love storys  ~17歳、私と君と。~ -21ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side綾音~


二月はもうすぐ終わりを向かえて、三月になろうとしている。


それを象徴するかのように少しずつではあるが、寒さが和らいでいるのを感じた。


「来年は受験生だね」


嫌だなぁ、麻衣はあからさまに不機嫌そうな顔をしてそう言った。


「受験・・・か」


とても嫌な響きだ。


「綾音はどこに行くか決めてるの?」


「全く。何にも決めてないよ」


麻衣は?そう聞くと、私もなんも決めてない。麻衣はそう言った。


小鳥のさえずりと、燦々と照らす太陽と。


朝は憂鬱な気分になる。


一歩一歩、アスファルトを歩くその足並みは歩を進めるごとに少しずつ重くなっていくのを感じる。


「受験なんてなくなればいいのにね」


そんなあり得ないことを口にして見る。


嫌なことから逃げ出したい。そんな人間が思いつく『もしも』は低俗で馬鹿げている。


「間違いなく、私たちの目の前に大きな壁として現れるけどね」


綾音はなにか夢とかある?麻衣は続けて聞いた。


「ん~・・・とりあえず、安定した職につければいいかな。麻衣は?」


夢がない。答えた自分にそんなことを思ってしまう。


「堅実だね。まあ、私は結婚して養ってもらえる人を見つけることかな。可愛らしく言えば、夢はお嫁さんです。みたいな」


小芝居を入れ、笑いながら麻衣は言った。


「お嫁さんかぁ・・・。自分には想像できないかも」


綾音は苦笑しながら天を仰ぐ。


雲ひとつない青空が少しだけ不快な気分にさせる。


「結婚願望とかないの?」


「だって、まだ高2だよ?」


綾音は視線を麻衣に戻す。


「もう、結婚できる年齢だけど」


「そうだけど・・・。結婚したいって思える人ができるまではそんなことすら考えないと思うよ」


そんなことを言いながら、悠太の顔が頭によぎる。


悠太が相手なら・・・。


そんなことを考えながら、内心肩をすくめて苦笑した。


引きずり過ぎだ。


もう、あの恋愛は終わったんだ。


咲いた花は満開を迎えて、絶頂期になり、そしていつか散っていく。


散ってしまった今、また新たな蕾を作らなければならない。


同じ蕾は・・・もう二度と作られることはないんだ。


初めての彼氏。


最初にかわしたキス。


抱きしめ合って寝たあの日。


君は奥手で、セックスは一度もすることはなかったけど・・・。


初めては君がよかった。君しか考えられなかった。


それは、あの時も今も・・・変わらない。


記憶を巡らせれば思い出せる。


キスをした時の感触。


唇が触れて、胸が高鳴って。これがキスなんだなって。すごく幸せな気持ちになった。


抱きしめ合った時の温もり。すごく安心できた。


そんなすべてを自分から手放した自分は・・・馬鹿だ。


暗い夜道。


君から全然してくれなくて、不満だった。


だから、こっちからしたへたくそなキス。


そんなキスに君は顔を赤らめながら、ありがとう。そう言って極上のキスをしてくれた。


『好きだよ』


その後に言ってくれたその言葉も表情も。


散った花びらの中で忘れられない記憶として今も残り続けているんだ。




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次回は明後日の水曜日です。

「え・・・」


言葉に詰まる。


真正面からこんなことを言われたのは初めてだった。


「だめ・・・かな?」


「そんなことないけど」


悠太は一旦菜穂から視線を外す。


「言われるとすごくやりずらい・・・」


「じゃあ、言わなかったらしてくれた?」


少し不満そうに睨みながら菜穂は悠太に問う。


外で車が大きな水しぶきを上げて通り過ぎていく。


どうやら雨が降っているらしい。


「多分・・・」


確証の持てない自信のない言葉。


これは工程を意味するより否定を意味する。


「・・・やっぱ、佐野君は草食系だよね」


棘のない嫌味を菜穂は口にする。


「そうだね」


否定はしない。そこは自覚をしているからだ。


綾音の時もその前の彼女の時も、キスをするのはそんなすぐのデートじゃない。


一か月。それくらいの時を経てからしていた。


それもすべて、相手から。


みんな口をそろえて言う。


『悠太君からのキスを待ってたんだけどな』


手をつなぐことも、抱きしめることも、キスをすることも。


自分から行うことはまずない。


最初だけ・・・。


二回目以降は自分から行うのだが、初めてはすべて相手に任せてしまう。


初めては怖い。『いやだ』そう否定されるのが怖い。


焦って次のステップへ進んで、拒絶をされたら・・・辛いんだ。


「佐野君はキスしたことあるんだよね?」


「まあ・・・一応は」


「何人と?」


間髪いれずに菜穂は質問を重ねる。


何人と・・・。悠太は今までに付き合った彼女たちの顔を思い返し、その中でキスした人数を数える。


「・・・いいたくない」


「まさか、二桁とか?」


「さすがにそれはない」


苦笑しながら悠太は答える。


有りえない人数。第一、二桁も付き合った人数自体いない。


「でも、したことあるんだよね?」


「そうだね」


ソファに座る2人の距離は依然として近い。


「だったら・・・教えて?」


菜穂の唇が悠太の視線に入る。


あまり赤くなく、自然体に近い小さな唇。


「わかった」


悠太はそう言って、菜穂の顔に近付き、そっと唇を重ねた。


潤んだ感触が、少しの温かさが伝わる。


悠太はゆっくり唇を離して、菜穂を見る。


「どう・・・だった?」


悠太が聞くと、菜穂は下を向き、すごいドキドキした。息を大きく一回吐いた後にそう言った。


そして、悠太の手を握り、顔を上げる。


「私今ね、生きてて一番幸せ」


顔を赤らめながら言う菜穂に、悠太の顔も赤く染まった。


これが、悠太からした最初のキス。


今までしたことないぐらい緊張したキス。


それが菜穂との間で交わされた・・・。




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午前中には程遠いですね。


申し訳ありません。


ただ、今日は更新しなけらばということで・・・頑張りました。


次回は月曜日になります。


時間は・・・未定ですww


決まったら、なうで呟きますね。


・・・ファーストキス。いい響きですよねww


僕は菜穂ほどではないですが、結構遅いですw


ちなみに、このファーストキスというタイトルには二つの意味があります。


なんでしょう?w


ではまた月曜日!!!

こんばんわ。



今日は更新できません。



テスト終ったあと、爆睡してしまいました。



やっちまった。



明日、更新します。



午前中には更新できると思います。



よろしくお願いします。




自分に対してイラッとすることある? ブログネタ:自分に対してイラッとすることある? 参加中
本文はここから


いやー・・・なうですww



勉強量の少なさ、こうして、更新できてないこと。



すべてが思い通りにいってないことにイライラしています。



あと、最近は色んな事に模索中です。



今後について・・・ww



でも、そんなことを考えている余裕もあまりないので・・・



とりあえず、テスト・・・ですね。



よし。頑張ろう。



では、また明日!

