socialismtheory@yahoo.co.jp ]
※氏名、会員・非会員の別を明記して4月?日までにメールで申し込んで下さい。ZOOM
のURLは参加確定者に後日連絡します。
 

<プログラム>(案)

司 会:大西広(慶応義塾大学)?分

報 告1:「国際関係の視点から」聴涛弘(国際問題研究者)40分

報 告2:「民衆の立場から」佐藤和之(佼成学園教職員組合)40分

[休憩]?分

討 論:約90分

 

 

 

 

 

 

3月11日夕方、「ロシアのウクライナ侵略糾弾!即時撤退を!3.11新宿大アクション」と題する集会・デモが、実施されました。主催は「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」で、参加者は約900人。この日は、東日本大震災から11年、ロシア軍のウクライナ侵攻から約2週間となります。

 

集会では、高田健さん、落合恵子さん、日体大の清水雅彦さんらが発言。デモ隊は、「ロシアのウクライナ侵略糾弾」「戦争反対」「原発を攻撃するな」などのコ一ルをしながら、新宿中央公園を出発し、新宿駅南口→新宿5丁目(花園神社先)を行進しました。

 

ウクライナ現地の戦況が悪化する一方、ロシア国内を含め、反戦平和運動は世界各地で高揚しています。ともに、声をあげていきましょう。

 

[文責]佐藤和之(佼成学園教職員組合)

[写真]紅林進(ジャーナリスト)

報告:在日タタール人らもロシア大使館前で「戦争反対」行動

3月5日、東京にあるロシア大使館前で、在日タタール人を中心にしたグループが、反戦平和の声をあげました。彼らはロシア国籍ですが、ロシア軍のウクライナ侵攻に抗議しています。彼らは、英語で「ストップ・ウォー」「ノー・プーチン」と手書きしたプラカードを持ち、日本語やロシア語で「戦争反対!」「ウクライナに平和を!」と叫びました。また、見知らぬ日本人から、ウクライナ国旗をかたどったプラカードをもらったそうです。ウクライナにも信者がいる、日本山妙法寺の僧侶とも遭遇し、その太鼓の音をバックに反戦平和を訴えました。

 

当日は、大勢の日本の警官が駐日ロシア大使館を厳重警備。駐日ロシア大使館は、「日本は100年も経たぬ間に二度もナチス政権を支持する挙に出ました。かつてはヒトラー政権を、そして今回はウクライナ政権を支持したのです」といったツイートを配信。戦況が悪化する中での、米国やNATOの「不作為」。彼らは、これらが理解できないと主張します。私たちは、勇気ある在日外国人らの行動に連帯し守り抜くと同時に、互いに丁寧な議論を重ねていくべきだと考えます。

 

【代理投稿・訳】佐藤和之(佼成学園教職員組合)

 

参考:クリミア半島とタタール人

 

今回の戦争を考える上で、タタール人の存在とクリミア半島の歴史は無視できません。ここで「タタールの軛」などの歴史は省略しますが、少なくとも知っておきたいのは、まずクリミア半島に起源をもつテュルク系先住民族がクリミア・タタール人だということです。彼らの大半はスンニ派ムスリムで、独自の言語をもちます。

 

歴史的には、ロシア革命後の1921年、「ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国」の構成国として、「クリミア自治ソビエト社会主義共和国」が成立。スターリン時代の1932年、クリミア半島もまた、「ホロドモール」と呼ばれる人工的な飢饉にみまわれます。第2次世界大戦中の1944年には、クリミア・タタール人は対独協力の嫌疑で、中央アジアへ強制移住させられました。

 

「クリミア自治ソビエト社会主義共和国」は1945年、「ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国」の「クリミア州」に再編され、1954年には「ウクライナ・ソビエト社会主義共和国」へ移管されます。1991年のソ連邦崩壊後、独立したウクライナに、「クリミア自治共和国」が復活。2014年に「クリミア危機」が発生すると、クリミア議会は住民投票を経て、ウクライナからの独立を宣言し、ロシアへの編入を承認しました。

 

