低学年から中学受験塾で先取りするメリットとは?(和差算の場合)」からの続きです。⇒

 

春に応用クラスに上がれたものの、そこから成績はじわじわ下がり続け、ついに迎えた夏休み明けの公開学力テスト。

ついに、偏差値30に着地しました。

あ、30台で、実はほぼ40でしたとかいうオチではないですよ? 四捨五入で30です。1000人近い塾生の中で、最下位から数えて〇人目です。初めて受験した塾生以外の方もいるでしょうから、毎日欠かさず2時間以上は勉強しているお子様に限定するなら、正真正銘、全国最下位かも知れませんね。

夏休み、遊びやスポーツに全力投球していたから、なんて言い訳もありません。夏期講習も受講して、平常授業も消化しています。夏休み前半は「たぶお式」のリベンジに取り組み、後半はRISUで基礎力アップに勤しみました。これでも努力したんです。

低学年のうちは偏差値に踊らされるべきではない? なんて言いますけどね? さすがにこれは、結果から目を背けちゃダメだと思います。パパ塾で半強制的に応用クラスに食らい付こうとした戦略が、間違っていたことの証明です。パパが全てを間違えていました。

【例題】
9月13日午後8時46分から、時計の短い針が13周して、さらに長い針が半周すると、いつになるでしょうか?(※ 実際の出題とは、多少異なります。)

9.13.20:46 +0.6.12:30 =9.20.09:16
答え.9月20日午前9時16分

この問題、初見での制限時間は3分です。さすがに小学2年生がノーヒントで解くのは難しいらしく、1分経過したところで「1日に短針は何周する?」といったヒントは提示されます。先生の解説も3分なので、それだけの時間で理解することが当然とされています。

ゆうくんに理解してもらって、3分以内に解けるように仕上げるのに、パパ塾では1時間も費やしてしまいました。筆算の形式で解かせるのですが、月、日、時間、分や、十の位、一の位を揃えて書こうとしません。意地でも書きません。パパに言われた通りに書くのが嫌だと怒ります。
当然、筆算を使わず解こうとして間違えるのですが、間違える自分も許せずノートをぐしゃぐしゃにします。実は1時間の大半は、日々こうした時間に費やされています。

毎日2時間勉強しているゆうくんは、勉強時間だけなら平均以上だと思います。ですが、1時間の授業を理解してもらうのに、2日掛かりで4時間は費やしています。スピードが遅いため勉強時間ばかりが延びて、勉強量と質が平均以下なのは間違いありません。テスト時間だけでなく、全てにおいてスピードが足りません。

夏休み中、夏期講習の様子を覗く機会を得ましたが、そこで分かったことは、とにかく何もかもが遅いということ。それこそ、計算式1つを書くまでに数十秒を費やします。その間に他のお子様は、何問も解いて先に進んでいきます。
普段はオンライン授業なので、パパは、ゆうくんしか知りません。そのため今まで「小学2年生なんだから、こんなもんだろう」と思い込みがありました。それが間違いでした。魔方陣の解説を101秒で済ませる授業速度がおかしいと思い込みがありました。それも間違いでした。他のお子様は、普通に「できる」のです。


引用元:二月の勝者

やはり「二月の勝者」は正しいようです。無理して上のクラスに食らい付こうとしたのは、明らかに失敗でした。「勉強しても偏差値40という『できない子』が、その後に『できる子』に変わったケースはない」という四谷大塚の統計データも、今のところは正しいです。レアケースを目指した結果、横ばい維持すらできずに、急下降した事実があります。

幸い科学的読解法のおかげで、国語は偏差値50をキープできました。印付けの時間配分さえ間違えなければ、読解力はついている気がします。地力の向上が成績向上に反映されないのは、スピードと語彙力の不足が原因と思われます。
国語より得意だったはずの算数が、逆に崩れてしまいました。実はテスト2枚目は捨てて良いと言い聞かせていました。その上で1枚目をボロボロ落とすのは、基本固め以前の問題です。スピード。とにかくスピード。反射で答えられる仕上がりが不可欠です。検算自体も間違えるようでは、話しになりません。

塾授業、受ける資格なし、です。

それをフォローするためだったパパ塾からも、しばらく撤退します。

というか、正直、心が折れました。塾授業は何回か休んだところで、スパイラルのため高学年で同じ単元は出てきますからね。公式を使わず解くのが中学受験塾(低学年向けカリキュラム)の魅力でしたが、断念せざるを得ません。公式を使った教え方の方が、ゆうくんには適している可能性に賭けるしかないです。
新しいインプットを止める代わりに、過去の週テストなどの復習に充てたいと思います。解き直しでお終いにしていましたが、それが失敗でした。パパ塾では、いつも時間無制限で解き直しさせていました。本来は制限時間を厳守した上で、時間内で解けるまで何度も何度も繰り返しやるべきだったのです。

物理的にこれ以下に堕ちようがないところまで堕ち尽くしました。比喩ではなく、後は上がるだけです。高学年までに応用クラスに復帰できなければ、そしてパパ塾でフォローすることなく自力で応用クラスの授業を受けられるようになれないのなら、中学受験からは撤退しようと思います。

 

⇒「ふんどし! 巣園祭(巣鴨中学・文化祭)に行ってきた!」に続きます。

 

最初から読む◆ 「中学受験」に療育っ子がチャレンジ!
◆ 「家庭学習」で四谷大塚の授業に追いつきたい!
◆ 「療育」(発達グレー)のあれこれ!