まだパソコンは健在ということで本日最後の更新です。
前回の記事で書いたように、糖尿病改善の為に私が取り組んでいる、そして現時点では世間の常識となっていない(なるべき)ことは、本物の塩を水と一緒にしっかり摂ること、そしてしっかり歩いて体内で循環させることです。
塩を沢山摂ることの血圧への影響に関しては、前回の記事で書いたとおりですが、今回はもう少し詳しい解説を合わせて、腎臓への負担についての三木先生の見解も紹介します。
※以下より「癌からの生還」からの抜粋となりますが、こちらは三木先生が普段話しておられたであろう、関西弁そのままの記述になっております。
癌からの生還 M式免疫療法の秘密 阿部進 (三一新書)
『高血圧になるというその血圧やけど、流体力学を勉強した人にはわかるんやけど、次の三つで血圧というのが決まるんや。』
『血流の量、血液の粘っこさ、血管抵抗力だからやね。水と塩を沢山摂ると、確かに血液量が増えて血圧は上がるのよ。しかしやね、それよりも血液がサラサラになること、そして十分な塩分でレニン―アンキオテンシン系というのが働かなくなって、血管の緊張が取れることの方がもっと大切なんや。』
『その上、一万歩歩けば、これで毛細血管が開いてもっと血圧は下がるということや。歩かなかったら血圧は上がりますがな。だから歩け歩けとぼくはいうわけ。』
『人間の身体というのはとてもよくできておるんよ。塩分が足りなくなると一生懸命に腎臓を働かせて塩分をまた再吸収しようとするわけだ。するともっと血管を緊張させて血圧を何とか保とうとするの。だからやね、塩分を制限するということは、まったく意味がないどころか、かえって有害なんよ。』
『腎臓でのNa再吸収はね、腎臓にとても大きな負担をかけることになるん。だから塩は十分に摂らなあかんわけ。』
※くどいですが、ここでいう塩は自然海塩のことであり、塩化ナトリウム99%以上の食塩のことではありません。
これは三木先生も言われていますが、一般に糖尿病患者の血圧が高いのは、やはり糖分の摂りすぎ(そして処理能力の低下)が主な理由であると考えられます。
高血圧の主犯を塩分摂取と考えるのは、減塩信仰がかなり浸透した現状から考えれば少々無理があり、また三木先生の見解を読む限りでは、腎機能が低下している人ほど、塩(と水)をしっかり摂る必要があるということになります。
ここまで読まれて、思うことは人それぞれでしょうけれども、そもそも、失明寸前まで悪化していた阿部氏の血流(血管)が、なぜか腎臓だけは全く問題なかったなどということは、まず考えられません。既にかなりのダメージを受けていたはずです。
しかし大量の塩と水を摂取し、毎日欠かさずしっかり歩くという三木先生の教えを実践する中で、阿部氏の腎臓には何も問題は起こっておりません。実際、途中経過の描写の場面においても、問題なしとハッキリ書かれています。
またこれは何の根拠にもならないといえばそうなのですが、アマゾンのサイトを見ると、「糖質を控えて塩と水を大量に摂取したら実際に腎炎の数値が改善した」というレビューもあります。
確かに、どんな状態の人でも ―既に透析中という人でも― いきなり大量に、というわけにはいかないのかもしれませんし、三木先生によると、最初は一時的に血圧が上がる人もおられるそうです。なので、既に危険なレベルの高血圧だという方は、まずは野菜メインの食事を徹底し、塩分は血圧の状態を見ながら、少しずつ増やしていくのが賢明でしょう。
ここまで読まれて、それでもやはりあなたが、この阿部進氏や私の事例について「どうせたまたまの例外だろう」と判断されたとしても、それは仕方がありません。
ただ私は、人様がどう思おうが、10年かけて日本人の体質を研究し、実際に様々な難病患者さんを食事療法メインで完治に導いたという、本物の名医の理論(実績)と言葉を信用します。
仮に何かしらの反論に耳を傾けるとしたら、その方が余命2ヶ月以内の末期癌も超重症のアトピー性皮膚炎も、そして失明確定と太鼓判を押された糖尿病性網膜症も全て!三木一郎先生以上のスピードで治した実績をお持ちの医師が「実名で」指摘されてきた場合のみです。
改めてここでハッキリ書いておきますが、私はもちろん、阿部氏の事例は決して例外なんかではありません。実際こちらの先生が運営されている動画などには、塩と水をしっかり摂り始めた方による改善報告が多数寄せられています。(以下のページ以外にも興味深い内容の動画が山ほどあります)
https://www.youtube.com/watch?v=765mcT_3wbg
https://www.youtube.com/watch?v=VzvDMhH2MHE
https://www.youtube.com/watch?v=tGb4cey7VkU
https://www.youtube.com/watch?v=w3ItlEhtbr0