家の中はシンプルで、無駄なものが一切ないように思えた。


「あんまりじろじろ見ないでよ」


恥ずかしそうに菜穂は言う。


「思ったより落ち着いた部屋なんだなって思って」


「そう?普通だと思うけど」


ここに座って、菜穂は悠太をソファに促す。


ソファは2人か3人くらい座れそうな大きなもので、1人暮らしには珍しい物だった。


もしかしたら金持なのかもしれない。


そんなことを思わせる。


「ありがと。部屋、ピンク一色みたいなのを想像してた」


冗談交じりにそう言うと、そんな部屋疲れちゃいそうじゃない?菜穂は苦笑いを浮かべながらそう返した。


白で統一された部屋は最近住みだしたかのように綺麗で落ち着いた空間になっていた。


菜穂には合わない気がする。


そんな部屋。とは言っても、菜穂のことをそこまで知っているわけじゃない。


合わない。そんなことを言うにはまだ程遠い。


キスもしたことない2人はそんな関係にすぎない。


「ハンバーグでいいんだよね?ちょっと待ってて」


菜穂はエプロンを取り出して、キッチンの方へ向かう。


「もう作るの?」


「だって、もう7時だよ?佐野君の家ではもっと遅いの?」


意外そうな顔で菜穂聞く。


「そうじゃなくて・・・今帰ってきたばっかだし、疲れてないのかなって」


「お、優しいね。じゃあ、少し休憩してから作る!」


菜穂は取り出したエプロンを畳んで、悠太の横に座った。


2人の間には、まだ距離がある。


近寄ろうかなそんなことを思っていると、


えへへ。菜穂は小悪魔とは程遠い、無邪気な笑みを見せて、悠太の方へ近寄った。


そして、悠太の肩にそっと頭を乗せる。


「夢だったんだよね」


菜穂がポツリとつぶやいた。


「なにが?」


「好きな人にこうするのが。ねぇ、佐野君。知ってる?君が私の初めての彼氏なんだよ」


「えっ・・・そうなんだ」


思いもよらぬ言葉だった。


積極的で明るくて。可愛らしいようにで、とてもモテそうに思える菜穂。


そんな彼女には昔、彼氏の1人や2人はいたのだろう。


などと勝手な想像をしていた。


少しずつ、彼女のことが分かっていく。


意外と思っていたことや、そうでないことも。


菜穂が頭を起こして、テレビをつける。


私このテレビ好きなんだ。可愛らしい笑みを見せる彼女。


そのテレビを見ながらする他愛もない話。


紡がれる言葉の中で、菜穂の情報が少しずつ積まれていって、大きくなっていく。


そして、大きくなればなるほど、少しずつ、確実に。綾音との思い出が、情報が消えていく。


「ハンバーグできたよ」


菜穂が作ってくれたハンバーグを食べる。


「うん、美味しいよ」


それはお世辞とかではなく、本心から出た言葉。


「よかった」


菜穂は安堵の笑みを浮かべる。


食べ終わって、食器を片づけて。


時刻は午後10時を回っていた。


「なにしよっか?」


「何って言われても・・・」


「じゃあさ・・・」


菜穂は悠太の手の上に自分の手を重ねた。


そして、じっと重ねられた手を見る。


ふぅ・・・と菜穂は一度息を吐いてゆっくり顔を上げた。


視線が合う。


じっと見つめる菜穂の目は少し潤んでいるように見えた。


「キス・・・したいな」




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こんなこと言われてみたいですww


言われたことねーw


最近の好きなタイプは明るい女の子ですw


では、また明後日!!

「公園デート、どうでしたか?」


菜穂は小首を傾げながら聞いてきた。


「思ったより楽しめましたよ」


「それはよかった」


