「児童発達支援事業所が1年待ち!?」からの続きです。⇒
ブログのタイトル説明をキャッチーにするため、「発達障害&ギフテッド」というキーワードを盛り込んでいますが、実は、看板に偽りありです。
発達障害(脳機能障害)だから、我が子にはギフテッド(天才)的な才能もあるはず! という希望を持ちたくなりますが、そうではないようです。
発達障害のお子様は能力に凸凹があるケースが多く、凸の部分が上手くマッチすると、ギフテッドとしての才能が顕在化することは稀にあるようですね。そうしたケースは、2Eと呼ばれています。
ただ、特別な才能を持たない発達障害の子の方が多数派だということは、現実として知っておいた方が良いと思います。
本物のギフテッドの定義は、IQが130以上。「たぶお式」に集まってくるような、まさに天才児です。
一方、療育で検査してもらったところ、ゆうくんは小学校入学時点でIQ120。一般的にIQ70~130が「普通の子」と定義されるので、深刻な学習障害こそありませんが、特別な才能もありません。
IQ120という数値が示すのは、10人に1人ぐらいの割合ということです。グレーゾーンの子も大体同じぐらいの割合でいます。10人に1人と聞くと少ないように感じますけど、どのクラスにも必ず2~3人はいる「あの子ちょっと変わってるよね」的な子供と聞けば、ずっと身近に感じませんか?
大人だって同じです。診断を受けていないため未確定のケースが(ボク自身も含めて)大半だと思いますが、皆さんの職場や生活環境にも、そうした特性の人達はたくさんいます。それでもちゃんと、働いて、家事をして、子供を育てて、生きているんです。
中学受験塾の選抜クラスに入れる子や、難関校に合格できる子の方が、よっぽど特別で希少な存在ですね。
ちなみにゆうくんは、全統小(四谷大塚)の偏差値でも40でした。下から数えて10人に1人レベルの成績の悪さです。たまたまIQ120や発達グレーの割合と同じですが、それぞれの数値に科学的な相関性はないです。
「配られたカードで勝負するっきゃないのさ、それがどうゆう意味であれ」という名セリフもあります。マイナス部分とは上手く折り合いを付けながら、プラス部分を目いっぱい伸ばしてあげたいと、パパとしては思うのです。
⇒「本気のIQ検査は、本気で大変!」に続きます。