その際、クリミア・タタール人は反対しましたが、すでにクリミア半島の少数派(12%)となっており、その意見は通りませんでした。なお、ウクライナ政府は、クリミア半島におけるロシアの主権を、認めていません。また、2017年に国際司法裁判所はクリミア・タタール人への差別の存在を認定し、2021年にはG7外相がクリミア・タタール人への人権侵害を非難する共同声明を発表。国際人権団体も、クリミア編入に反対したクリミア・タタール人は、ロシアから政治的迫害を受けていると報告しています。

 

 

 

報告:ロシア軍のウクライナ侵攻に反対する「ウクライナ支援パレード」

 

3月5日午後、東京・渋谷で、「ウクライナ支援パレード~ウクライナの平和と自由のために連帯するパレード」がありました。主催はStand With Ukraine Japanで、結集したのはウクライナ人、ベラルーシ人、ロシア人、ミャンマー人、香港人、日本人など約4000人。カレンやウイグルの旗もありました。戦況が悪化するウクライナに思いを馳せ、音楽を流し、「戦争やめろ」「ウクライナに平和を」「ストップ・ウォー」などの声をあげました。若者の参加が多く、英語や日本語で、自分の思いを手書きしたプラカードも少なくありません。デモ隊は街中で注目を集め、チラシの受け取りも良かったように思います。

 

2月24日、ロシア軍はウクライナに侵攻を開始しました。しかし、ロシア国内では戦争反対のデモが続いています。さらに、ロシア軍への協力を表明したベラルーシは、2020年大統領選での不正に抗議したデモを、暴力で抑え込んできました。また、2019年に始まる香港民主化デモを、暴力的に弾圧した中国も、ロシアの後ろ盾となっています。そして、ロシアと軍事的つながりが強いミャンマーでは、2021年に国軍によるクーデタが発生し、デモで抗議した民衆が1000人以上殺害されています。こうして、参加者には各々の思いがありますが、反戦・平和を一致点に結集し、日本から声をあげました。

 

この日、東京・代々木では、「ロシアはウクライナの侵攻をやめろ!原発を攻撃するな!さようなら原発緊急行動」も、さようなら原発1000万人アクションの主催で、取り組まれました。ロシアは核兵器の使用を示唆し、原発を占拠しました。北朝鮮はミサイル発射実験を繰り返しています。ヒロシマ・ナガサキの原爆や、フクシマ原発事故を経験した私たちも、事態は決して他人事ではなく、沈黙するわけにはいきません。世界や日本の各地で連日、反戦・平和運動が高揚しています。共に声をあげましょう!

 

報告:「ウクライナを侵略するな!ロシアは即時撤退を!」 総がかりユースアクション緊急行動

 

3月4日18:30時から、東京にあるロシア大使館前で、「ウクライナを侵略するな!ロシアは即時撤退を!」総がかりユースアクション緊急行動が、取り組まれました。主催は、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会青年PT」で、結集した市民は約400名。全国一般全国協や新宿地区労など、労働組合の参加もありました。

 

ロシア大使館の規制が強く、門前には5名ずつしか近づくことが出来ません。そこで集会は、大使館手前の路上に結集し、シュプレヒコールをあげ、声明文を読み上げ、数名が反戦・平和の思いをアピールしました。同時に、5名ずつ数組が順に門前まで行って申し入れ行動をしたり、プラカードを掲げて侵略戦争に抗議したりしました。

 

ウクライナ現地では4日、ロシア軍がウクライナ南東部にある欧州最大級の原子力発電所「ザポリージャ原発」を攻撃し、占拠しました。ロシア国内では、政権に批判的なラジオ局「モスクワのこだま」が3日、解散に追い込まれました。すでに、民間ネットメディア「ドーシチ」へのアクセスは遮断され、SNSの規制も強まっています。また、「反戦」を訴える小学生が逮捕されました。

 

集会では、若者が「情勢は目まぐるしく展開し、専門家は様々なことを言うが、重要なことは変わらない」と発言していたのが印象的でした。重要なこととは、「戦争反対」「ウクライナに平和を」「原発を攻撃するな」「ロシア軍は撤退せよ」「日本の核シェアリング反対」といった叫びでしょう。世界や日本の各地で、反戦運動は次々に予定され、今後も続きます。

