川崎から日本軍「慰安婦」問題の解決を求める市民の会

求める会・川崎の皆さん

本日9月25日、12時半から約1時間にわたって、武蔵小杉駅頭での街頭アピールを7名
で行いました。

ベルリンの平和の少女像の撤去期限が9月28日に迫る中、この問題がほとんど知られ
ていないことに危機感を感じ、

川崎でも訴えを行おうと急きょ決まった行動でした。チラシは65枚が配布でき、予測
よりは受け取りは悪くないと感じました。

いま自民党総裁選に出ている人物たち(加藤勝信、茂木敏充、上川陽子)が権力と金
にまかせて、撤去圧力をかけてきた事実を明らかにし、

安倍政権が定式とした歴史否定(強制連行はなかった、性奴隷ではない)をするため
に世界中の像を撤去させていることは、恥ずかしいことであり、

戦争への道と繋がっていることを、マイクアピールで伝えました。

「賠償金は払っている」とか、「慰安婦問題は終わっている」とか、「なんで像がド
イツにあるのか」などいろいろ突っかかってきた人はいましたが、

冷静に対応し、世論がこうして出来上がっていることを改めて感じた次第です。

皆さん

一昨日9月18日(水)、猛暑の中、新宿駅南口では初めての水曜行動(第79回)を20名で行いました。(川崎からは、6名の方が駆けつけてくださり感謝です)。当初はリーフの受け取りが悪いように思いましたが、段々と受け取りもよくなり、全体では180枚程度のリーフを配布しました。以下、報告です。詳しくは添付を読んでください。

◆月間報告:池田恵理子さん。

8月14日メモリアルデーを全国各地で開催し、東京(主催・全国行動)では、弁護士・具良鈺 (ク・リャンオク)さんの講演、中国被害者の声が伝えられた。Wamでは、亡くなったサバイバーの追悼が行われた。「慰安婦」問題がメディアの中でなかなか取り上げられない中で諦めずに訴えていきたい。

◆『ドイツ・ベルリンの「平和の少女像」が撤去の危機に瀕しています』:梁澄子さん

 今年5月に日本を訪問したベルリン市のカイ・ヴェグナー市長が、上川陽子外相と会った場で、少女像の撤去を匂わせる発言をしたことが分かり、その後、少女像が設置されているベルリンのミッテ区も、撤去の意向を明らかにした。像は、2020年9月28日にヨーロッパで初めて公共の敷地に建立されたが、以来、日本政府は様々な撤去要求・妨害を行ってきた。

 ベルリン少女像には「アリ」という名前がある。アルメニア虐殺の中で、勇気を振り絞って告発し生き延びた女性の名前をとっている。ミッテ区議会では永久設置が何度も採択されてきたが、いま「撤去」と言う背景には、これまでの日本の強力な圧力がある。歴史に対する暴挙である。

◆平和の少女像はどういうものか:保田千世さん

 日本軍は、アジア太平洋戦争中、アジアの占領地に慰安所をつくり、10代の少女・女性たちを強制的に入れた。像は、その女性たちの苦難を記念し、二度と惨禍が繰り返されないために2011年ソウル・日本大使館前に最初に設置された。どんな小さな像でも世界に立つと日本政府は反対し、撤去圧力を加えてきた。碑文を読めば、碑設立の意味が理解できる(ベルリンの碑文読み上げ)。

◆サバイバーを記憶する~インドネシアのサバイバー:『日本軍「慰安婦」問題を記憶・継承する会 京都』蒔田直子さんの報告を川見公子さんが読み上げました。

◆自由発言:参加者のHさん

 性暴力に反対して、毎月、フラワーデモ・スタンディングを行っている。「平和の少女像」のレプリカを前にたてている。開催時に統一協会が現れたが、女性に対する人権侵害を行ってきたこの団体に、私たちは反対するものであることを表明したい。

以上です。次回の開催は、10月16日(水)12時半~13時半、新宿駅南口付近です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来週9月18日(水)は、第79回目の水曜行動in新宿です。

これまでは新宿西口で開催してきましたが、西口は大工事が29年くらいまで続くようですので、今回から新宿南口(バスターミナルの道をはさんだ向かい側)で行います。

開始時間は、これまで通り、12時半からで、約1時間行います。

日本政府の妨害圧力によって、ドイツ・ベルリンにある「平和の少女像」を撤去させる期限が9月28日に迫るなか、韓国の二大労組が、11日、ソウルのドイツ大使館前で撤去反対を訴えました。全国民主労働組合総連盟(民主労総)と韓国労働組合総連盟(韓国労総)は、正義連と共にドイツ大使館前で記者会見を開き、少女像の設置を認める期限(28日)以降の像の存続を求めたことが報じられています。

