love storys  ~17歳、私と君と。~ -30ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「ふぁぁぁ・・・」


君が欠伸をしながら起きる。


その時の、伸びをしながら少し涙目になる君の顔はとてもかわいく、そして無防備で。


なんとも、思春期の男の子には辛いものがあった。


「幽霊も寝るんだね」


「ん~・・・そうらしいね」


幽霊だったって忘れてたよ、彼女はそう続けて自分の手を見つめ、開いたり閉じたりする。


「紅茶とコーヒー。どっちを御所望ですか?」


「紅茶!と言いたいところだけど、多分私は飲めないから」


「ああ・・・そっか」


「・・・」


「・・・」


お互いに無言になる。


まずい。


空気を悪くしてしまった。


「ごめん」


「なにが?」


愛理は尋ねた。


愛理はソファの上で足を組んだ。


「なにがって・・・」


「別に気にしてませんよ」


彼女は下唇を突き出して少し不機嫌そうに答えた。


「めちゃくちゃ怒ってんじゃん」


「そう見える?」


「うん。愛理は顔に出やすいからね」


「・・・からかってるの?」


彼女は頬をふくらまして僕を睨む。


「いや・・・別に」


僕は苦笑しながら、紅茶をパックから一つだけ取り出す。


「純也君も分かりやすいよ?」


「そう?僕は結構ポーカーフェイスは得意なはずなんだけど」


そして、それをお湯に何度かつけて色を出した後に、捨てる。


「それは知ってる」


「じゃあ、なにで分かるの?」


一口、紅茶をすすってあつっ。


・・・猫舌の自分にはすぐには飲めないらしい。


「あ、やっぱり、自覚ないんだ?」


「なんか馬鹿にされてる感が否めないんだけど?」


「いやいや。そんなことはないですよ?」


「あるって。で、聞こうか」


「声です」


「声・・・?」


「うん。声。君が不機嫌な時は声が一段下がるんだよね。それでわかるんだよ」


「へぇ・・・初耳」


「こっちも初口だよ」


「・・・なにそれ」


「なんでもないです」


彼女は舌を出して笑った。


不思議だ。


僕はキッチンにいて、君はソファに座って。


一つ屋根の下、夫婦や同棲しているカップルみたいにこうやって話している。


半年前、君がいなくなる前には考えられなかったことだ。


もちろん、いなくなってからなんてなおさらのことだけど。


「どうしたの?」


気付いたら、彼女は僕の隣に来ていた。


そして、僕の顔を覗き込む。


・・・顔が近い。


ポーカーフェイスを装う・・・が。


顔が熱くなっているのが自分でもわかる。


それに対して、君は普通で。




君は今、僕のことをどう見ている?



相手の気持ちはわからない。


相手の気持ちを知ることができる言葉。


それさえも曖昧で。


だから、人には相手の気持ちを完全に知りえるすべを持っていない。


信じるだけ。


そして、近づこうとする努力をするだけ。


それが精いっぱいなんだ。



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みなさんは不機嫌な時、分かりやすい方ですか?


誰からも悟られませんか?


ちなみに、僕は純也と同じで声が低くなって、めちゃくちゃ分かりやすいらしいですww


次回の更新は日曜日です!!

てか・・・。


全然話が進んでいない・・・ww



GWですね。



皆さんいかがお過ごしでしょうか?



僕は・・・少し自分探し中です。



てことで、小説更新できませんでした><



小説の更新の開始は明後日からでお願いします。



今日は出かけるので、明日から本格的にパソコンに向かい始めるので。



部活もやめたのですが、脚本の方で干渉はしていきたいと思っているので、



そっちもかかねば・・・。



漢字検定もあるし。



いろいろやることが・・・。



でも、ぜんぶ自主的にやっていることなので、何とも言えないのですが・・・ww



とりあえず頑張ろう!!



で、めちゃくちゃ久々のブログネタですw



恋人が芸能人を「カッコいい」「可愛い」やきもち焼く? ブログネタ:恋人が芸能人を「カッコいい」「可愛い」やきもち焼く? 参加中
本文はここから



どうでしょう?w



めちゃくちゃ好きな人だったらするかもですね~



「平成ジャンプ」以下のジャーニーズのメンバーだったらする可能性大ですw



年齢近いし。



逆に嵐のメンバーとかだったらなんら問題はないんですけどね。



う~ん・・・。



心が狭いのかな?



