ダービーと目黒記念に感じる、「大阪府立大学OBの勝負気配」 | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

こんにちは。
元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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さて、私達は、先週のレースで、

「オークスでの3連複15020円5点的中」

「平安Sでの馬単3910円4点的中」

「烏丸Sでの3連複3670円4点的中」

といった結果を残しました。

その中で、「オークス」で2着だったウインマリリン(最終的に7番人気)と、3着だったウインマイティー(最終的に13番人気)については、5月18日(月)に、「パーフェクトホースマンズ」のホームページ内で、

【 こちら 】

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2012年の秋から、「株式会社ウイン」の代表を務めているのは、「マイネル軍団の総帥」こと岡田繁幸オーナーの三男・義広氏です。

同クラブに於いて、過去の代表的な存在としては、2003年のNHKマイルCを勝ったウインクリューガーや、2003年の京都ハイジャンプなど、障害重賞を4勝したウインマーベラスや、2004年の日経賞を勝ったウインジェネラーレや、2004年の京王杯SCを勝ったウインラディウスや、2014年の日経賞を勝ったウインバリアシオンなどが挙げられるでしょう。

2003年の「ウイン」は、ウインクリューガーやウインマーベラスの活躍などによって、過去最高となる「45勝・獲得賞金10億0653万円」という成績を残しております。

しかし、その後は一度も2003年の成績を超えられていない上、一昨年までの3年間も、

2016年→29勝・獲得賞金5億9246万円
2017年→38勝・獲得賞金8億2693万円
2018年→31勝・獲得賞金6億7797万円

と記せば分かる通り、物足りない数字に留まっており、更に昨年は、ウインブライトが中山金杯と中山記念を制し、尚且つ、香港のG1を2勝(クイーンエリザベス2世Cと香港C)したものの、他の馬がそれほど活躍できなかったことから、JRAに於いては、「26勝・獲得賞金5億7149万円」と、一昨年の数字を大きく下回っておりました。

そのため、今年はクラブの関係者全員が、「必ず巻き返したい」と考えている筈であり、実際、先週までに「19勝・獲得賞金3億8082万円」という成績を残し、昨年の同時期(5月3週目まで)の「12勝・獲得賞金2億7831万円」を大きく上回っております。

当然、現在はクラブの関係者全員が、「賞金の高いレースを勝って更に勢いを付けたい」と考えているのでしょう。

また、「ウイン」は、計33頭の「2019年度募集馬」(現2歳世代)について、昨年の6月20日(木)から今年の1月31日(金)まで出資を受け付けておりましたが、私が確認したところ、大半が満口とならずに締め切りを迎えておりました。

そして同クラブは、「2020年度募集馬」について、7月下旬に詳細を記したパンフレットを発送し、それから出資を受け付ける予定であるため、現在は関係者全員が、「昨年と同じ失敗を繰り返さないよう、過去の募集馬を活躍させ、クラブの知名度を高めておきたい」とも考えている筈であり、賞金の高い特別レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。

そういった中、「ウイン」は、今週、1着賞金1億1000万円(馬主の取り分は8割の8800万円)のオークスにウインマリリンとウインマイティーを登録しておりますので、私が同クラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。

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といった、「馬主のOさん」の見解を紹介していましたので、「パーフェクトホースマンズ」のホームページを確認していた皆さんも、私達と同じように、「オークス」では、ウインマリリンとウインマイティーを絡めた馬券を買って、オイシイ思いができたのでしょう。

そして今週は、ダービーや目黒記念や葵Sなどが行われますから、これらのレースもしっかりと仕留められるよう、全力で情報収集にあたっていきますし、今週のレースについての詳しい話は、できる限りこのブログで公開したいと考えていますので、興味のある方は必ず読んでくださいね。

そしてここからは、栗東の友道康夫厩舎が登録している、ダービーのヴァルコスとマイラプソディと、目黒記念のポポカテペトルについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のHさん」から届いた報告を紹介しておきましょう。

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友道康夫君は、大阪府立大学の獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一さんの厩舎で厩務員と調教助手を、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英君の厩舎で調教助手をやっとりましたな。

ちなみに、彼がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィーク(1998年のダービーなどGIを4勝)や、アグネスデジタル(2001年の天皇賞・秋などGIを6勝)とかを育てた白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。

友道君が浅見さんの厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田君の厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったんやから、走る馬を間近で見るっちゅう、ホンマにエエ経験ができたんやろ。

2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年が3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。

しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、ワンモアチャッターを使った2005年の朝日チャレンジCで初めて重賞を勝つと、アドマイヤジュピタを使った2008年の天皇賞・春で初めてGIを勝つなど、今までにJRAのGIを12回も勝って、これを入れて重賞を全部で43回も勝っとりますな。

2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう数字を残しとって、それから2015年までは2012年の成績を超えられなかったんやけど、去年までの4年間は、

2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
2018年→43勝・獲得賞金14億9300万円
2019年→36勝・獲得賞金14億6996万円

と書けば分かる通りで、4年続けて10億円以上の賞金を稼いどったし、今年は先週までに24勝を上げとって、これは矢作芳人厩舎と並んでトップの数字なんや。

せやけど、賞金は「4億7340万円」と、先週までに「7億1123万円」を稼いで1位の矢作厩舎に「2億3783万円」の差を付けられとるんやから、ワシが友道君やったら、「賞金の高いレースを多く勝たなアカン」と考えますわ。

そんな中、今週は、1着賞金が2億円のダービーにヴァルコスとマイラプソディ、5700万円の目黒記念にポポカテペトルを登録してきましたんで、どの馬も気合いを入れて仕上げるやろうな。

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友道康夫厩舎が登録している、ダービーのヴァルコスとマイラプソディと、目黒記念のポポカテペトルについて、「元調教師のHさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、馬券に活かしたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。