love storys  ~17歳、私と君と。~ -23ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

別れた原因は私に合った。彼には一切の非はなかった。


24日のクリスマスイブ。


綾音と悠太は当たり前のようにその日に会う約束をして、当日を迎えた。


「イルミネーション、どんな感じなんだろうね?」


楽しみだなぁ。綾音はそう言葉を続ける。


初めて見る、都会のイルミネーション。


地面に描かれる模様が変化するイルミネーションはとても綺麗らしい。


「そうだね。もう始まるらしいけど」


「え?そうなの?」


まだ全然明るいよ?綾音は驚きながら悠太を見る。


イルミネーションというものは暗くなってからのものだと思っていたので、意表を突かれた。


「5時からなんだってさ」


そう書いてあったよ。悠太はあらかじめ調べてきていたのか、はっきりとした口調でそういった。


「エスコートはばっちりですね」


微笑しながら綾音は言った。


「・・・それは嫌み?」


少し不満そうに悠太は聞く。


何の悪意もなく、ちゃんと自分のために調べてきてくれたのが嬉しくてそういったのだが、悠太には違う意味で伝わってしまったらしい。


普段のデートでは悠太は自分から行く場所を決めない。


2人で悩んで、基本的には綾音が決めるか、街中を歩きながらどこに行こうか?なんて話をするかだ。


「嫌みじゃないから!」


「ならよかったです」


悠太は優しい笑みを浮かべた。


イルミネーションのところにはたくさんの人が並んでいて、警備員が誘導していた。


同じ場所にいられるのは3分までだと拡声器を使いながら説明している。


とは言っても、あまり聞く人はいない。


「橋の上から見る?」


そっちの方が見やすそうだから、という悠太の言葉に綾音は頷いて、2人は大量の人ごみの中から出ようとする。


しかし、なかなか思った方へ行けない。悠太の背中が少しずつ遠くなる。


必死に着いていこうとした時、悠太は立ち止まり綾音の方を振り返った。


「大丈夫か?」


手を差し伸べてくれる。


優しく・・・温かな手。


「ありがと」


綾音は悠太の手を握り、その後をついていく。


・・・あれ?


その時だった。綾音の頭の中には何か違和感があった。


けれど、その違和感の正体が何かはわからない。


何に、どうして違和感を覚えたのか。何もわからなかった。


そして、帰り道。


その違和感の正体に気づくことになる。


2人はプレゼントを交換して、お互いにそれを身につけ、駅への道のりを歩いていた。


綾音は小さなダイヤモンドの指輪を。悠太は腕時計を。


どちらも、高校生、大学生という歳を考えるとかなり奮発したものであった。


だからこそ・・・思えた。


悠太は自分のことを大切に想ってくれていると。


自分もそうであるように。


駅に近づいた時、悠太は強引に、綾音の手を引いた。


「どうしたの?」


綾音が聞くと、ちょっとね。悠太は答えをはぐらかした。


そして、立ち止まったのは、誰もいない小さな道。


そこで悠太は、優しく、そっと綾音の唇に自分の唇を重ねた。


この時、・・・あれ?


いつも起こる現象が起きなかった。


ここで実感する。さっきの違和感を。


彼に触れられた時、彼とキスをした時、彼に抱きしめられた時。


毎回のように




ドクン。




胸が震えた・・・高鳴った。


だけど、どうしてだろう?


鼓動に変化がない。


それを感じた瞬間、一つの疑問が浮かんだ。


もしかしたら・・・


私はもう彼のことが好きじゃないのかもしれない・・・。





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これがきっかけです。


あ~!


テストやばい!w

小説の更新今日のはずだったのですが・・・



明日の7時にさせてください><



忙しすぎて・・・忘れてました!!



さすがにこの時間にアップするのもなぁ・・・と思いまして。



明日の午前7時!



