love storys  ~17歳、私と君と。~ -54ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side裕哉~


最悪なことをしてるって分かっている。


彼女はまだ少なからず僕のことを好きでいてくれているっていうのは分かっていた。


そして、彼氏の方が僕より大きな存在であるということも。


だからこんなことをした。


彼女という存在を自分に向かせるために。


正直少し驚いているんだ。


自分はここまでしてでも。


ずるいやり方をしてでも、理菜さんを手に入れたいんだなって。


今までは誰でもいいなんて考えていた。


無駄でつまらない時間を埋めるためのただの暇つぶし。


その程度。


好きという感情は微々たるもの。


冷めているなとか思いつつ、もし初恋の人という存在がいなければ好きになっていたのかも。


なんて思ったりもしていた。


あり得ない淡白な感情。


でも今はもう違った。


どんな手を使ってでも・・・そんな思いがある。


貪欲に、欲しがっていたんだ。


彼女を・・・。


「私は・・・」


彼女は口を開くが、まだ決めかねているような声のトーンだった。


「決められない?」


「私は、どっちも好きですから」


「どっちも・・・ねぇ」


好きと言われれば嬉しい。


だけど、もう1人好きな人がいるといわれたら当然その喜びは半減する。


それは当たり前の感情だ。


誰にも持ち合わせているもの。


独占したいという思いは・・・。


「理菜さん、どっちもはだめだよ」


「そんなこと分かってます・・・でも」


「でも?」


「決まんないんです・・・」


絞り出すような声。


その声に僕は罪悪感を覚える。


それでも、自分のため。


そんな自己中な想いが、折れそうになった心を必死に支える。


つくづく思う。


自分の最低で傲慢で・・・。


きりがないほど出てくる自分への誹謗中傷。


それを心の中で言い続ける。


意味のない戒めのために。


そして最後に出てきた言葉は


「ごめんね・・・」


彼女への謝罪の言葉。


「何で謝るんですか・・・?」


「わかるだろ?」


「なんとなく。でも悪いのは私ですよ」


「そんなことないよ」


ドア越しに続く彼女との二人きりの会話。


それは特別な空間。


けれど、特別だからといって幸せなわけじゃない。


今の僕らの複雑な関係が、何とも言えない空気を作り出している。


その時だった。


カツンカツン・・・。


独特な甲高い音。


上履きが階段を踏みつける音。


その音が徐々にこっちへ近づいてくる。


やばい・・・生徒だろうか?


屋上の方にはこないでくれ・・・。


そんなことを心の中で願うが、叶うことはなく、1人の男の子が目の前に現れた。


その男の子は一瞬目を見開いて「・・・誰ですか?」


僕にそう尋ねてきた。




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こんにちわ。


最後の文、さぁ誰でしょうか!?


もう二択ですよね。


名古屋で出てくる登場人物はさんにんなのでw


ではまた明日!!

『裕哉さんはまさか今・・・。私の後ろにいるんですか?』


『正解。その通りだよ』


彼の甘い声は信じられないことを口にする。


『なんで・・・』


『せっかくだから、直接聞こうと思って』


『何をですか?』


『返事を・・・』


『・・・』


何て言葉を返せばいいのかわからない。


だって、私はこの人を振る気なのだから。


せっかくここまで来てくれたこの人を。


ただ・・・。


『理菜さん、電話切るよ?』


『はい』


ツーツーツー。


会話が途切れる音が流れる。


しかし、私たちの会話が終わるわけじゃない。


だって今。


私と彼はドア一枚を挟んで座っている。


すぐ側にいるのだから。


ただ、見えない。


声は聞こえるけど、見えることはないんだ。


こんなにもそばにいるのに。


「ドア・・・開けてもいいですか?」


彼に会いたい。


そして、見たい。


今の彼を。


半年以上の歳月が経って、彼がどのように変わったのか。


それとも変わってないのか。


大好きだった彼は今どのような表情をしているのか。


会いたいという感情は膨らむにつれて、まずいことが起きる。


振るという思いが、感情が薄れてきているんだ。


だってこれは想定外のこと。


起きるなんて少しも思っていなかったこと。


それが起きてしまったのだから。


私が彼を振ろうとしている理由の一番は会えないから。


私たちは会えないふたり。


そう確信していたから。


なのに、それは今のこの瞬間を持って完全に崩れさった。


会えないわけじゃない。


頑張れば会えるんじゃないか?


