love storys  ~17歳、私と君と。~ -24ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

悠太は窓から空を見上げる。


大粒の雨が降る空から星空は見えなかった。


それどころか、月さえも見えずに、ただ暗闇が一面を覆い尽くすだけ。


悠太はベランダのさくに肘を乗せて、これでよかったのかと少し悩み、後悔する。


菜穂のことを利用しただけじゃないかと。


自分の空っぽになった心の穴に、埋めたただの代用品なんじゃないかと。


眼を閉じて、頭の中を空にして、最初に出てくるのは綾音の顔。


菜穂ではない。


まだ一ヶ月も経っていないのだから当然といえば当然なのだが、これほどまでに女々しいのかと思うと、自分じゃないようにさえ感じてしまう。


自分はもっと冷静で、感情に流されるタイプではないはずなのに・・・これだ。


綾音の顔ばかりを浮かべて、落ち込んで。




恋愛には別れがつきものだ。


それは分かっていたし、いつかそうなるだろうなんてことも想像がついていた。


恋愛をする以上は。


それを理解している自分はそんなに悲しむこともなく、あっけなく、関係は終わって行くのだろうな。


そう思っていた。


基本的に、自分は冷めた人間で、感情的な部分はあまり見当たらない。


そんな、自分だから自分を客観的に見て、そういう結論に達したんだ。


けれど、実際は違った。


気づけば、一線を越えてしまっていた、例外を作ってしまっていたんだ。


「別れよう」


そう言われた時の胸の痛みは尋常じゃない。


思っていたより、はるかに痛くて辛い。


虚勢を張り続けて、食い下がることはしなかった。


勤めて冷静で。物わかりのいい男であり続けようと思った。


すべてを受け入れる、寛大でおおらかな自分。


それがいけなかったのだと思う。


それのせいで、今もこうして後悔をしているのだと思う。


綾音が言った理由は、分かりやすいものではあったのだけれど、納得はいかなかった。


それが別れるに直結することに値しないものだと思っていたんだ。


だから嫌なんだ。


いっそのこと、嫌いって言ってくれたらどれほど良かっただろう。


好きな人ができたって言ってくれたらどれほど良かっただろう。


もちろん、そんな言葉は嬉しくもないのだが、それでも、納得のいくものだったはずだ。


必要とされていない。その事実が何よりも辛いものだったんだ。




当たり前のように、キスをして。


当然のように、抱きしめて。


その当たり前で当然だと思っていることは、すぐ側にあるうちは大切だと気づかない。


それがなくなった時、手元から離れていってしまった時。


初めて、それの大切さに気付くんだ。


「綾音・・・」


呟いたその言葉は雨の音にかき消され、何もなかったかのような状態に戻る。


連絡手段もなにもなく、会うことができない相手。


それなのに・・・なんでこんなにも彼女のことを思い続けているのだろう・・・。


ドクン。


何の前触れもなく。


何の意味もなく。


彼女の顔が思い浮かんで、胸が締め付けられるように鼓動を上げた。




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この回は必要だったのかという・・・。


いや、必要なはずだ!!ww


文章的にかなり短いが・・・ww


次回は5話。


綾音の目線での話になります。


掲載日時は28日、午前7時です。


よろしくお願いします!!


