love storys  ~17歳、私と君と。~ -22ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「ねぇ、今日はですね。私、行きたい場所があります!」


はーい!と手を上げて、会った途端に菜穂は言う。


「どこですか?」


「大きな公園に行きたいです」


手をいっぱいに広げて、大きさを表す菜穂が少し可愛らしく見えた。


子供っぽい。そう感じる。


けれど、それもまたいいのかもしれない。


明るくて元気で。振り回されるくらいが。


綾音は基本的に、大人しいタイプだったから。


「大きな公園・・・どこにあるんだろ?」


「私知ってるから、大丈夫だよ」


「そっか。じゃあ、行こう」


電車を乗り継いで都心からどんどん離れていく。


田舎町・・・とまでは行かないが、開けている土地に出て、歩いて10分くらいのところ。


菜穂の言う大きな公園があった。


公園。確かにそうかもしれないが、そこは悠太の想像していた公園とは違った形だった。


悠太の想像していたのはブランコとか砂場とかジャングルジムとかそういう物が置いてある場所。


しかし、その公園にはそういうのは一切置いてなく、大きな土地に一面が芝生で覆い尽くされている場所だった。


そして、その周りは木々で囲まれていて、きっちり仕切られていた。


それにしても・・・


「大きな場所だな」


「でしょ~?野球の試合もサッカーの試合も余裕でできるよ」


確かに。同時に何試合もすることが可能そうだ。


ただ、所々小さな坂とかがあるので不向きであることは間違いないのだが。


当たりを見渡せば、家族連れの人が多い。


小さい子供と遊びに来るには最適なのだろう。


大きな場所でボール蹴ったりだとか。


逆に、恋人は少ない。まあ、こんなところで何をするんだかわからないしな。


普通、恋人というのはカラオケに行ったりボーリングに行ったり。


相手に家に行ったり、水族館に行ったり。


そういうのが多い。


その中で基本的に『家』という選択肢は学生にはあまりない。


お互いに親がいて・・・となると、なかなか行く機会はない。


すると、疲れそうな何かとお金がかかる場所に行くことになるんだ。


綾音とのデートも毎回、そういう場所に行っていたし・・・。


ただ、綾音とのデートに場所は気にならなかった。


相手といるだけで幸せだったし、触れているだけで幸せだった。


どこで何がしたいなどというものは考えなかった。


それでいいと思ってた。相手の気持ちなど考えずに。


「なに深刻そうな顔してるの?」


「え?別に、なんでもないよ」


「じゃあ、遊ぼうよ」


もっと明るくさ、と菜穂は続ける。


「何してだよ」


明るさは、いつも通りだよ。悠太はそう返した。


「ふ~ん。で、えっとね・・・」


菜穂はカバンから何かを取り出す。


「これです!」


「・・・フリスビー?」


「うん!」


「子供?」


この歳になってフリスビーって、苦笑しながら悠太は言う。


「だめ?」


頬をふくらましながら悠太の顔を覗き込む。


「駄目じゃないけど」


「じゃあ、いいじゃん」


可愛らしい、子供っぽい笑み。そんな彼女の顔を見てドキッと来る自分がいる。


もしかしたら、ロリータコンプレックスと呼ばれるたぐいなのかもしれないな。


そんなことを考えながら自嘲して、やろうか?菜穂の頭を撫でながら天を仰いだ。


晴れ渡る青空。


その中に遠く、少しだけ。厚い雲が悠然と流れていた。





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更新時間・・・w


もうだめだー!ww


時間は極力7時頑張りたいですw


勉強ー!


とりあえず、時間はこうやってずれる可能性は高いです。


8月までは・・・。


7月30日にテスト終わるんですよ!!