では、また明後日!!



幽霊モノ。



これからどう持っていこうかなぁ~ww

これは何の因果なのだろうか。


今目の前に、好きな人がいる。


その人は他界した。


この世にはいないはずの人。


なのに・・・。


僕の見えるところに、すぐ側にいるんだ。


これは嬉しいことでもあり、つらいことでもある。


何で辛いのか。


君に触れることができないから。


君の体を触れれば、貫通して通り抜ける。


君から僕に触れることはできるらしい。


けれど、僕からは触れることはできない。


拷問に近いような・・・それほどに辛いこと。


友達だった僕達。


恋人ではなかった僕達。


傍から見れば、そんな関係なら触れなくてもいい。


そう思うかもしれない。


でも僕は・・・。


彼女に触れていたいんだ。


叶わないと分かっていても。


恋人じゃなくても、彼女は僕の『好きな人』だから。


「・・・まあ、だけど。そんなの贅沢すぎだよな」


僕は、彼女の寝顔を見ながらそう呟いた。


見れるだけでも、幸せなことだ。


それ以上は望んじゃいけない。


そう自分に言い聞かせながら、彼女から視線を外して窓の外を見る。


窓からは月が映っている。


それは綺麗な満月。


かけている部分は一切ない。


その月を見た時に、ふと君とした会話を思い出す。


『月って、純也みたい』


『何言ってんだよ』


並木道を歩く僕ら。


秋になっていたこの頃は、紅葉が綺麗で、僕達はこの道をゆっくりと歩いていた。


『月って、毎日形を変えるから。君も毎日違う表情を見せる。怒ってたり、笑顔だったり、不機嫌だったり、寂しそうだったり・・・』


『それは僕だけじゃなくて、みんなそうだよ』


僕は、地面に転がっていた石を軽く蹴る。


甲高い音が響いて、石はころころと転がって行く。


その石は君が歩く、前で止まった。


『月を見るの・・・私好きなんだよね。毎回表情を変えるし。それに私は一喜一憂するんだよ。今日は満月で嬉しかったり、新月で少しつまらなかったり・・・不安になったり』


そう言って、僕が蹴った石を君が蹴る。


『え?』


『だから・・・』


彼女は石が転がり、着く先を見ていたが、視線を僕の方に移して・・・


立ち止まった。


『君と月は一緒』


それは間接的に言った、彼女から僕への告白。


けれど、それに気づかなかった僕は


『なんだそりゃ』


彼女から視線を逸らして、月じゃなく、星を見上げた。





君は僕のことを月に例えた。


なら僕も、今の君を月に例えよう。


君は水面に浮かんだ月だ。


幻のようなもので・・・


触れることができない。


愛理。君はそんな月だ。


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次の更新は29日。日曜日です!!


「愛理・・・なんで?」


「なんでって・・・私が聞きたいくらいだよ」


彼女はテーブルに手を乗せる。


「おっ。触れられる」


彼女は少しだけ笑顔を浮かべた。


「今、愛理は霊ってことだよな?」


僕の問いに彼女は僕の方を見る。


そして、一拍あけて


「そうっぽいね」


彼女の底答えは歯切れが悪かった。


「成仏できなかった・・・ってこと?」


「まあ、そうじゃない?」


「未練があった・・・?」


「さぁ?」


「さぁ・・・って。自分のことだろ?」


「そうだけど、急にそんなこと言われても。こっちだってびっくりしてるんだから」


彼女はそう言いながら、テーブルの上にあったカップを手に取った。


そして、「高そう・・・」


独り言のように呟いて、色々な角度からそれを見る。


「・・・ビックリしてるようには見えないんだけど?」


「いやいや。してるけど?ただ、表情に出ないだけですよ?」


「そうですか」


僕はため息をつきながら、ソファに座る。


そして・・・考える。


霊って存在するものなのか?