場所変えよう。


菜穂の言葉で、2人は店から出た。


店とは違う光が2人の体に降り注ぐ。


会話はなかった。少し重苦しい空気の中で歩く2人は、喧嘩をして今にも別れそうな・・・。


そんなカップルのようだ。


前を歩く彼女は終始下を向いていた。


勇気を振り絞り、言葉を紡ごうとしている彼女。


そんな彼女に、欠ける言葉は見当たらない。


悠太はただただ、前を歩く菜穂を見るだけ。


ふいに、菜穂が立ち止まり、悠太の方を振り返った。


「言うね?」


菜穂は、悠太の目を見て、地面を見て。


そして一拍置いた後に、もう一度悠太を見た。


「私と付き合ってほしい」


意を決して言ったその言葉は震えていた。


「えと・・・」


予想していた言葉。


なのに言葉に詰まる。もちろん、彼女の言葉が嫌いなわけじゃない。


好きか嫌いかで言えば、好きだ。しかし、だから付き合っていい訳じゃない。


きっと、今日の約束を了承する時の自分は間違いなく、彼女と付き合う気でいたのだろう。


傷を癒すために。忘れるために。


けれど、それは間違いなんだ。


失ったピースの形は今手に入れようとしているピースと形が違う。その場所には当てはまらないものなんだ。


それを自覚した今、出す結論は決まっている。


自分の想いを、気持ちを。再確認した後で、紡ぐ言葉を決めた。


「俺・・・好きな人がいるんだ。もう、会えないのは分かってるんだけど」


前に振られたからさ。苦笑しながら悠太は言った。


「そっか」


じゃあ、何で今日会ってくれたの?菜穂はそう続ける。


「それは・・・」


「私・・・別にその人の代わりでもいいんだよ?」


口ごもる悠太に、すべてを見抜いているかのように菜穂は言った。


「何言ってんだよ・・・」


到底理解できるはずのない言葉だった。


相手が勝手にそう思っているカップルはいるかもしれない。


けど、菜穂はそれを受け入れて尚、それでもいいといってきているのだ。


「私、佐野君のこと好きだからさ」


菜穂の笑顔は大人しい。


大人のような寛容のある笑顔で、さっきまでの無邪気さはなかった。


「ただ、私のことをその子の名前で呼ぶのだけはやめてほしいけどね」


そうじゃなかったら・・・・全然大丈夫だから。


「でも・・・」


「私のこと、嫌い?」


「そんなことない・・・けど」


ここで嫌いと嘘をつけたら、どれほどいいだろう。


半端な優しさは、どれほど残酷で、虚しいものなのか。


自分は知っているはずなのに。


「なら、いいじゃん。ね?」


菜穂は小首をかしげながら、悠太の手を握った。


初めて触れた彼女の手は温かかった。


そして、嫌な気持ちには一切ならない。


「うん」


だから頷いてしまった。


作り上げてきたパズル。


そのうちの一つのピースが欠けてしまった今、全く形の違うピースを手に入れた。


そのピースを強引にそのパズルにはめ込むのか、それとも・・・。


また新しいパズルを作り上げていくのか。


どうするのかまだ決めてないうちから、彼女と付き合うことを決めてしまったんだ。




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やっべ。


タイトル画面の変え方がわからなくなった!!


・・・早めに直します。


「記憶の中に」


まだ第三話ですが、これからも読んでいただけると有難いです!



入った店は、夜景の見えるレストランだとかそんな高級な店ではなく、普通のファミレス。


大学生という年齢を考えると、普通で当たり前の選択だ。


人並み程度のあるバイトしかしていない悠太と菜穂。


いくら初めての二人きりの場だからといって、そんな高いところでの食事などはできなかった。


店員に指定された場所は窓際の席。


悠太はいつもの癖で、外を眺める。


クリスマスはもう終わったというのに、たくさんのカップルが行き交う。


そんなに何度も会いたいと思うものなんだろうか。


悠太の頭の中にふと、そんな疑問が浮かぶ。


クリスマスが終わり、正月が過ぎ。


基本的なイベントはもう終わった。


今、特別会う理由はなんなのだろう?四六時中一緒にいたいものなんだろうか。


街灯という名の光の粒を体にまぶし、笑顔で街中を歩く人々。


その笑顔を見て嫉妬という感情は不思議と湧いてこなかった。


「佐野君。何食べる?」


「あ、えっと・・・」


悠太は菜穂にそう聞かれて、メニューを見る。


オムライスかな、悠太がそう言うと


「かぶっちゃった」


菜穂はそう言って、菜穂はまた何にするか思案し始める。


「同じのは嫌なの?」


嫌悪感があったわけじゃない。自然と出た疑問だった。


「うん」


菜穂は即答した。


なんで?そう尋ねると


「秘密です」


菜穂は人差し指を口に持っていき、にこっと笑顔を見せてそう答えた。




「あのさ」


注文が届いて、菜穂はドリアを半分ほど食べ終えたところで口を開いた。


「ん?」


「ごめん、なんでもないや」


それが一番気になるんだけど、悠太がそう返すと、聞きづらいんだもん。菜穂はそう言う。


「いいから、言ってみ?」


悠太が先の言葉を催促すると、うつむきがちだった顔を上げて、悠太の方へ向けた。


「今、彼女はいる?」


その質問は今日のどこかで絶対にくるだろう、そう確信していたものだった。


だから、別に驚きはしない。


「いないよ」


「そっか」


菜穂は安堵の表情を浮かべた。


分かる。次の彼女がいうであろう言葉が。それは、相当鈍感な人でない限りわかる言葉。


けれど、悠太にはこれに対する答えは用意していなかった。


「じゃあ・・・」


菜穂はそこで、言ったん言葉を止めた。


言いあぐねているようだった。


視線はドリアの横に置いてあるスプーンの先。


悠太を見ないようにしていた。


「もう・・・分かるよね?」


「なにが?」


そう悠太が聞くと、私がなにを言おうとしているのか・・・。消えそうな声。


さっきまでの笑顔からは想像できない。寂しそうな、悲しそうな顔をしていた。


その顔をする理由はダメだと決めつけているからだろうか。


「分かるよ」


「答えは・・・?」


恐る恐る、菜穂は顔を上げた。


「ずるくない?」


逃げながらの告白って、悠太は言った。


先を催促するかのような言葉とは裏腹に、これ以上言葉を紡いでほしくない。


内心はそう思っていた。


彼女が告白をしたら・・・自分は答えを出さなくてはいけないのだから。


なのに、そう言ってしまったのは、彼女が今までの自分と同じだったから。


悠太の今までと。


だから、それは菜穂に言った言葉ではなく悠太自身に向けた言葉だった。




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あ・・・画面変えてなかったです。


忘れてた!!