 

【声明】侵略行為に強く抗議する。ロシアはただちにウクライナから撤退せよ(声明)

戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

     

2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻し、複数の都市への攻撃で市民も含む多数の死傷者が生じたと伝えられる。国連憲章と国際法を踏みにじり、国際社会の批判も歯牙にかけないロシアの侵略行為に断固抗議し、ウクライナ市民への連帯を表明する。ロシアには軍事行動をただちに中止して、ウクライナから撤退するよう強く求める。

    

ロシアは、今回の軍事行動が親ロシア派の支配する地域からの「要請にもとづく保護」の目的であり、国連憲章51条にもとづく「集団的自衛」の行為だと主張している。自ら一方的に「独立」を承認した地域・集団との「集団的自衛」など認められるものではなく、法的な根拠のない侵略行為そのものである。

    

ロシアは親ロシア派の支配地域にとどまらず全土で軍事行動を行ってウクライナの独立と主権を脅かしている。事態は極めて深刻でひっ迫している。この蛮行に世界の市民が抗議の声を上げ、自国の政府と国際社会が毅然とした態度で臨むよう求めていく必要がある。日本政府は国際社会とも歩調を合わせつつ、武力によらない紛争解決を宣言する憲法にもそった最大限の対抗措置をロシアにとることを求める。

    

また今回ロシアは、核兵器大国であることを誇示して国際社会の批判や制裁の動きに対抗する姿勢も示した。成立している核兵器禁止条約に反する威嚇も断じて許されることではない。国際社会からの孤立を招くし姿勢にも強く抗議する。(2022年2月25日)

報告:2.27「ウクライナに平和を!」抗議行動

 

2月27日14時から、東京・渋谷のハチ公前広場において、「ウクライナに平和を!」抗議行動が開催されました。呼びかけは、山本ひとみ武蔵野市議や瀬戸大作「反貧困ネット」事務局長ら70名で、主催は「ウクライナに平和を!自治体議員&市民有志」。緊急の集会にもかかわらず、日本の市民を中心に約500名が結集しました。また、当日は11時から新宿で、「総がかり行動」主催の集会もあり、そこから合流した人もいました。

 

集会では主催者挨拶の後、自治体議員、戦争体験者、日本人学生、ウクライナ人、ロシア人、そしてインド人など、様々な立場の人が自由に発言。なかでも特徴的だったのは、戦争と原発をめぐる指摘でした。ロシア軍はウクライナ侵攻直後、チェルノブイリ原発を占拠。その狙いは分かりませんが、周囲の線量は上昇しています。ウクライナ側は、「生態系災害」の再来を警告。ウクライナ国内には、建設中を含め17基の原発が存在します。

 

2月28日、ウクライナとロシアの代表が「停戦交渉」を実施する一方、ロシア軍の戦略核兵器部隊が戦闘態勢に入りました。また、ベラルーシは憲法を改定して、ロシアの核兵器設置を可能にし、ベラルーシ軍はロシア側で参戦。ウクライナ当局の発表では、市民1684名が負傷し352名が亡くなりましたが、キエフに残った市民は抵抗を続けています。ロシア軍の死者数は4500名との情報があり、国内では反戦デモの逮捕者が続出。科学者たちは戦争反対の声明を公表。そして、世界中に反戦運動は広がっています。今こそ、声をあげましょう!

報告:「ロシア軍のウクライナ侵攻反対!」~ウクライナ支援集会に2000人が結集

 

2月26日13時、東京・渋谷にあるハチ公前広場において、ロシア軍によるウクライナへの侵略に抗議する集会が開かれました。在日ウクライナ人の呼びかけにより、日本の市民ら約2000人が結集。ベラルーシ人やリトアニア人、そしてロシア人の姿もありました。予想以上に参加者が増えすぎたので、交通と安全の確保のため、集会自体は約1時間で散会。ただし集会終了後も、広場のあちこちに人の輪ができ、国際的な交流の場となりました。キエフ陥落も近いと報じられる中、祖国に家族や友人がいるウクライナ人は、不安と怒りを隠せない様子です。また、当日は16時から新宿で、在日ロシア人が主体の戦争反対行動があり、そちらへ向かう人もいました。ロシア各地でも、デモ隊1700名以上が逮捕されたと伝えられています。とにかく一刻も早く、戦争を止めましょう。

