IQ検査で大事なのは、IQじゃない」からの続きです。⇒

 

療育(りょういく)と聞いても、一体何をしてくれるところなのか、いまいちイメージつかないですよね。ボクもそうでした。普通に暮らしていれば、療育という言葉自体、聞くことはないでしょう。
分かったことは、児童発達支援事業所(または放課後等デイサービス)によって、療育の中身は全然違うということ。トランポリン等での運動に注力する事業所もあれば、プリント学習を主とする事業所もあります。

中身以外にも、個別療育、小集団療育、集団療育といった手法の違いもあります。
小集団療育は、同じ事業所に同じレベル感のお子様が、たまたま同じ曜日に入っていないとマッチングできないのが難しいところです。小集団療育にステップアップしたいのに、相性の良い子が通所する曜日が変わってしまい、個別療育に後戻り、何てこともありました。

ゆうくんが最初(なぜ「最初」なのかは、後で投稿します)に通った事業所では、前半は個別療育、後半は集団療育という形式でした。
事業所は2フロアのみで、基本的に同じフロアで複数人が同時に療育します。前半は子供と先生が1対1で療育して、後半は全員で同じ療育をするスタイルでした。親のいるスペースはないため、預けた後は一旦退出して、時間になったら迎えに行くシステムです。

この事業所では、前半は粘土遊びや工作。後半は全員で歌や発声練習などをした後に、トランポリンや室内三輪車で運動というパターンが多かったです。
療育の中身は千差万別ですが、事業所問わず共通している大原則は、「療育では、絶対に子供を怒らないこと」です。「絶対に」です。自己肯定感を育むため、良いところを見つけ出して、とにかく褒めて共感を示してくれます。

それぐらいなら、親でも実践できるって思いますか?

思いませんよねー?

発達障害(グレーゾーン)のお子様をお持ちのパパさんママさんなら、ボクに共感してくれると思いますが、「絶対に」怒らないというのは極めて難しいです。どうしても怒ったり、怒鳴ったりしてしまいます。ゆうくん、ごめんね。

ゆうくん本人は、嫌がることはありませんでしたが、療育のある週末が楽しみって程でもなかったです。前半はともかく、後半の集団療育には戸惑いもあった様子。
パターンが崩れることを極端に恐れるゆうくんですが、逆にパターンを構築してしまえば、それほど抵抗感はなくなります。療育の帰りには、ファミレスのお子様ランチなど、ゆうくんの好きなご飯を食べにいけるというパターンを作ることで、1年ほどお世話になりました。

 

⇒「ピンチ! 療育が強制打ち切り!?」に続きます。

 

最初から読む◆ 「中学受験」に療育っ子がチャレンジ!
◆ 「家庭学習」で四谷大塚の授業に追いつきたい!
◆ 「療育」(発達グレー)のあれこれ!