彼がこうやってそれを証明してくれた。


温もりだって感じることができる・・・はず。


「え・・・なんで?」


「なんでって・・・。裕哉さんに会いたいからです」


「それは少し嫌だなぁ・・・」


「なんでですか?」


「僕は今日、理菜さんに会わないって決めてるから」


「え・・・」


「あ、ただ告白の返事次第だよ。理菜さんが僕を振るなら会う理由がなくなるから、このドアを開ける必要がないってこと」


「・・・ずるい」


思わず、そんな言葉が口からこぼれる。


目の前にいて・・・たかがドア一枚の壁を越えたら会える場所にいて。


そんなそばにいるのに会えないのは辛い。


「ずるいって・・・」


彼は苦笑気味に私の言葉を繰り返す。


「裕哉さんは、私に会いたくないですか?」


「会いたいですよ?」


「だったら会いませんか?」


「それは、理菜さんの返事次第だって」


また・・・揺らぐ。


何度も決意をしたのに・・・また揺らぐんだ。


二者択一のこの問題はすごく過酷で残酷で。


私を苦しめ続ける。


だけど、これを作り出した元凶は私当人であるわけで・・・。


「僕は理菜さんに会いたいよ。でも・・・お別れをするのに会うのは意味がないじゃん」


「でも・・・」


「理菜さんは今彼氏がいるんだよね?」


「はい・・・」


「そっちを取るなら、この扉は開けないで僕はここからいなくなる。僕を取るならここを開ける。この二択だから」


「二択・・・」


この二択はどんな問題よりも難しい。


私の今後を左右する大事で重い問題だ・・・。






決めたはずの決意は簡単に崩れ去る。


傾いたはずの天秤はいつの間にか平衡を保っている。


私の想いはこれからどちらに傾く?


傾いた方がいい方は決まっている。


でも、これは理屈じゃない。


好きって思いの強さは、距離なんかじゃ計れない・・・。




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うだうだと続きます。


実のところ、どっちにするか自分が一番悩んでいるのでw


ただ!!


明日ついに理菜がどちらを選ぶのか・・・。


決まります!

こんばんわです!!



今日はブログ更新できなかった~・・・。



すいません。。



明日は更新します!!



・・・多分。



文化祭の打ち上げで家に帰れなかったんですよ。



いまだに眠い・・・ww



みなさん、今日の休日はどう過ごしましたか?



もう11月。



池袋、なんかイルミネーションありましたよ。



クリスマスが近い!!



やばい!!www



そしてそのついでのブログネタww



恋人とする憧れの行動 ブログネタ:恋人とする憧れの行動 参加中

本文はここから



憧れ・・・。


自転車の二人乗りかなぁ。


でも、それは制服ですよね。


一番いいのは。


そう考えるとドライブとかかなぁ。。


みなさんはなにかありますか?


明日は87話です。


お楽しみに!!


『裕哉さん』


『うん?』


愛おしい声は少しだけまた私を苦しめた。


でも、大丈夫。


『告白の返事、今言ってもいいですか?』


『いいよ』


同じ景色を見ていない私たち。


二人は遠く、会うことが困難な距離にいる。


だからこうやって声だけで、耳元に聞こえる音だけでやり取りをしている。


相手の表情は分からない。


今、悲しんでるのか喜んでいるのか。


そんな二人が告白が・・・とか話しているんだ。


二人が付き合うことは夢物語。


所詮は空想の世界。


交わることを許されない二人なんだ。


きっと。


あはは。そんな大それたものでもないか・・・。


『私は・・・』


『あ、でも少し待って』


言葉を彼に遮られる。


電話越しに、ザッ・・・ザッ・・・と雑音が聞こえる。


・・・なんだろ。


少しだけ疑問に思ったが、そんな疑問は今から言わなくちゃいけない言葉をまとめるのに必死ですぐにかき消される。


『どれくらいですか?』


『ん~・・・あと30秒』


『なんですかそれは・・・』


私は空を見ながら苦笑した。


空はいつも通り青い。


澄み渡った綺麗な空。


まぁ・・・空は海の色が反射してそうなっているだけなのだから青いというより透明に近いものなのかもしれないけど。


『いいからいいから』


カツン・・・カツン・・・。


今度は甲高い音が聞こえる。


彼はどこを歩いているんだろうか。


『あ、あと5秒』


そう言った彼はそこからカウントダウンを始める。


『5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・もう言って大丈夫だよ』


『え?もう何が何だか分かんないですけど』


言おうとしていた言葉は完全に言うタイミングを見失っている。


『じゃあさ、屋上の出入り口のドアまで来て』


じゃあ?