よろしくお願いします。

夕暮れ。


街灯の明かりが付き始め、景色に変化をもたらす。


「やっぱ、冬は暗くなるのが早いね」


麻衣は空を仰ぎながら言った。


「そうだね。早く帰んなくちゃ」


綾音が冗談ぽく笑いながらそういうと、急かさないでよ。麻衣がそう返した。


街並みを歩きながら、2人は良さそうな店を探す。


「どこがいいと思う?」


「・・・私に聞かれても」


原宿はよくわかんない、綾音はそう続ける。


「じゃあ、どこで買い物してるの?」


「ん~・・・適当に」


思案した結果、出たのがその言葉だった。


別に、服とかそういうものに興味がないわけではない。


もちろん、高校生だしオシャレをしたいとは思う。ただ、他の人との価値観の相違。


綾音にはブランドなどというものにはこだわりがなかった。と同時に、『場所』に興味がなかった。


大都会でなければ自分に似合うであろう、可愛いと思うであろう洋服があるという訳ではない。


家の近くの洋服屋だってそれなりに、自分に合うと思う服はある。


わざわざ都会に進出してくる必要はない。


服はデザインと色と形。ここで買ったとかこのブランドだからとか、そんなものはどうでもいい。


「適当なんだ?」


「うん」


綾音は頷く。


「ふ~ん・・・あ、てか喉渇いた」


自販機あるから、ちょっと買ってくる。麻衣が言った。わかった、綾音が言うと、綾音は何か飲む?麻衣がそう返す。


「じゃあ、ココア・・・じゃなくて紅茶かな」


「あれ?お気に入りのココアはやめたの?最近飲んでないけど」


首を傾げながら麻衣は不思議そうに問う。


「なんでもいいじゃん。じゃあ、お願いします」


「りょーかい」



麻衣が買ってきてくれた紅茶を飲みながら歩いていると、後ろから、すいません。声をかけられた。


「はい?」


振り向くとそこには2人の男性。1人は茶髪で短めの髪。ピアスを開けていて少しチャラそうなイメージがある。もう1人は長髪でこちらもピアス。


2人とも、清純そうな見た目とは程遠かった。


少し嫌な予感がする。


「今時間ありますか?」


長髪の方が笑顔を浮かべて聞いてきた。


「ないです」


綾音は即答する。


「少しでいいんで」


「すいません、急いでるんで」


綾音は麻衣の手を引いて、その場から離れた。




「ナンパだね」


初めてされたかも、麻衣はあははと笑いながら言った。


「私ああいうの嫌い」


ムスッとした表情で綾音は言った。


「綾音は清純な人が好きなんだっけ?」


それに対して、麻衣はいたって平然だった。


「うん。麻衣はああいうのでも大丈夫?」


「まあ、いけなくはない。私の彼氏茶髪だし」


ピアスは開けてないけどね、麻衣がそう続けると高校生が茶髪って大丈夫なの?綾音が怪訝な表情で返した。


「公立だから大丈夫なんじゃない?よくわかんないけど」


「茶髪の人が好きなの?」


「いやいや。私は単純にその人が黒髪でも茶髪でも気にならないよ。それが似合ってればね。私は誰かさんと違って外見だけで判断してないんで」


「私だって・・・!」


反論しようとして口ごもる。確かに、自分は内面を重視している。顔なんてものよりもよっぽど。


優しさ、寛容さ、包み込む温かさ。


それらが第一優先ではあるが、茶髪は嫌悪していた。


その理由はきっと、内面もよくないという先入観があるから。


茶髪にしている。ただそれだけで、決めつけていたんだ。


「茶髪の男性と付き合ってみたら?」


麻衣が言った。


「その人に悠太君以上の優しさがあったらね」


何となく麻衣に負けた気がして、綾音は強気にそう返した。


その言葉には、悠太以上に優しい人はいない。そう決めつけるものでもあった。


悠太は綾音にとって、今も一番で忘れることができない大切な人・・・。


消せない・・・記憶の中の人。




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次から、三回にわたって別れた時のことが描かれます。


伏線は一応・・・ありますww


別れた理由、想像してみてください。


多分、みなさん、そんなことで?とかいう疑問を抱くと思いますww


次の更新は4日の午前7時です!!