正義連の李娜栄(イ・ナヨン)理事長は「少女像は苦痛を受けながら息を殺して生きなければならなかった数多くの被害者と、その人たちの勇気を象徴する」として「帝国主義の過去から抜け出し人類普遍の価値を実現するために努力してきたドイツに少女像がなければならない理由」と強調したそうです。 

記者会見に参加した野党「祖国革新党」の国会議員も「少女像撤去の動きは全世界で平和と人権を守るために努力する多くの市民を見捨てる行為だ」とし「平和の少女像は全世界の平和人権のための連帯の象徴であるため永久に存置されなければならない」と要求しました。 

水曜行動in新宿でも、ベルリン「平和の少女像」を撤去させてはならないことを広く、強く訴えていきます。

 

発言  

1.月間報告:池田恵理子さん
2.ベルリン「平和の少女像」を撤去させてはならない(仮):梁澄子さん
3.サバイバーを記憶する~インドネシアのチンダさんの被害と最近の状況(仮):支援者の手紙
4.自由発言

 

是非、皆さん大勢でご参加ください。

今回は、新宿南口で初めてのアピールです。これまでの西口とは違い、なにかと人手が必要ですので、よろしくお願いします。

 

川崎から日本軍「慰安婦」問題の解決を求める市民の会のみなさん、戦争も、差別もいらない!みなさん、

今日8月25日は川崎市の教科書採択の日、参加のみなさま、お疲れさまでした。

さて、

・・・戦時性暴力は過去の問題ではなく、今を生きる私たちの足元の問題でもあります。

沖縄をはじめ各地の米軍基地では米軍兵士による性暴力事件が起こり続け(昨年12月からわかっているだけで5件!)、それを政府、外務省が先頭に立って隠ぺいし、沖縄県にさえ知らせてないという事実が明らかになりました。沖縄にさらなる負担を強いながら、軍事大国をめざす日本政府の姿勢は、同時に戦争や性暴力のない平和な社会を訴え続けた日本軍性奴隷制被害者を踏みにじっています。

今年中学校教科書検定において「慰安婦」問題を否定、天皇を軸とする令和書籍「国史教科書」を検定通過させるなど歴史の否定と右傾化が一層深刻化、「慰安婦」問題をなかったことにしたい政府の姿勢は結果的に現在の性暴力を隠蔽し、事件の増幅につながります。

私たちは、日本軍性奴隷制被害者の勇気を忘れず記憶し、日本政府の加害責任を問い続けます。戦争に反対し、あらゆる暴力を許さず、世界の人々と連帯し、ともに歩んでいきます。

1991年8月14日、金学順(キム・ハクスン)さんが日本軍性奴隷制被害を告発して33年目の夏を迎えました。

敗戦後、加害の歴史、とりわけ国家による戦時性暴力の実態を隠ぺいしたまま日常に戻った日本は、アジアをはじめとする各国被害者の告発を受けて1993年「河野談話」を発表しました。

しかし、その後「河野談話」の見直しを掲げて登場した安倍政権のもとで歴史否定が進み、被害者に責任を押し付ける二次加害が繰り返されてきました。

加害の歴史から目を背け、国家の法的責任を否定し、日韓の政治外交問題として「2015日韓合意」をもって終止符を打とうとする姿勢は今も継続しています。

今年の8月14日のメモリアルデーでは「正義を求める声は世代を超えて-普遍的人権の実現に向けて」としてク・リャンオクさんの講演などが行なわれました。

その8.14集会の記事が生活ニュースコモンズに掲載されました。拡散にご協力をとのこと、下記からご覧ください。
https://s-newscommons.com/article/3909




この集会、最初に「希望のたね基金」(以下、キボタネ)のメンバー7人が、証言の朗読を行いました。キボタネは、日本の若者が「慰安婦」問題を学び、性暴力のない社会づくりに役立てるために創設された基金です。

若者たちが読んだのは、楊秀蓮(ヤン・シウリェン)さんの証言。楊さんは、河東村で日中戦争の最中に日本軍の兵士から性被害にあった女性・南二僕(ナン・アルプー)さんの養女です。南さんが自ら命を絶ったため、母の無念を晴らそうと、日本政府を相手取った山西省性暴力被害者損害賠償請求裁判の原告になりました。(2005年に最高裁が上告棄却)

 

★昨年11月、韓国の性奴隷制被害者が自国韓国の法廷で日本政府を訴えた裁判の高裁判決で日本政府の責任と賠償を認める原告勝訴判決が確定しました。

2021年の第一次「慰安婦」訴訟判決に続くものです。主権国家は他国の裁判権に服さないという国際慣習法の「主権免除」を盾に裁判に参加せず、韓国政府を「国際法に違反」と非難し続けた日本政府の行為は、国家から個人中心へと進化する国際人権法の発展と社会の変化を理解できず、被害者の人権を貶める恥ずべきものです。

