「愛理・・・なんで?」
「なんでって・・・私が聞きたいくらいだよ」
彼女はテーブルに手を乗せる。
「おっ。触れられる」
彼女は少しだけ笑顔を浮かべた。
「今、愛理は霊ってことだよな?」
僕の問いに彼女は僕の方を見る。
そして、一拍あけて
「そうっぽいね」
彼女の底答えは歯切れが悪かった。
「成仏できなかった・・・ってこと?」
「まあ、そうじゃない?」
「未練があった・・・?」
「さぁ?」
「さぁ・・・って。自分のことだろ?」
「そうだけど、急にそんなこと言われても。こっちだってびっくりしてるんだから」
彼女はそう言いながら、テーブルの上にあったカップを手に取った。
そして、「高そう・・・」
独り言のように呟いて、色々な角度からそれを見る。
「・・・ビックリしてるようには見えないんだけど?」
「いやいや。してるけど?ただ、表情に出ないだけですよ?」
「そうですか」
僕はため息をつきながら、ソファに座る。
そして・・・考える。
霊って存在するものなのか?
そんなことを。
僕は非科学的なものは基本的に信じる方じゃない。
霊という存在はいないと思っている。
というより、いても見えないものだと思っている。
平等ではない人間でも、特殊と呼ばれるものの類に関しては僕は平等だと思っている。
だから、霊は人間には一律して見えるものではない。
それが僕の中の定義だ。
なのにこれは・・・。
「どうかした?」
彼女が、近づいてきて、僕の前にちょこんと座った。
「別に・・・」
「とりあえず、受け入れたら?」
「何を?」
「私を」
そう言って、彼女は僕の手の上に自分の手を重ねた。
だけど、彼女の手の感覚は僕には伝わらない。
温かさは感じない。
感じるのは、微かに感じる何かの重みだけ。
そこに神経を集中させなければわからないくらい、小さな。
微弱な重み。
「人間には触れられないっぽいな」
「え?私は触れてる感覚だけど・・」
「まじでか。僕は、微かな重さを感じるだけ。実態を触れてる感じはしないよ。多分物にも正確には触れているとはいわないんじゃない?」
「どういうこと?」
愛理は頭の上にたくさんのクエスチョンマークを浮かべて僕に聞く。
「浮かしてるだけってこと」
「へ?よくわからないんだけど」
「わかんないならいいよ」
「えー」
彼女は頬をふくらまして僕を睨む。
「そんなことより、今後どうするかについて考えな方がいいんじゃないの?」
「今後?」
「うん。愛理が何でこの世界に戻ってきたのか。どうしたら成仏できるのか」
「成仏・・・か」
「したくない?」
「さぁ・・・ね」
彼女は僕の方をじっと見た後、地面に視線を移して言葉を濁した。
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押してください~!!
励みになるので
説明とかなんやらで、よくわからない回になってしまいました><
まあ、とりあえず愛理からしたら物にも人間にも触れられるってことです。
ただ、相手側は触れられている感覚はないってことです。
ちなみに、触れるというより霊という空間がそこにあるので、空気が生まれて浮かしている・・・
ってのが正しいです><
ん~・・・よくわからない!!ww
次回は27日です!!