love storys  ~17歳、私と君と。~ -29ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

花びらが舞うように、ひらひらと手紙は舞い落ちていく。


パサッ。


微かな音とともに地面に落ちた手紙を目で追うものは誰もいなかった。


拓海は不審そうに僕を見て、僕は、必死に言い訳を考えて。


愛理は不安そうに僕を見つめる。


「えと・・・誰って?」


僕はなにも言ってないように装う。


「今、誰かと話してなかった?」


「誰とも。だって、ほら、周りに誰もいなくない?」


「だから、おかしいと思って聞いてんじゃん」


「空耳だろ?」


少し苦しいのは分かっている。


けど、他になんていいのかさっぱりわからない。


こういう時、頭が回らない自分に自嘲してしまう。


「そんなこと・・・」


彼がそれを否定しようとした時、チャイムが鳴った。


学校中に響き渡るこのチャイムは遅刻を知らせるもの。


「やばっ・・・」


僕と拓海の声が重なる。


そして、2人目で合図をして、同時に走り出す。


チャイムが鳴り終わる前に教室に入らないと遅刻になる。


僕らのクラスは最上階の四階にある。


三階を通り過ぎたところで、チャイムが半分終了し、それと同時に、僕の息が切れ始める。


相変わらずの体力のなさだ。


対照的に、拓海は一切そういった様子がない。


・・・拓海も運動部とか入ってないのに。


色々なところで、自分との差を見せつけられるが、ここで見せられるとは。


学校の階段の踊り場ごときで。


階段を上りきり、教室のドアを開ける。


そして、中に入ったところでチャイムが鳴った。


ギリギリセーフ。


そんな言葉を心の中で呟きながら、僕は席に座った。


ハァハァハァ・・・。


息が切れているのを必死に抑えながら、椅子に凭れかかる。


「お疲れ様です」


前の席のに座る小林渚が僕の方を振り返り、ニコッと笑った。


「いきなり何?」


「走ってきて、疲れてそうだったからさ。違った?」


首をかしげながら、彼女は聞いてきた。


「ご名答です」


「やっぱり。たまにはもう少し早く来たら?」


「今日は早く来たんだよ。だけど昇降口で・・・」


あ・・・。


昇降口でのさっきの会話を振り返った時に思い出す。


ラブレター拾い忘れた。


「どうしたの?」


不思議そうな顔で彼女が僕を見る。


「いや、なんでもないよ」


まぁ・・・いいか。


僕のじゃないし。


無責任なことを考えていた時、教室の扉が開いて、先生が入ってきた。


それと一緒に愛理も入ってくる。


・・・物には干渉できてしまうから、むやみに扉とかは開けられないってことか。


不便だな。


彼女は置いてくな。とでも言いたいのだろうか。


ムスッとした表情をしていた。


僕は苦笑してから、視線を外す。


「なんか、今日の純也君、変」


「変?なにが?」


「なにかが」


渚はそう言って、前を向いた。


抽象的な言葉に僕は戸惑う。


渚の背中を見つめながら、何が変なのか。


少し考えてみるが・・・さっぱりだ。


何もわからない。


『青井~。飯川~』


出席の確認が始まった。


学校の始まりを感じるこの瞬間。


『沼原~』


「は~い」


僕は気だるそうに返事をした。




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少しは文体変わったか?


なんて思いつつ・・・。


アメーバ使いずらい!!