てことで・・・。


次回の更新は明後日の月曜日。


時間は・・・7時・・・頑張ります><


~side悠太~


「おはよう、佐野君」


電話越しに明るい声が聞こえる。


「おはよう。朝から元気だな」


こっちはかなり憂鬱なのに。欠伸をしながら気だるそうに言った。


「なんで私、元気だと思う?」


「いや・・・全然分かんないけど」


ベッドから起き上がり、クローゼットの中を開ける。


・・・何着ようかな。


「正解は、CMの後で!」


なんてね、そう言ってカラカラと菜穂は笑う。


「・・・切るよ?」


朝からこれに付き合うのはなかなかきついものがある。


「わー!冗談だよ。なぜかというとですねー。佐野君とこうして話せているからなのです」


えへへ。照れながら笑う菜穂。


彼女の頬を赤らめた時はすごく可愛い。会った時に言ってほしかったかな。そんなことを思いながら、それはよかったです。そう答える。


「ほんと、今でも信じられないくらいだもん」


「そりゃあ、びっくりだ」


それより、電話してきた用事はなに?悠太は努めて冷静に菜穂に聞く。


「あ、忘れてたよ。あのさ、近いうちにデートしない?」


「いいよ。いつが空いてるの?」


「いつでも」


菜穂は即答した。


「そんな馬鹿な。学校あるだろ?」


「何とかなるよ!」


「・・・じゃあ、土曜日でいい?」


埒があかない。そう思って、日にちを指定する。お互いに学校がない土曜日に。


「やっぱ、優しいね」


その声は、すうっと耳の中へ入っていって、中でゆっくり溶けていく。


静かで、少しだけ高めの声。少しだけ、鼓動が高鳴った。


綾音にはなかったもの。


そんな一つ一つがとても新鮮に感じる。


常に明るかったり、物事をストレートに言えたり、言葉のトーンの上手さであったり。


「優しい・・・ねぇ」


その言葉を聞いて自嘲する。自分にそんな言葉は似合っていない。


よく、優しいと言われるけど・・・それは違う気がする。


喧嘩をしないように自分が折れたり、彼女を優先的に考えたり。


そういうものすべて、それが一番めんどくさいことを遠ざけていくものだからだ。


喧嘩をすれば、お互いに傷つく。


そんなものをもちろん願っているわけじゃない。


だから、一歩下がる。無意味に無駄に、そんなものを起こしたくはない。


・・・ただそれだけのこと。


「優しいよ。うん。絶対ね」


菜穂の言う優しさは、相手のことを考えられる人のことなのだろう。


それなら、少しは自分には当ては待つているのかもしれない。


優しいの定理は人それぞれなのだから。


でも、それは自分の後悔を生む原因にもなってる。


半端な相手への思いやりが・・・優しさが。


綾音との別れを助長してしまった、悔やんでも悔やみきれないもの。


もしも、それを優しさと呼ぶのなら、そんな優しさは・・・


「あっちゃいけないんだ」


「え?」


「いや、なんでもない。それより、今日は何限から?」


「3限からだよ!」


「そっか、頑張って」


今日学校へ行くのめんどくさくなってきたな。そう思い、悠太はベッドへもう一度寝転がる。


「佐野君もちゃんと学校来なよ?」


「・・・人をさぼりサボリ魔みたいに呼ぶな」


「佐野君が真面目だったら、みんな超がつくまじめになっちゃうじゃない」


冗談交じりに言うその言葉には少しとげがある。


「馬鹿にしてる?」


「事実を述べただけだよ」


「あっそ~」


・・・本当に自分のことが好きなのか?そんな疑問を抱いていると


「私さ、佐野君のことが好きだよ」


悠太の顔が赤くなる。


「急になんだよ?」


「何となくね」


告白の時もそうだったけど、タイミングがいいなぁ・・・。


ツボをつく彼女にドキッときた自分に苦笑する。


・・・どっちが好きなんだか。


そんな疑問を自分に問いかけながら、悠太はゆっくり目を閉じた



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おはようございます。


最近思ったことなのですが・・・やっぱり才能って大きいんだなって。


自分が願って届かないものが、他の人にはあって・・・。


そう考えると、自己嫌悪に陥ります。


まあ、努力もしないうちから才能だけに頼ってるのはダメなんですが・・・。


てことで、努力をした後にまたこのセリフを言いますw


今日も一日頑張って行きましょうw



次回の更新は14日土曜日。


午前7時です。

またやってしまった!!!



だめだなぁ・・・ほんと。



ってことで・・・。



今日は日常ブログです。



明日、小説更新します。



そんで今度から前日に未来投稿しておきます。



時間設定して・・・。



ちゃんとやらないとなー。



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どうでしょう?