女子高。


響きはすごく良いものではあるが、実際に入ってみればそこがいかによくないかがわかる。


男子たちにとっては花園であっても、女子たちにとってはそこは汚い枯れた花の集まる場所。


真逆の意味合いを持った場所なんだ。


帰りのHRが終わり、いつも通り騒がしくなる。


耳障りなノイズ音。


一刻も早く、この場から逃げ出したくて、帰り支度を手早く済ませる。


「さようなら」


先生にそう声をかけて、教室を出る。


早く帰んなくちゃ。今日はお母さん帰るの遅くなるって言ってたし・・・家事やんないとな。


綾音が高校に入り、母親も仕事を始め、両親が共働きになった。


それが、自分のせいであると綾音は自覚している。


公立の受験に失敗して、滑り止めの私立への入学。


綾音にとって、もちろん想定外の事態ではあったが、両親にとってもそれは同じであった。


綾音の家は貧乏といわけではないが、裕福であるという訳でもない。


お金のかかる私立へ行くには、当然それなりの金額が必要になる。


さらに、綾音が大学に行ったとしたら、尚のことだ。


それを考え、母親は仕事を始めたのである。


自分のせいで無駄な苦労をかけてしまっている。


それに負い目を感じた綾音は家事を手伝うようになった。


そして、自分のあるバイト代から毎月一定の額を親に渡している。


ほんと・・・高校生、全然楽しくないよなぁ・・・。


行きたくもない学校行って、親に迷惑かけて。


彼氏とも別れて・・・。


なにやってんだろ。


ため息をつきながら、俯いていると、綾音、と後ろから声をかけられた。


「一緒に帰ろ!」


振り向くまでもなく、それが麻衣だと分かった。


高校に入ってからの最初の友達。駅が隣ということもあり、よく一緒に帰る相手だ。


「いいよ」


毎日麻衣と一緒に帰ってる気がするよ、冗談混じりにそう言うと、麻衣は、お互いに友達が少ないのかもね。苦笑しながら言った。


「まあ、狭く深くが私のもっとうなんで気にしてないけどね」


「麻衣は友達多そうに見えるんだけどね」


「なんで?」


不思議そうな顔で麻衣は問う。


「明るいから。それに社交的だからね」


それは社交辞令なんかではなく、率直な感想だった。


麻衣は、誰とでも仲良く話すことができるし、普段も明るい。


とても、友達が少ない人には見えない。


「それは作ってるだけだよ。皆に嫌われない程度に、作ってるだけ」


「じゃあ、もっと普段は暗いの?」


「いや・・・どうだろ?まあ、少なくともあんなキャラじゃないよ、私は」


あれ、疲れるんだけどね。そう言う麻衣に、だったらやめれば?そう返すと


「今から変えたらいじめの標的にされそうで怖いからやめとくよ。女子高って怖いから」


・・・ごもっとも。


「ところでさ、この後って暇?」


麻衣は階段を一段飛ばしで降りて、綾音より先に、踊り場に着く。


そして、まだ階段を下りている綾音の方を振り返り、笑顔で聞いた。


綾音はこの後の予定を思い返す。


家事がある・・・が。でも、別にお母さんが帰ってくるまでに終わらせればいい話だからな。


「遅くならなければ」


「やった。じゃあ、買い物付き合ってよ」


「いいけど、なんで急に?」


「寒いから、マフラー欲しいなぁって思ってさ」


綾音が踊り場に着くと、また一歩先に麻衣が階段を降り始める。


「確かに。2月だからね。一番寒い時期だ」


「でしょ?綾音はマフラーいらないの?」


「別に、いいかなって」


「前持ってたよね?」


「う・・・」


綾音は言葉に詰まる。


去年の今頃はマフラーを巻いていた。


それは、とても気に入っていて、大事にしていた・・・彼からの贈り物。


別れてしまった今、それを巻くことははばかられる。


「彼からのだっけ?」


悪びれる様子もなく麻衣は聞いた。


「そうだよ」


「まだ、引きずってるんだ?」


麻衣のため息交じりのその言葉が、棘のようにチクリと胸に刺さった。


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すいません、画面変えたんですが、めんどくさくてこうなりましたww