なんで変わったんだ~。。



~side純也~


特別なことが起きたからといって毎日が大きく変化するわけじゃない。


いつも通り、7時ちょうどに起きて、朝食を食べて。


制服を着て、家を出て。


毎日している出来事をきちんと済まし、学校へ向かう。


「・・・で、なんで着いてくるんだ?」


前を見たまま僕は後ろにいる彼女に聞いた。


「別にいいじゃん。久しぶりにみんなの顔みたいなって」


彼女は少し上機嫌なようだった。


声が少し、いつもより高い。


「やっぱ・・・僕以外には見えないんだ?」


「そうっぽいね。一回外歩いたんだけど、誰にも見えてる様子なかったから」


「こんなことってあるんだな」


僕はため息をつきながら言った。


「あり得ないって思う?」


「もちろん」


「でも、現実に起っちゃってるからね」


そう。今、この瞬間。


現実にあり得ないことが起きている。


でも、それは僕にだけ。


他の人には何も起きてはいない。


ただ、こうして、彼女と話しているのが他人に聞こえたら・・・


僕は変な人として認知されるだろう。


傍から見れば、僕がぼそぼそ独り言を会話を繋げているかのように言っているのだから。


だから当然、学校が見えてきた時点で僕はしゃべるのをやめる。


後ろを振り返ると、彼女は不満そうに僕を睨んでいた。


・・・不可抗力だろ。


彼女から目を逸らして、学校の門をくぐる。


昇降口のところで、友人にばったり出くわした。


「純也、おはよう」


屈託のない笑顔で話しかけてきたのは皆川拓海。


僕の良き理解者で、一番の親友だ。


「おはよう。相変わらずの笑顔だな」


「人生、楽しく生きなきゃ損だろ?」


基本的にプラス思考な彼は、こんな言葉をよく言う。


マイナス思考気味な僕とは大違いだ。


「楽しく・・・ねぇ」


「純也は普段、楽しくないかい?」


「少なくとも、もうすぐ学校が始まる今の気分は最悪だよ」


「ん~・・・」


彼は口を丸めて、それを口元へ持っていく。


そんな考える仕草をした後


「じゃあ、こう考えてみたらどうだい?学校が始まるということは、クラスの女子と話すことができる。そうすれば、仲良くなれ・・・そして」


「・・・弱いな」


僕は彼の言葉を遮って、そう即答した。


靴箱から上履きを取り出し、履いていた靴をしまう。


仕舞い終えて後、拓海の方を見て


「さすがにこれをプラスに変えるのは無理だろ」


いつも通りの低めのトーンで言った。


「そう考えること自体がマイナスだと思うけど?」


彼も僕に倣って、靴と上履きを交換する。


「おっ?」


すると、一枚の手紙らしきものが出てきて、ひらひらと舞い、地面に落ちた。


僕と拓海は思わず、互いを見る。


「なにこれ?」


「ラブレターじゃない?」


僕がそれを拾う。


するとそれは案の定、ラブレターだった。


「もてるんだな。拓海って」


「いや、普通だと思うけど」


「今どき、ラブレター書く人いるんだ」


驚いたように、愛理が口にした。


「いや、風情があっていいんじゃない?」


「え?」


僕がそう返すと、拓海が驚いた顔で僕を見る。


やばい。


「誰と話してんの?」


拓海宛のラブレターが手から滑り落ちた。




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文章、これだとちょっと稚拙すぎるので・・・


次回から文体少し変えますね。


だから、過去のも、文体だけ後で調整するかもです。


内容は変わりませんが。


次回の更新は、明後日でお願いします。


16日水曜日です。


時刻は朝の7時です!!


ちなみに、それ以降は前と同じように毎日更新でいきます!!


毎日書かないとなぁ・・・と思っているのでw


ただ、明日は少し予定があるので・・・ってことです!!ww


ではまた明後日!!

ちょっとですねー



色々あって更新できませんでした。



風邪ひいたり、鬱になったりetc・・・



で、ある程度ストイックは溜まったので、また更新頑張って行きたいと思います。



二日に一回か一日一回かはまだ決めてませんが・・・。



後々は一日一回に戻せるように頑張ります。



更新は、明日の昼の12時です。



そこで、更新頻度お伝えします~



よろしくお願いします☆



あと、みなさんのブログにもまたお邪魔します~♪



ではでは!!!



とりあえず小説毎日書くようにしよう!!www

~side 愛理~


「半年ぶり・・・か」


独り言のようにつぶやいたその言葉は誰の耳に入るわけでもなく、ただ空気のなかへ消えていく。


私がこっちの世界に戻ってきて初めての夜。


戻ってくるなんて夢にも思わなかったし、さらにこうやって夜を過ごす相手が、好きな人だっていうのもまたすごいことだ。


神様の仕業にしろ、霊の仕業にしろ、宇宙人の仕業にしろ。


これほどありがたいことはない。


死んだ瞬間。


死ぬというものは一切脳裏に浮かぶことなく、気づいたら、私は動かなくなっていた。


甲高いブレーキ音をまじかで聞いて、なんだろう?


そう思いながらそっちを振り向いた途端に・・・


ドン。


私の体は宙に浮いて、投げ飛ばされた。


それ以降の記憶がないところをみると即死だったのだろう。


高校生という若さ。


そこで死んでしまうなんて・・・。


もったいないというかなんというか。


これからするべきことはたくさんあった。


恋をして勉強をして。


就職をして、結婚をして。


そして、子供を産んで。


どれもこれも叶わずじまいだ。


なんてったって、私はまだセックスどころかキスすらしたことがない。


手をつないだことがあるっていうのが精いっぱいだ。


好きな人とは関係は曖昧なまま。


お互いに好きの一言もなく、ただ友達以上恋人未満。


そんな恋愛ごっこを続けていただけ。


実際に彼がどう思っていたのか。


それを知る術はなかった。


だって彼は何も言ってくれなかったから。


それに・・・。


眠っている彼の顔を見ながら


「鈍いんだからなぁ・・・」


睨みつけながら言った。


そう。


彼は極度の鈍感な男だ。


告白じみたセリフを言っても気づかない。


きっと好きという言葉をはっきり言わなくちゃ伝わらないのだろう。


それは生前のうちに自覚はしていたが・・・。


なかなか口には出せなかった。


そんなこんなで月日が経過して、死んで。


そして、霊になってこの世に出てきて。


私がこの世に戻ってこれた理由はいまいちわからない。


漫画やドラマみたいに、何か役目でもあるというのだろうか。


ロマンチックに、告白をして両想いになったら消える・・・みたいな。


冗談じゃない。


消えるくらいなら、告白なんてしない。


両想いになった途端に消えたりしたら、一番いやな展開じゃないか。


それだったら、そうなる前にひと思いに消してくれ。


とは思うが・・・。


消えたくないというのもまた事実であり・・・。


今後どうなっていくのか不安は募る一方だった。


私は、彼から視線を外し、外を眺めた。


満月がきれいに映っている。


「綺麗だなぁ・・・」


そんなことを呟きながら、過去の思い出が脳裏に浮かび、


少しだけ、顔が熱くなった。


そんな自分に思わず苦笑しながら、


「また・・・言えるかな」


消えそうな、小さな声でそういった。



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更新遅くなって申し訳ありません。


次回は木曜日です!!!


すいません><



小説更新できません・・・。



火曜日の12時に更新します。



脚本の方が忙しく・・・。



よし!!



頑張らねば・・・。



では、火曜日に!!



あと、近いうちにお知らせをするかもです。



次は7話!!



いい加減、純也、愛理を外に出しますww