 

集会のコールや参加者のプラカードは、日本語・英語・ウクライナ語が使われましたが、次のような内容でした。「戦争反対」「ウクイナに平和を」「プーチンは戦争を止めろ」「ロシアは侵略を止めろ」「ウクライナとともに」「日本はウクライナの味方」「御免なさい。私はロシア人」「ベラルーシ人は戦争に反対」「自由な民衆は団結すべき」「NATOは口だけで行動しない」「独裁者の幻想だ」「恥を知れ」

 

主催者の主なアピールは次の通りです。

*ロシアによるウクライナ侵略・占領は8年前から始まっている。

*ウクライナは独立国家であり、自らの決定権を持つ。

*ウクライナは何百年も前から、ロシアからの脅威に耐えている。

*ウクライナ人は一体となって戦っている。

*日本にできることは、まずは知ること、そしてウクライナ軍支援の寄付である。

 

また、国際社会と日本政府への要求は以下の通りです。

1.ロシアの国際銀行間通信協会(SWIFT)からの排除

2.プーチン個人に対する経済制裁

3.ロシアとの外交関係の停止

4.石油ガス産業の禁輸を含む、ロシアからの輸入全面停止

5.ロシアヘの多目的商品、ハイテク機器の輸出停止

6.ロシアの新興財閥と政府関係者の全資産・財産凍結

7.ロシア軍のミサイルを迎撃するためのウクライナ空域封鎖

8.国連安全保障理事会からロシアを排除するための国連会議の招集

 

報告:在日ウクライナ人らが「戦争反対!」緊急アクション

 

2月24日、ロシアとウクライナとの全面戦争が開始されました。同日夕方、東京・渋谷にあるハチ公前広場では、全国から在日ウクライナ人ら約50名が結集し、この戦争に反対する緊急行動を展開しました。インターネット上の呼びかけを受け、在日ウクライナ人だけでなく、日本人の支援者や報道関係者なども結集し、全体として100名以上の集会となりました。

 

2021年11月、10万人以上のロシア軍が、ウクライナ国境近くに集結。ロシアは、「ウクライナをNATOに加盟させない法的保証」などを米国とNATOに要求しましたが、交渉は決裂しました。また、2022年2月21日に、プーチン大統領は、親ロシア派勢力が支配する「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認し、「平和維持部隊」を派遣することを決定。そして2月24日、ロシア軍がウクライナ各地への侵攻を開始しました。

 

現在、ロシア軍は、南部のオデッサや東部のハリコフなどで軍事施設やインフラを破壊し、北からもベラルーシとの国境を越えて進軍し、首都キエフに迫っています。ロシアとウクライナ双方の兵士に死者が出ており、民間人は地下シェルターや国外に避難。ロシア国内は報道が統制されていますが、それでも各地で反戦デモがあり、逮捕者が続出しています。また、戒厳令下のウクライナでは、ゼレンスキー大統領が国民に平静を保つよう呼びかけていますが、各地で情報が寸断されているようです。

 

東京・渋谷の集会では在日ウクライナ人らが、「戦争反対!」「ロシアは侵略を止めろ!」「プーチンはウクライナから手を引け!」などと、日本語や英語で必死に訴え、通行人の注目も集めていました。さらに彼らは、カンパを募り、ウクライナの歌を合唱し、マスコミの取材にも丁寧に応えていました。また日本人支援者も、「戦争反対」「ウクライナ民衆支持」の意思を明確にしました。

 

【報告】佐藤和之(佼成学園教職員組合)

「戦争反対!ロシアは侵略を止めろ!」/在日ウクライナ人らが緊急アクション (labornetjp.org)

弾圧にメゲず ロシア国内に拡がる反戦運動 (labornetjp.org)