この日の基調講演「正義を求める声は世代を超えて〜普遍的⼈権の実現に向けて」で、具良鈺(ク・リャンオク) 弁護士が紐解きました。ク・リャンオクさん、しっかりとしたトークが光りました。

日本政府は、「主権免除」を盾に、この韓国での裁判に参加せず、上川陽子外務大臣は「(判決は)断じて受け入れることはできない」と表明しました。さらに外務省は駐日韓国大使を呼び出して「国際法違反」だと抗議したと報じられています。判決は本当に「国際法違反」「韓国司法の問題」なのでしょうか?

この「主権免除」、日本の政府が執拗に繰り返しているこの言葉が、すでに国際的にも乗り越えられていること、韓国の裁判所での原告「慰安婦」被害当事者が、この「主権免除の例外」として勝利判決を受けたことが正当であることがよく理解できました。

 

★そして今、世界各国で課題となっている「慰安婦」像や平和の少女像!

この設置の動きが海外に拡がる中、日本政府の撤去圧力も執拗に続いています。2020年、独ベルリン・ミッテ区の市民らによって設置された平和の少女像は、日本国家外務省によって常に撤去の圧力にさらされてきました。その圧力を受けてベルリン市ミッテ区長も9月の設置期限を前に期間延長を拒否、自主撤去するよう求めています。

戦時性暴力被害を乗り越え、平和を訴えた女性たちの勇気の象徴として、ドイツで支持と理解を広げてきた少女像の撤去はドイツ市民の願いを無視した暴挙と言わざるを得ません。

神奈川新聞の記事「アリのゆくえ」も紹介されていました。

そうした課題もさらに追及していきましょう!



 
この集会では私たち「求める会かわさき」の行動も取りあげられていました。

私たち「川崎から日本軍「慰安婦」問題の解決を求める市民の会」の行動、「主権免除」のこと、そして世界で課題となっている「慰安婦」像や平和の少女像のこと、もっと訴えていきましょう。

さらにもっともっと広く取り組んでいきましょう!

 



 

先の8月14日メモリアルデーの集会、ご参加、ご協力お疲れさまでした。

 

日本軍「慰安婦」問題も、昨年11月の韓国での裁判の勝利判決、そこからの「主権免除の例外」をもって新たな地平を勝ち取りました。

 

そして世界各地でに造られた「慰安婦」像や平和の少女像と、それに対しての日本政府による膨大な資金をかけての撤去策動もほんとうに大きな問題です。

 

これらについて、川崎でももっともっとみなさんに知っていただきたいです。

 

8.14アピールと集会でも「求める会川崎」が紹介されていたことを共有します。

 

 

皆さん、7月17日(水)は、第78回水曜行動in新宿でした。以下、簡単に報告します。梅雨空の中、雨に降られることもなかったのですが、途中、工事用車両の出入りで休憩を取りながら、20名で賑やかにアピールを行いました。作成したリーフの200枚は、全て配布しました。川崎からは今回も5名が参加し、チラシを一人で35枚も配布された方がいました。ありがとうございます。


◉月間報告として池田恵理子さんが発言。沖縄での米兵による性暴力事件と情報隠蔽に対して、7月2日、外務省前で350名が抗議に立ち上がったが報道が少なかったのは残念。7月8日、日比円滑化協定に対してフィリピンの女性たちが抗議の声をあげた。ドイツの「平和の少女像」を撤去させる日本政府の暴挙は許されない。令和書籍の国史教科書が検定を通ってしまった問題。中国では被害家族たちが裁判に立ち上がっている、ことを報告。(添付を参照)

◉〝サバイバーを記憶する〟は、中国の大娘・ダーニャン 高銀娥(コウ・ギンガ)さんのことを田巻恵子さんが発信。1937年7月7日の盧溝橋事件を契機とした日本軍の中国侵略の中で、山西省での「殺しつくし、奪いつくし、焼きつくす」無人区作戦が行われ、女性たちは拉致・連行されて強姦・輪姦される性暴力犯罪の餌食となった。そんなつらい人生の中で、高銀娥さんは裁判の原告となって闘った様子がリアルに報告された。是非、添付の資料をお読みください。

◉飛び入り発言として、ドイツ・ベルリンのミッテ区にある「平和の少女像」を日本政府が撤去させるという暴挙出ていることに抗議し、経過を報告したのは、梁澄子さん。「平和の少女像」は、戦時下の女性に対する性暴力を語り継ぎ、二度と繰り返してはならないと警告する像として恒久設置が求められていることを強調した。(別途、署名などが呼びかけられる予定)