じゃあってなんだ・・・。


『え?いいですけど、どうして私が屋上にいること知ってるんですか?』


彼は私の質問に答えることなく、指示を出していく。


完全に彼のペース。


私は今現状で何が起きているのかわからない。


だから、とりあえず彼の指示に従う。


『さぁね。来たらドアに寄り掛かって座って。絶対にドアを開けちゃだめだよ?』


『はい・・・』


私は言われるがままにドアを背もたれにして寄りかかった。


・・・なんか変な感じがした。


ドアの冷たさを肌で感じて、彼の声を耳元で感じて。


『寄り掛かりましたよ?』


『わかった。理菜さんには僕の声聞こえてる?』


支離滅裂。


いよいよ彼の言っていることが完全に分かんなくなってくる。


『そりゃあ・・・電話してるんだし・・・』


『さすが理菜さん・・・』


彼は苦笑とも失笑ともとれる呆れたような口調でそう言った。


『なにが。私にはすべてがわからないんですけど・・・』


ため息をつきながら


コツン。


私は後頭部をドアにぶつけた。


え・・・?


その時おかしな現象が起こる。


『・・・コツン』


その音が耳元から聞こえてきた。


『今、頭ぶつけた?』


『え・・・あ、はい』


『電話越しに音、聞こえたでしょ?』


彼の確認を取るその言葉でやっとすべての意味を理解した。


ただ・・・信じられない。


そんなこと・・・。


『裕哉さん・・・』


『ん?』


『裕哉さんはまさか今・・・』




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この回は上手く書きたかった・・・。


とか思いますが。


難しい!!

告白の返事をしなかったことで勢いで言ってしまった言葉がまた言えなくなってしまっている。


あの時に言えていれば・・・。


あの時なら、私は彼を振っていた。


隆弘を選んでいた。


今でもそれは揺るがない・・・はず。


少しずつ、自信は失われていく。


決意は鈍くなっていく。


昼休み。


私は屋上で空を眺める。


そして、揺らぎ続ける自分の気持ちにイライラしながらため息をつき下を向く。


隆弘が好きだ。


私を包んでくれる優しさ。


傍にいてくれる時の温かさ。


裕哉さんには間違いなく求めることができない最高のものを持っている。


それは私が一番欲していたもの・・・。


隆弘との恋愛はドキドキするものじゃない。


安心できるもの。


その温かさで安らぎで。


眠ってしまいそうな。


それぐらい有難いもの。


対照的に裕哉さんはドキドキさせるもの。


声を聞くたびにドキッとする。


たかが声を聞くだけでだ。


疲れてしまう・・・そんな相手。


二人は対照的だけど、一言で表すなら同じよ存在。


好きな人である・・・ってこと。


けれどそれはあってはいけないことなんだ。


片方を選ばなくちゃいけないんだ。


悩まずに決めなくちゃいけないことなのだけれど・・・。


そう簡単には行かない。


決まらない・・・。


どっちにしなくちゃいけない?


今後、生きていく上でどっちが大切?


決まっている。


遠い相手は障害が大きい。


特に学生なんてそんな縛られるような職業の場合は。


それに、私が今ほしいのは安定。


温もり。


だから当然隆弘なわけで・・・。


「隆弘・・・」


私は彼の名前を呟いた。


そして、裕哉さんの存在を消しさろうとする。


だけどその時・・・。


『その決断は本当に正しい?』


・・・あ。


あの時の声が私の脳に直接響くように声を送ってきた。


3月2日。


その存在を今思い出す。


言ってたな・・・たしかに。


「正しいよ。絶対」


『裕哉さんの声をもう聞けなくていいの?刺激のある恋愛はもういらないの?』


「・・・」


私はなにも答えを返さない。


刺激を求めるのが恋愛だ。


そんな考えもある。


でも私は・・・。


『隆弘を選ぶの?』


「うん」


私は即答した。


決めたんだ。


隆弘を選ぶと。


『後悔はしない?』


僅かに・・・声のトーンが落ちたように思えた。


「後悔をしない人生なんてないんじゃない?」


『そうね。あなたが最善の選択肢を選んだのならきっとそれが正しいと思う』


「肯定は初めてじゃない?」


『そうね。即答されたら何も言えなくなったから。あなたの決断が正しかったのか見届けてあげる』


そう言って声は消えさる。


私の決意は声にも負けなかった。


大丈夫。


大丈夫。


決意を決めた今。


今しかない。


私はケイタイを取り出して彼に電話をかけた。


今度の電話はすぐに繋がった。


『もしもし』


私の大好きな声が聞こえた。


これから私は・・・好きな相手からの告白を断るんだ・・・。





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今、2パターンを考えています。


90話ぐらいで終わらせるか。


120話ぐらいで終わらせるかww


グダグダになっているので、90でいいんじゃないかなぁとか思っていますww


少し考え中ですww