電車に揺られながら2人は最寄駅まで向かう。


時刻は午後6時を回り、辺りが漆黒の闇へと染まっていく。


「まだ、暗くなるのが早いね」


電車の窓から見える空を眺めながら菜穂は言った。


「そうだね」


門限とかあるんだっけ?悠太はつづけて聞いた。


「・・・ほんと、佐野君は私のことを知らないよねー」


あからさまに不満そうな顔で菜穂は悠太を睨む。


けれど、それは本当に怒っているわけではなく冗談交じりに。


「ごめんごめん」


「別にいいけど。じゃあ、覚えておいてください。私は1人暮らしです」


「そうなんだ?」


「初耳?」


「うん。初耳」


「そっか。まあ、とりあえず、門限などというものはないよ?」


佐野君は実家暮らしだよね?菜穂が聞く。


「うん、そうだよ。逆に何で知ってるの?」


「好きな人のことは知ってるもんだよ。付き合う前まではストーカーみたいな感じだったから」


彼女は言う。


好きな人のことは調べる。何でも知りたいと思う。


それが普通の感情。


でも、自分にはそんな感情は欠落しているのかもしれない。


綾音のことを深く知ろうなんて考えたことなかったからな。


そんなことを考えながら苦笑する。


今考えるべき相手は綾音じゃない。


「で・・・さ」


「ん?」


「佐野君はまだ時間は大丈夫?」


「大学生の男に門限が存在すると思うか?」


「家によってはあるのかなーって」


薄く笑いながら菜穂は答えた。


「まあ、家によっては。でも、俺の家には存在しません」


「そっか。じゃあ、今日・・・泊っていかない?」


菜穂は少し顔を赤らめながら悠太に聞く。


「え・・・と・・・」


菜穂の提案に少しだけ、返答を出せずに戸惑う。


急過ぎる話。それにまだデートは二回目。


まだ早いんじゃないのか?そんなことを思う。


家に行ったからといって、確実にその行為が行われるわけじゃない。


けど、当然自分の理性もそこへ絡んでくる。


「やっぱ・・・だめかな?」


しゅんとした寂しそうな顔を菜穂は見せる。


そんな表情を見て思わずダメじゃない。そんなことを言ってしまう。


菜穂の寂しそうな顔は見たくない。


笑顔が見たい。そんな思いから反射的に出てしまった言葉。


「やった!」


菜穂はそう言いながら、続けて、よかった。と安堵の笑みを浮かべた。




日が完全に落ちて、街灯だけが頼りの夜の街中。


「夕飯、何が食べたい?」


街灯に照らされている菜穂は一段と可愛らしく見えた。


「え、何でもいいけど。料理とかできるんだ?」


「1人暮らしでできなかったら問題だよ」


明るい菜穂の声は暗い街中でも何も変わらない。


「確かに。じゃあ・・・ハンバーグとか」


「意外」


悠太の言葉に、菜穂はそう返した。


「なにがだよ」


「ハンバーグってところが」


「なにかいけなかった?」


「思ったより子供っぽいんだなって」


嫌味というより、からかうように菜穂は言った。


「菜穂ほどではないけど?」


「むー。私は子供っぽくないから!」


「どこが」


苦笑しながら言う悠太に頬をふくらます菜穂。


こういう馬鹿っぽい会話も悪くないな。


悠太はそんな風に思いながらそっと、菜穂の手を握った。



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今日の更新は遅いです><



あーw



いやーつらいww



勉強・・・。。



忙しすぎてですね、みなさんのブログを見れない!!



見に行きたいんですが・・・あーテストめ・・・。

時間に余裕ができたらお邪魔させていただきたいと思います。

では、また明後日!!


水曜日です!!