早い方だと思います。



バイトとかなければ10分以内には返す人です。



返さないときは・・・相当めんどくさいとか故意てきにですww



あーテスト近い!!



勉強しなくちゃなぁ・・・。



勉強するまでのモチベーションを高めるコツ・・・誰か教えてくださいw




小説は明日の7時。確実に更新します。

二度と手の届かないものだと知って、想い知る。


相手の大きさに。大切さに。


失っちゃいけないものだった。


ずっとそばにいてほしい・・・。


いくら願ったところでそれは叶うはずはない。


アドレスを消された。その事実によって。


辛そうな顔をしていた。


自惚れ何かじゃなくて、恋人出会った以上、そしてその顔を見ればわかる。


悠太はまだ自分のことを好きでいてくれているということが。


もしかしたら、まだ悠太は好きでいてくれているかもしれない。


だったら・・・。


アドレス帳に悠太の名前はまだ残っている。


アドレスは変えるのは簡単だから、繋がる可能性は低いが電話ならそう簡単には変わらない。


かけようか・・・?


いや、違う。そうじゃない。


綾音は思い直す。


それじゃあ、だめなんだ。


悠太はきっと今、新しい道に進もうとしている。


綾音をあきらめて、違う未来を。


違う相手と。


悠太には綾音はもう必要ないんだ。


そう考えると、もう追いかけることはできない。


もう、綾音は必要ない。そう告げられることは嫌だ。


今以上にきっと・・・痛みを味わうことになるから・・・。


「それに、違うじゃん・・・」


綾音は呟いた。


誰という訳じゃない。自分の中にいる、悠太が大好きでしょうがない自分へ・・・だ。


アドレスを残した理由は、そんな期待の持てる甘いモノのためなんかじゃない。


その名前を見ることで。


そのアドレスを見ることで。


初恋の人を忘れないため。初めての恋人のことを忘れないため。


彼との楽しかった思い出を忘れないため。


そして・・・


自分が犯した過ちを忘れないため・・・。


そのために、悠太のアドレスがある。


綾音は携帯を閉じて、目を瞑る。


「綾音・・・」


悠太が自分の名前を呼ぶその絵が浮かんだ。


一ヶ月経ってもその色は褪せることはない。


むしろ、前より濃く、鮮明に描き出されている。


そんな幻想の悠太に綾音は小さく呟く。


「あの時はごめんね。ほんとはね。私、今も悠太君のこと好きなんだよ・・・」


そんなセリフを受けて、彼の表情は少し変化する。


その表情は自分の望んでいた嬉しそうな顔ではなく・・・


寂しそうな顔。


「なんで・・・そんなこと言うんだよ」


責めるわけでもなく・・・静かに、少しだけ冷たく。


悠太は呟いた。


「ごめん・・・でも・・・」


「もう俺さ、彼女いるんだよ。綾音のことは見れない・・・」


そう言って、悠太は綾音に背中を向ける。


「待って・・・待って!!!」


叫ぶその声は・・・悲痛なその声は悠太には届かない。


虚しく、あたりに響くだけで。


暗闇の中、取り残される自分。


夢の世界であるのは分かった。


だって、自分をこうやって見ることができるのだから。


自分の背中は虚しさと寂しさで満ち溢れていた。


顔を見てみる。


どうしようもなく辛そうで、今にも泣きそうで・・・。


そんな想いをするなら、別れを切り出さなければよかったのに。


馬鹿だなぁ・・・。


「そんな、泣くくらいだったら別れなければよかったのに」


別れを切り出した方が泣くって最低だよ?そう言った。


「だって・・・だって・・・」


夢の中にいる幻の綾音は言葉を紡ぐ言葉ができない。


子供のように、見つけられない言葉に嘆いて・・・そして泣いて。


「後悔してる?」


「うん」


「だったら・・・次する恋は、後悔しないようにしなくちゃだね」


諭す自分は大人びていて。


夢じゃなくて、現実でこうならないといけない・・・。


綾音はそう思った。




大切なものは二度と戻らない。


それでも、もし会えたときに。


潔く、別れを承諾してくれた君のためにも。


笑って話せるように・・・強くなりたい





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更新時間・・・すいません。


勉強しに友達の家にいたので・・・。


ストックがへってきた!!


