8話 ラブレター | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side純也~


特別なことが起きたからといって毎日が大きく変化するわけじゃない。


いつも通り、7時ちょうどに起きて、朝食を食べて。


制服を着て、家を出て。


毎日している出来事をきちんと済まし、学校へ向かう。


「・・・で、なんで着いてくるんだ?」


前を見たまま僕は後ろにいる彼女に聞いた。


「別にいいじゃん。久しぶりにみんなの顔みたいなって」


彼女は少し上機嫌なようだった。


声が少し、いつもより高い。


「やっぱ・・・僕以外には見えないんだ?」


「そうっぽいね。一回外歩いたんだけど、誰にも見えてる様子なかったから」


「こんなことってあるんだな」


僕はため息をつきながら言った。


「あり得ないって思う?」


「もちろん」


「でも、現実に起っちゃってるからね」


そう。今、この瞬間。


現実にあり得ないことが起きている。


でも、それは僕にだけ。


他の人には何も起きてはいない。


ただ、こうして、彼女と話しているのが他人に聞こえたら・・・


僕は変な人として認知されるだろう。


傍から見れば、僕がぼそぼそ独り言を会話を繋げているかのように言っているのだから。


だから当然、学校が見えてきた時点で僕はしゃべるのをやめる。


後ろを振り返ると、彼女は不満そうに僕を睨んでいた。


・・・不可抗力だろ。


彼女から目を逸らして、学校の門をくぐる。


昇降口のところで、友人にばったり出くわした。


「純也、おはよう」


屈託のない笑顔で話しかけてきたのは皆川拓海。


僕の良き理解者で、一番の親友だ。


「おはよう。相変わらずの笑顔だな」


「人生、楽しく生きなきゃ損だろ?」


基本的にプラス思考な彼は、こんな言葉をよく言う。


マイナス思考気味な僕とは大違いだ。


「楽しく・・・ねぇ」


「純也は普段、楽しくないかい?」


「少なくとも、もうすぐ学校が始まる今の気分は最悪だよ」


「ん~・・・」


彼は口を丸めて、それを口元へ持っていく。


そんな考える仕草をした後


「じゃあ、こう考えてみたらどうだい?学校が始まるということは、クラスの女子と話すことができる。そうすれば、仲良くなれ・・・そして」


「・・・弱いな」


僕は彼の言葉を遮って、そう即答した。


靴箱から上履きを取り出し、履いていた靴をしまう。


仕舞い終えて後、拓海の方を見て


「さすがにこれをプラスに変えるのは無理だろ」


いつも通りの低めのトーンで言った。


「そう考えること自体がマイナスだと思うけど?」


彼も僕に倣って、靴と上履きを交換する。


「おっ?」


すると、一枚の手紙らしきものが出てきて、ひらひらと舞い、地面に落ちた。


僕と拓海は思わず、互いを見る。


「なにこれ?」


「ラブレターじゃない?」


僕がそれを拾う。


するとそれは案の定、ラブレターだった。


「もてるんだな。拓海って」


「いや、普通だと思うけど」


「今どき、ラブレター書く人いるんだ」


驚いたように、愛理が口にした。


「いや、風情があっていいんじゃない?」


「え?」


僕がそう返すと、拓海が驚いた顔で僕を見る。


やばい。


「誰と話してんの?」


拓海宛のラブレターが手から滑り落ちた。




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文章、これだとちょっと稚拙すぎるので・・・


次回から文体少し変えますね。


だから、過去のも、文体だけ後で調整するかもです。


内容は変わりませんが。


次回の更新は、明後日でお願いします。


16日水曜日です。


時刻は朝の7時です!!


ちなみに、それ以降は前と同じように毎日更新でいきます!!


毎日書かないとなぁ・・・と思っているのでw


ただ、明日は少し予定があるので・・・ってことです!!ww


ではまた明後日!!