次までには・・・><


小説どうでしょうか?


って言っても、まだ序盤すぎますがwww


次回は24日の日曜日。午前7時に更新します!!


薄暗い闇夜に浮かぶ月は半分が欠けていた。


それはまるで、自分の気持ちを表しているようだ。


点々と散りばめられた空の宝石たちの輝く光はまだ淡いせいで、目に入るのは月ばかり。


悠太は壁に寄り掛かり、視線を下げる。


たくさんの人が通るこの街並みは、絶えず耳に雑音が入ってくる。


それを遮るように悠太はポケットからイヤホンを取り出して、耳につけた。


音楽プレイヤーを取り出して、何を聴こうか、そう考えていると、前方に菜穂の姿が映った。


黒髪のロングにかかる白いコート。


寒そうなスカートも白いコートとよく合っていて、彼女の可愛さをより一層引きだてていた。


さすが女の子だね。そんなこと思いながら、パーカーとジーパンの自分の服装と比較して自嘲する。


菜穂は悠太を見つけると、走りながら悠太がいる方向へと向かい


「待った?ごめんね」


手を合わせながら、申し訳なさそうに謝ってきた。


腕時計を見る。時刻は、18時55分。まだ約束の時間には5分ほどの余裕があった。


「謝る時間じゃないと思うけど?」


悠太は苦笑しながら続けて、ヒールで走ると転ぶよ、と冗談交じりにそう言った。


「待たせるのは好きじゃないんだよ」


菜穂は下唇を突き出してそう答えた。そして、悠太と同じように壁に寄り掛かる。


「ありがとね」


菜穂は顔だけ悠太の方へ向けて言った。


「なにが?」


悠太は菜穂を見ずにそう返す。


「今日、付き合ってくれて」


「別に・・・断る理由がないからね」


悠太が目を合わせない理由は二つあった。


ただ単純に目を合わせることが苦手だから。


初めての二人きり、デートみたいなこの状況で、顔が赤くならないはずがないからだ。


そしてもう一つ。


それは、後ろめたさや罪悪感。それらから来るものだった。


「てっきり、私は断られるものだと思ってたよ」


「なんで?」


「だって、クリスマスも断られたし・・・」


菜穂の表情が少しだけ曇った。


「あ、いや・・・それは」


悠太は言葉に詰まる。


と同時に、胸が痛んだ。


・・・バカみたいだな。


簡単には断ち切れないものだとは分かってはいた。


けど、それは所詮,他人の時。


いつかは、なんて都合のいい励ましばかりしてきた自分だったけど、実際に自分がその立場に立ってみると、そのいつかってのがいつなのか。そう問いたくなる。


それくらいの胸の痛さ。


「ごめん。今のはなし!どこ行こうか?」


そういいながら、にこりと笑顔を向ける菜穂。


「ん~・・・」


悠太は少し考えた挙句、何も答えが出ずに、菜穂はどこに行きたい?そう聞いた。


「え、私はどこでもいいよ」


菜穂は一番難しい答えを返してきた。どこでもいい。それが一番困る答えだ。


とは言っても。


普通、デートというものは男が行き先を決めるものだと相場で決まっている。そう考えると、菜穂の答えは当たり前のもので、行く場所を促した自分が間違いということになる。


だけど、これがデートなのかと言われたらそこも疑問ではある。


今日は、2人で遊びに行くということになっただけのことだ。


少なくとも、名目上はデートではない。なら、自分が決める必要は・・・。


いや、どちらにせよ、相手がどこでもいいといっている限り、自分が決めるしかない。


悠太は辺りを見渡しながら何があるのかを確認した。


さすがは渋谷というだけあってなんでもある。が、何もない。


たくさんの店はあるものの、特別興味をひかれるものはない。


なら仕方ない。


「じゃあ、とりあえず、何か食べる?」


何も浮かばない自分が情けない。


しかし、菜穂はそんな悠太の心情とは裏腹に笑顔を絶やさず


「うん」


と頷いた。



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小説更新しました!!



基本的に、二日に一回更新で行きたいと思います。



毎回、この場所に日時は記載しておきます。



あと、BGM、タイトル画面。



次までに替えておきます。



次回は2話。22日の午前7時に更新します!!



小説、第一話。



いかがだったでしょうか?

こんにちわ!!!!!!



2日連続更新です。



三日連続しますww



明日は小説再開です。



「記憶の中で」



是非見てください!!



よろしくお願いします。



今回は途中で終わることはありません!



絶対にw



そんで!!!



今日はですね、誕生日です!!



二十歳です!!



いや~・・・10代じゃなくなってしまった~



まあ、これで大っぴらに酒が飲めるということで・・・ww



あんまり飲もうとは思っていませんがww



二十歳か~



ん~・・・実感はないですww



二十歳らしいことをしなければ!!



とは言っても何も思い浮かばないんですが・・・。



とりあえず、毎日を無駄なく、過ごしたいなと思っています。



自分の為に。






では、また明日!!



明日は「記憶の中に」



第一話です!!!