やばいなww


次回は明後日の11日。


7時に更新します!!!!!

そんな疑問が浮かんだ瞬間。


大好き。そんな彼への想いの形が不安定に歪む。


嫌いになったわけじゃない。


けれど・・・なにか。言葉では表せない何かが恋心を邪魔しているのがわかった。


彼への想いはそんなにも脆くてちっぽけなものだったのだろうか。


もっと単純に、彼だけを見ていられたと思っていた。


どんな障害でも乗り越えられて、この人のことをずっと好きだと言える自信があった。


彼にだって、きっと・・・。


彼への申し訳なさ、自分への苛立ち。両方がこみ上げてくる。


「ごめん・・・」


誰もいない。自分一人だけの部屋の中で呟く。


少しでも疑問を持ってしまえば、それは時が経つにつれてどんどん大きくなっていく。


そして、それは気付かぬうちに、当たり前の事実になっていく。


好きじゃないのかもしれない。そんな想いから、好きじゃないんだろう。そんな想いへと。


イブから日をまたいでクリスマスになって。


綾音の心の中にある悠太への気持ちは不確かなものへと完全に変化していた。


・・・これじゃあ、だめだよね。


華やかな街並みとは裏腹の気持ちで。


綾音は別れるという決意を決めた。


ずっと会えなくなる。そんな関係にするつもりはなかった。


少し離れてみて、悠太の大切さを知って。


自分が悠太のことが好きなんだと自分に対して思えるように・・・。


そうしたかっただけ。


なのに・・・。


「わかった。じゃあ、アドレス、消そうか」


悠太のその言葉は予想もしてなかったことだった。


嫌だ。そう言いたかった。


それと同時に、自分にはそんな資格があるはずないとも思った。


別れを切り出しているのは綾音の方なのだから。


悠太の悲しそうな顔に胸が痛む。


平静を装う悠太。けれども、今にも泣きそうで・・・。


こんな望んでもいない時を過ごさせて、そしていつかまた一緒に・・・


そんなムシがいいことを考えている自分。


「ごめんね・・・」


綾音は俯きながらそう言った。


浅はかな自分の考えに対するものと、別れを切り出した根本的なもの。


この言葉には二つの意味が含まれていた。


けれど、当然悠太には後者の意味しか届いていないのだが。


「うん」


悠太はアドレスを消し終えたのか、ケイタイをポケットにしまった。


そして、言葉を続ける。


「綾音も消しといてね?」


もう必要ないだろうからさ。微笑しながら言う悠太。


そんな悠太を見て涙がこぼれそうになる。


ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい・・・・・・。


「わかった」


涙を必死にこらえながら綾音は頷いた。


泣いちゃいけない。泣きたいのはきっと悠太の方なのだ。


「あ、ちょっと待ってて」


悠太は立ち上がり、綾音の返事も聞かず、その場からいなくなる。


直後、一条の風が吹いて、体が震える。


心と体。同時に来る寒さは棘のように痛い。


「はい」


すろと、後ろから悠太が現れて、缶を綾音に手渡した。


「寒いだろ?」


そう言いながら。


・・・覚えていてくれたんだ。


付き合って、間もないころ、悠太にドキッと来るシュチュエーションは?と聞かれたことがある。


その時に、寒い時、ふいにあったかいココアをくれた時かな。


そう答えたことを・・・。


「ありがとう・・・」


受け取った途端、全身が温かくなる。


優しさに、温もりに包まれたように。


けれども、それは一瞬のようにすぐの出来事で。


飲み終わって、終電が近づいてきて。


「帰ろうか?」


悠太が言った。もう少し一緒に・・・。そんなことを言う権利など自分にはない。


「うん」


「駅まで来なくて大丈夫だから。じゃあ・・・ばいばい」


・・・っ。


いつもなら『またね』なのに、『ばいばい』だった。


それは、もう会えないということを、再確認させるような・・・そんな言葉。


「うん・・・ばいばい」


彼の背中を見送った後、自然に涙がこぼれてた。


その時に思った。


まだ自分は悠太のことが好きであると。


彼に恋をしているということを。




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7話のココアのくだり・・・


一応伏線ですww


それと、申し訳ありません。


更新する時間・・・。


次は九日の月曜日!


ちゃんと7時に更新します。