https://www.youtube.com/watch?v=NvZT1w_lBZY
以上、「心合いの風鍼灸院」様の動画となります。
※今回の糖尿病に関する記事はもちろん、当ブログ内の記事で私が書いていることについては、大野先生は一切関知しておられません。こちらの動画の紹介については、私がたまたま発見し、本物の塩と水の摂取によって改善された方が多数おられることを知って頂く為にということでお願いし、特別に了承して頂きました。(ですので、大野先生への質問メールなどは絶対にお控え下さい。あなたの疑問や懸念に対する回答は恐らく、大野先生が運営されている動画の中、そして閲覧者様のコメントに対する返答の中に全て入っているでしょう。不安な方は隅から隅まできちんと視聴して下さい。)
ここまで書いてそれでもなお、「本当に危険ではないのか?減塩が大切と殆どの医者が言ってるじゃないか?」と思われる方は、自分の心の声に従えばいいでしょう。私は何か特定の思い込みを手放したくない信者さんの洗脳を解くこと、また逆に私が洗脳されていると決めつけて論争を挑んでくる人とのやり取りに時間を割けるほど暇ではありません。
私がこういう記事を書いた理由は、減塩信仰に内心疑問は持ちながらも、どうしても「常識」が気になって不安がぬぐえない、または塩の大切さを全力で否定してくる周りの人達に対して、どう言い返していいのか分からないという方に、少しでも参考にしてもらえればと思ったからです。
別に無理して言い返さなくてもいいのですが、少なくとも、あなたが本物の塩を適量摂ることに対しての不安は、多少なりとも和らいだことと思います。(思いたい…)
さて。
三木先生が指導されていた内容は、もっと厳格な食事制限、そして大量の塩と水の摂取であり、もし今三木先生がご存命だったら、少なくとも自分が摂っているレベルでは「塩も水も全然足りてまへんで!本気で治す気ありまっか?」と叱られることは間違いありません。
だからこそ、アーシングその他の対策も「緩めに、同時進行で」行なったわけですが、しかしこちらで紹介されている方々も、阿部氏が言われたほど大量に摂取されていたわけではありません。糖質の制限もそうですが、そこまで厳格に取り組まなくても、(多少の時間はかかるかもですが)やはり一定の効果は期待出来るだろうと、私は考えています。
ではその、三木先生から最初に課される食事制限が如何に厳しいかということですが、簡単に記しておきます。(疾患別に少し異なるのかもしれませんが、基本的には同じはずです)
1.食事は青菜が半分
小松菜メイン、しかしほうれん草、キャベツは禁止、白菜は葉っぱの部分のみ、トマト、キュウリもしばらくは禁止、野菜炒めはべに花油使用、その他にも細かい制限あり
2.肉、魚、エビなどはOK
ただし生の状態で計って100g以内、ホルモンは禁止
3.酒
全て禁止(涙;)
4.米、小麦粉関係は基本的に全て禁止
パンや麺類の一部は指定されたものをごくわずかなら可(そして塩入りバターを2日で1箱のペースで使う ← つまり完全にバターが主役)
5.乳製品
ほぼ禁止、ただしヨーグルトは完全発酵させたもの、チーズはカチカチのエダムチーズならOK
6.食事は1日6回以上に分けて摂る
腹五分目が基本、満腹厳禁
ここには書きませんが、糖尿病が治っても「永久追放」という、ちょっと意外なものを含めた制限がまだ色々とあります。元からヴィーガンだという方でもない限り、これを守るのは殆どの方が無理でしょう。
だからこそ、私は自己流で緩めの糖質制限(…というほどのものではないですが)にプラスして、幾つかの対策を合わせたわけです。
今後の各種数値がどうなるかは、まだ何とも言えませんが、私は健康オタクではなく、単に間違っていると思うこと、これは広く世の中に知らしめるべきではないのかと思うことを書いているだけであって、元からそこまで長寿を目指しているわけでもありません(もちろん好き好んで早死にもしたくはないですが)。
ですので、自分の中では今のところ、これでヨシとしています。
最後に改めて強調します。
事実として、特に大して何も頑張ることなく、私はこのような世間的にはあまり知られていない方法で数値が大幅に改善しました。繰り返しますが、体重を減らすことなしに、そして血圧も下げながら、です。
面倒だったのは、夜中にトイレの為に2回ほど起きていたことぐらいです。今後どうなるかは、ある程度の時間をかけて続けてみないと分かりませんが、どなたにとっても試す価値はあると確信しております。
さて、糖尿病シリーズ最終回の次回は、少しばかり1型糖尿病に関係する話になります。これは2型の方にとっても意味のある話になりますので、宜しければ記事のアップをお待ち下さい。(次は少し間が空きます)
最後までご覧下さり、ありがとうございました。ああ疲れた…。
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