そんなことを。


僕は非科学的なものは基本的に信じる方じゃない。


霊という存在はいないと思っている。


というより、いても見えないものだと思っている。


平等ではない人間でも、特殊と呼ばれるものの類に関しては僕は平等だと思っている。


だから、霊は人間には一律して見えるものではない。


それが僕の中の定義だ。


なのにこれは・・・。


「どうかした?」


彼女が、近づいてきて、僕の前にちょこんと座った。


「別に・・・」


「とりあえず、受け入れたら?」


「何を?」


「私を」


そう言って、彼女は僕の手の上に自分の手を重ねた。


だけど、彼女の手の感覚は僕には伝わらない。


温かさは感じない。


感じるのは、微かに感じる何かの重みだけ。


そこに神経を集中させなければわからないくらい、小さな。


微弱な重み。


「人間には触れられないっぽいな」


「え?私は触れてる感覚だけど・・」


「まじでか。僕は、微かな重さを感じるだけ。実態を触れてる感じはしないよ。多分物にも正確には触れているとはいわないんじゃない?」


「どういうこと?」


愛理は頭の上にたくさんのクエスチョンマークを浮かべて僕に聞く。


「浮かしてるだけってこと」


「へ?よくわからないんだけど」


「わかんないならいいよ」


「えー」


彼女は頬をふくらまして僕を睨む。


「そんなことより、今後どうするかについて考えな方がいいんじゃないの?」


「今後?」


「うん。愛理が何でこの世界に戻ってきたのか。どうしたら成仏できるのか」


「成仏・・・か」


「したくない?」


「さぁ・・・ね」


彼女は僕の方をじっと見た後、地面に視線を移して言葉を濁した。



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説明とかなんやらで、よくわからない回になってしまいました><


まあ、とりあえず愛理からしたら物にも人間にも触れられるってことです。


ただ、相手側は触れられている感覚はないってことです。


ちなみに、触れるというより霊という空間がそこにあるので、空気が生まれて浮かしている・・・


ってのが正しいです><


ん~・・・よくわからない!!ww


次回は27日です!!

家の中は相変わらず閑散としていた。


こんな家に早く帰りたかった僕は、少し病んでいる。


1人の空間。


誰もいない孤独。


それが・・・好き?


「そんなはず・・・ないだろ」


僕は自分に問いかけて、答える。


1人暮らしはいいものだった。


好きな人を好きな時に呼べて。


もちろん、相手の都合というものもあった。


けれど、それがない日。


2人とも、バイトも課題もない日。


僕は君を家に呼んだ。


それはまるで恋人。


他人から見たら、間違いなくそう呼べるもの。


でも、僕達にはそんな関係にはお互い見えてなかった。


というより・・・見なかった。


少なくとも僕は。


君が、それを望むと口に出すことがなかったから。


僕は臆病者だ。


相手が口に出さなければ、自分からは動かない。


思ってても行動しない。


それはなんでか。


相手の気持ちを完全に知ることはできないから。


ある程度は分かっていたつもりだ。


君のことを・・・。


「でも・・・」


僕は、ソファに寝転がり、目を閉じた。


そして、腕で目を覆う。


まただ。


空白の時間。


何もしない時間のすべてが・・・君で埋まる・・・。


キィィィ!!


大きな音が聞こえた。


急ブレーキの音。


タイヤが地面にこすれる音。


女の子の悲鳴。


それが不協和音となって僕の耳に入る。


そして、見てもないはずなのに、僕の脳裏にその映像が映し出される。


ブレーキを必死に踏む、どっかのおっさんの焦る顔。


周りの人たちの青ざめる顔。


そして、今にも轢かれそうな・・・


「え・・・?」


君の顔・・・。


・・・。


暑い。


僕は、腕をどけて目を開けた。


「夢・・・か」


時計を見ると、帰って来てから20分経過していた。


「・・・はぁ」


僕はブレザーを脱いで、ネクタイを緩めた。


それにしても・・・なんて嫌な夢だ。


帰ってきて早々に寝て見る夢じゃないだろ・・・。


そういえば、夢って寝る前に考えてたこととかが出てくるんだっけな・・・。


それなら合点がいく。


「じゃあ、考えなければいいってか?無理そうだな」


僕は自嘲しながら立ち上がって、ブレザーを干す。


「意外に几帳面なんだね」


その時、後ろから声が聞こえた。


「は・・・?」


僕は反射的にその声のする方へ振り向いた。


この家にいるのは僕一人。


他に誰かが入る方法なんて・・・。


それに・・・この声・・・。


「よっ。久しぶり」


そこには、手を上げて、苦笑している君がいた。


「なんで・・・いるんだよ・・・」


「私に聞かれても・・・」


君は、表情を変えず、苦笑したまま僕にそう言った。




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次回の更新は25日の12時で!!><