しかも、季節感のなさ・・・。


物語が今、冬なので許してください!!w


BGMも変えました~



~side綾音~


指で器用にペンを回しながら、綾音は時計を見た。


もうすぐ鐘・・・鳴るかな。


そう思った直後、聞きなれたチャイムが鳴り響き、授業の終わりを知らせる。


同時に、クラスの生徒達は会話を始めて、さっきまでとは全く違った雰囲気が教室を包み込む。


喧騒の中、綾音はただただペンを回し続け、それを目で追う。


ずいぶん、上達したもんだ。自分でもそう思う。


と、同時に苦笑してしまう。


昔は、一切できなかったのだが、彼に教えてもらって、ここまでできるようになった。


綾音のテストが近いということもあり、二人ファミレスで勉強をしていた時のこと。


悠太のペン回しが、常人のそれとは違うようなスピードで、回転数で回っていたので綾音は驚いた。


「ねぇ、それどうやってるの?」


「どうって言っても・・・」


こうやってるだけだよ。言葉を紡ぎながら当たり前のようにペンを一回転させる。


「ん~・・・」


綾音もまねをして、同じように回そうとするがうまくいかない。


カラン。


床にペンが落ちて、小さな音が喧騒の中で微かに響く。


「会得してもいいことはないと思うよ。勉強に集中できなくなるから」


「回せない方がイライラする」


「今回のテストに響いたらどうするんだよ」


「そこまで疎かにするつもりはないから」


だから教えてよ、お願いだからと綾音は両手を合わせて小首を傾げ、悠太を見る。


「わかったよ」


悠太はため息をつきながら頷いた。


「ありがと」


悠太は優しい。基本的に綾音のことを優先してくれて、いつも気配りをしてくれる。


完璧な彼氏。


嫌いになる理由は見当たらなかった。


「難しいなぁ・・・」


ぶつぶつ、呟きながら練習をしていると


「持ち方違うから・・・。手さ・・・」


ごく自然に、当たり前のように、悠太は綾音の手に触れた。


冷たい彼の手。だからこそ、触れてるって感じやすい。


ドクン。心臓が鼓動を上げた。


デートの最中。分かりきっていて尚。


「私、悠太君のこと好きだよ」


恥ずかしいセリフを言ったと思い、顔が熱くなる。


けど、悠太はごく自然に笑みを浮かべて


「俺も好きだよ」


その悠太の言葉は嬉しかった。


すごく、幸せに思えた。・・・はずなのに。




カラン・・・。




不覚にも、ペンが手からすり抜け、机の上に落ちた。


「辛いなぁ・・・」


誰にも聞こえない大きさでそう呟いて、机に顔をうずめた。


失った恋は苦い。苦いのに、どこか甘い。


その甘さは妄想の中にいるときだけ。


現実に戻れば・・・どんな悲しみよりも深く、苦く、嫌なものでしかない。


ひどく後悔する。


なんで、あの笑顔を手放してしまったのだろう。


あの優しさを手放してしまったのだろう。


最大の過ちを犯したと気づいた後から、自己嫌悪が降りかかる。


痛み、悲しみ、寂しさ。


そして・・・愛しさ。


それらが、浮かびあがってはまた沈み。


繰り返すごとに、自分の心を締めつけていく。


いつか壊れてしまうのではないだろうか。


それほどに・・・強く。




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自分の文章を読み返していて思うんですが、暗い!!ww


すごくず~んとなる話ですよねww


テンション下がるわ~w


とは言っても、明るい話を自分は書けないので・・・


いたしかたない・・・。。


自分から切り出した別れ。


なのに、後悔してしまう。


みなさんはそんな経験ありますか?


次回は30日の午前7時です。


タイトルは「マフラー」


おたのしみに★


あ、次回までにはbgmとタイトル画面変えます!