◉一坪反戦地主会・関東ブロックの山野澄子さんは、沖縄での相次ぐ性暴力犯罪と情報隠蔽について怒りの訴えを行いました。基地がある限り、軍隊がある限り、性暴力はなくならない、沖縄だけでなく全国から共に声をあげていきたい、と強く呼びかけました。(添付の資料をお読みください)

以上です。8月は、8月14日メモリアルデーで、東京ボランティア・市民活動センターで14時からです。詳しくは、添付のチラシをご覧ください。是非、ご参加ください。(8月の水曜行動in新宿はありません)

 

 

 

 

皆さん

来週7月17日(水)は、第78回水曜行動in新宿です。

またしても沖縄で在沖米空軍兵による少女への卑劣な性暴力事件が起こされ(23年12月)、今年3月には那覇地検が起訴していたことが6月25日の報道で明らかになりました。絶対に許されません。しかも沖縄県も住民もその事実を半年近く知らされなかったという、とんでもない情報隠蔽の事実も明らかになりました。米兵が暴行を繰り返すのを国が隠蔽するのでは、住民は安心して暮らせません。7月17日の水曜行動in新宿では、一坪反戦地主会・関東ブロックの山野澄子さんをお迎えしてアピールします。是非、ご参加ください。

 
日時:7月17日(水)12時半~13時半、場所:新宿西口・小田急百貨店側(工事中)

発言:①月間報告:池田恵理子さん
 ②サバイバーを記憶する~高銀娥(コウ・ギンガ)さんのこと:田巻恵子さん
 ③発言:基地に蹂躙される沖縄・米軍兵士による少女誘拐強かん事件を許さない!(仮):山野澄子さん(一坪反戦地主会・関東ブロック)

 

 ※終了後、8月14日のメモリアルデーで使用する全員写真を撮影するため、それぞれの想いを書いたメッセージボードを持ってきてください。 

  よろしくお願いします。

 

<川崎から日本軍「慰安婦」問題の解決を求める市民の会>のみなさん、<沖縄の映画を観よう!かわさき>のみなさん、そして差別を許さない!みなさん、

昨日7月3日は、「在沖米軍による性暴力および情報隠蔽に抗議する外務省正門前スタンディング」に行って来ました。呼びかけたのは、<wam女たちの戦争と平和資料館>、<アジア女性資料センター>、<ふぇみん婦人民主クラブ>で、2日間の呼びかけで120もの団体が賛同して開かれました。川崎からも、この2団体も賛同して参加しました。まだ蒸し暑い夕方でしたが350人の人々が集まっていました。

沖縄で昨年12月から、3件もの米兵による性暴力事件がありながら、外務省はそれを隠蔽していました。沖縄県にも知らせず許しがたい性暴力を繰り返させていたのです。少なくとも12月の事件後に公表されていれば、こんなに次々と起こらなかった可能性もあるのです。

外務省などと交渉してきた福島議員から怒りの報告がありました。「みなさん、どう思いますか?被害者の名誉とプライバシーを守って公表することは可能ではないですか!」。wamの渡辺美奈代表や沖縄一坪反戦地主会の青木さんなど、10団体からの怒りのスピーチが続きました。

外務省と言えば、この間、「慰安婦」問題という「過去にあった事実をなかった」ことにするということを世界中にやっている役所です。世界中に建っている平和の碑や少女像、この間もドイツベルリンに建っている少女像を撤去しろと岸田首相とともに上川外務大臣が強要しています。外務省、これまでもフィリピン、アメリカやアルゼンチンなどで撤去を要求しています。平和の碑や少女像は世界各地で起こっている戦時性暴力に警鐘を鳴らす平和に向けた実践です。それに対し日本政府・外務省、「慰安婦」はいなかった。「あったことをなかったことにする」として撤去を強要する!。なんという恥ずかしい国なのか!

軍事基地や軍隊があるからこういう問題が起こっているのです。昨日の「緊急声明」では「私たちは米兵による性暴力が何度も繰り返される状況を許してきた米軍及び日本政府に強く抗議します。また、日本政府による情報隠ぺい、特にその口実として「被害者のプライバシー」が利用されることに強く抗議します。被害者のプライバシーに配慮しつつ情報を自治体・市民と共有することは可能であるばかりでなく、あらゆる性暴力、ジェンダーに基づく暴力を根絶するためにも不可欠です。・・・わたしたちは、国家安全保障を優先して、軍人による性暴力・ジェンダー暴力を不可視化し、過小評価し、許容してきた日米両政府に強く抗議します。あらゆる性暴力を許さず、基地押し付けと闘う沖縄の人たちと連帯します。」と結んでいました。

みなさん、この重要な問題、絶対に忘れず、強く取り組んでいきましょう!