療育って、何してくれるの?」からの続きです。⇒

 

早期療育は、脳の成長と共に効果が薄くなっていきます。なので「発達障害かも?」と感じたら、すぐに手を打つ(具体的な行動を起こす)ことが肝要です。自治体によって違うのかも知れませんが、年齢が上がると公金での補助も減って、逆に自己負担額が増えていきます。
そしていつかは、療育からは卒業することになります。一定の効果が見られて、「これならもう大丈夫」と卒業するケースなら、ハッピーですよね。

ところが!

そうではない、強制卒業のケースもあるのです! というか、うちはその危機に直面しました。

ゆうくんの特性が改善し、自治体の方で「療育不要」と判断されたのでしょうか? いいえ、違います。残念ながら、そこまでの改善には至っていませんでした。
待遇の悪さにより保育士不足が社会問題化しているニュースは、皆さんも聞かれたことがあるかと思います。療育でもそれは同じ。心理士などの専門職は複数の事業所に1人だけとかそのレベルで、子供を直接見てくれる先生方はかなり薄給なご様子です。それだけが原因ではないと思いますが、ころころと辞めていかれます。

「スタッフに辞められて、土曜の療育を続けられなくなりました。どこか他を探してもらえませんか?」

ええええーーーー!!

平日に枠を設けたいと提案いただきましたが、うちは共働きで日中には送迎できないため、お気持ちだけ頂戴して、最初の事務所は卒業することになりました。
療育開始時の悪夢再びです。リストを片手に、片っ端から探し回ります。

実は最初の事業所が決まってから数か月後、当初に当たっていた別の事業所から「ようやく枠が開いたので、受け入れできますよー」と連絡いただいていました。
当然、「あ、もう別の事業所で受け入れてもらったので、結構です」と、今度はこちらからお断りする形となりました。

断らなきゃ良かったーーーーッッ!!!!

まあ、療育内容に不満があった訳でもないので、未来予知の能力がない限り、事業所を移るなんて発想は、当時は微塵もなかったんですが。今更、やっぱり入れてくださいとお願いしても、その枠はとっくに埋まっています。

しかし、捨てる神あれば拾う神あり。幸運なことに、この時期に新しい事業所がオープンするという情報をキャッチしました。最初の事業所に比べてちょっと遠いんですが、オープン時なので当然、全ての枠が空いています。
こうして現在(小1時点)でもお世話になっている、2つ目の事業所が決まりました。

 

⇒「事業所による療育の違い」に続きます。

 

最初から読む◆ 「中学受験」に療育っ子がチャレンジ!
◆ 「家庭学習」で四谷大塚の授業に追いつきたい!
◆ 「療育」(発達グレー)のあれこれ!