love storys  ~17歳、私と君と。~ -19ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side綾音~


やばい・・・。


朝起きた綾音は、一番最初にそう思った。


起きるはずだった時刻から1時間の寝坊。


いつもより少し早めに、なんて思っていたのに・・・。


余裕を持つどころか、遅刻してしまいそうな時刻だった。


まぁ、今から荷物を準備して家を出ればまず遅れることなくなんとか試験会場には着ける。


しかし、綾音は仮にも女の子だ。そこに知り合いがいなくても、スッピンのまま行くのは憚られる。


女性にとって化粧は身だしなみであり、やらなければいけないものだ。


男の子に生まれてればこんなことしなくてもよかったのに。


ブツブツとそんなことを呟きながら綾音は洗面台に立った。


10分位だろうか、残り少ない時間をここで費やして、家を出た。




試験会場に着く。


時計を見ると、5分のオーバー。


許容範囲かな。模試だし。そんなことを思いながら、教室のドアをそっと開ける。


「すいません、遅れました」


俯いている試験官の人にそういった。


試験官の人が顔を上げる。


「あ・・・」


その試験官の顔を見たとき、思わず言葉が漏れた。


その人は見覚えがあるなんて言葉じゃ済まされないほどの人。会うことができなかった愛おしい人だった。


こんな偶然って・・・。


悠太も驚きの表情を浮かべている。


けれど、悠太はすぐにその表情を消し、平静を装って綾音を席に誘導する。


「ここに座ってください」


悠太の声。久しぶりに聞いた。優しく包み込むような声・・・。


「はい」


綾音は席に座った後、元の位置に戻る悠太の後姿を目で追う。


ドクン・・・ドクン・・・。


胸が高鳴った。


その高鳴りはなかなかやまない。


偶然の再会。それはどこか必然のような気がした。


二人はどこかで繋がっているんだ。


そんなロマンチストみたいなことを考えた自分に内心肩をすくめて苦笑する。


なに言ってんだか。


この恋は自分から終わらせた恋だ。これが必然だとしても、何も変わらない。


二人の関係は元に戻らない。


仮に、悠太がまだ好きでいてくれたとしても、もう一度好きとは言ってくれないだろう。


試験官と受験生という会話する機会が設けられていない物理的な理由と振られた相手にもう一度なんていう物分りのいい彼ならありえない感情的な理由と。


だったら私から言う?


それもない。


ほんとは好きでした。少し距離を置いてみたかっただけなの。


そんなこと今更言えるわけがない。


第一、悠太が好きでいてくれている保証はない。自惚れちゃいけない。


もしかしたら、今悠太には彼女がいるかもしれないんだ。


自分にそう言い聞かせ、綾音は悠太がほかの女の子と楽しそうに歩いている絵を想像する。


「っ・・・」


胸が痛んだ。


嫉妬。その感情は綾音が悠太に持ち合わせていい感情ではない。


それは分かっている。


それでも・・・理性じゃ本能を止めることはできない。


好きという気持ちは変えられないんだ。



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遅くなりました。


アメーバ使えなくなってましたよね?


やられたぜwww


次回の更新はあさっての土曜日です。


まだ二日に一回でお願いします><


あと、今日は少し短かったです・・・。。

あー



すいません><



度々・・・。。



今日も更新できそうにありません。。



明日の10時でお願いします><



今日は出かけててですね・・・。。



書く時間がありませんでした。



時間があると、逆にやらなくなるなぁ・・・




恋がしたい!どんなときに思う? ブログネタ:恋がしたい!どんなときに思う? 参加中
本文はここから



ん~・・。



お祭りで手をつないで歩いているカップルを見るときですねw



お祭り自体は好きではないのですが、恋人の浴衣姿はみたいですww



何言ってんだか・・・。。



**********



明日はちゃんと更新しますね><



ではまた明日!

試験官の登録はすんなりと終わって、勤務する日付もすんなりと決まった。


そして、今日がバイトの当日。


試験予定に書かれた模試はすべてセンター対策のものだった。


「今の俺が受けたらほとんど解けないだろうな」


大学二年の夏休み。もう現役からは遠く離れている。


大学入試から、二年半も経ったんだな。そんな風に思う。


時の流れは驚くほど速い。


中学生になったな、なんて思っていたら、すぐに高校生になっていて。


気づけば、間近にセンター試験が迫っていて。


そして、今は大学生という中で堕落した生活を送り、就職という人生最大の壁を少しずつ、現実的にとらえようとしている。




入学式以来だろうか、久しぶりに悠太はスーツを着た。


少しだけ茶色が入った髪は黒一色のスーツだと目立つ。


私服を着て学校にいるときは、全く目立つことなんてないのに。


髪にワックスをつけながら、綾音とした会話を思い出す。


「私、茶髪とか嫌いだったんだけどさ、びっくりした」


「なにが?」


「全然、気にならない。むしろ、それもまたいいかもなんて思ったよ」


おとなしい笑みを浮かべながら綾音は言った。


「よかった。否定されるかと思った」


「いやいや。多分、好きな人なら、すごーく似合わないとかじゃない限り、よく見えちゃうんだろうね」


そんな会話をした後、綾音は茶髪の悠太君も好きだよ。


顔を赤らめながら言った。


それから、悠太の髪はずっと茶色いまま。


・・・黒にしようかな。


悠太は極力、綾音との思い出を忘れようとしていた。


思い出せば、また比較をしてしまうから。


絶対に、そこには幸せはない。


記憶は完全に消えるものじゃない。良い思い出も悪い思い出も、記憶の中に居続ける。


だから、檻に鍵をかけて沈めればいい。


思い出すためのたくさんの鍵を全部捨てればいいんだ。


ネクタイを締めて、かばんを持って、悠太は家を出た。


燦々と照り付ける太陽が、日向に出るのを躊躇させる。


けれども、そんなことでいちいち立ち止まるわけにもいかない。


悠太は歩きだして、駅に向かう。駅に着き、30分ほど電車に揺られて、都会に出る。


ケイタイを使いながら、目的地を見つけ、中に入った。クーラーが効いているのか、急激に体が冷えた。


悠太は手筈通りの準備を終えて、あとは模試を受ける生徒たちを待つだけとなった。


初めての仕事で少し緊張する。


何か聞かれたらどう対応すればいいのか、問題が発生したらどうするのか。


心配性の悠太は、こういう時、気楽に構えてられる人がうらやましいと思う。


試験の時間が近付くにつれて、ぞくぞくと生徒が入ってくる。


その生徒たちも様々で、席に着くなり、参考書を開いたり、あくびをしながらケイタイを見たり。


自分だったらどうしているだろうか。


きっと、頭に入りもしないのに、参考書を読んでいるだろうな。


想像の中で、ダメな自分を想像して内心肩をすくめて苦笑した。


時間になり、試験が開始する。この時点で空席が3つあった。


ちゃんと、席は埋まるのだろうか。そんなことを考えながら教室内を一望していると、ドアがゆっくりと開いた。


どうやら、三人のうちの一人の遅刻者が来たらしい。


悠太は時計を見る。


5分オーバーか。まあ、遅刻者にしては優等生だな。


もっとも、遅刻者を優等という括りにしていいのかは問題ではあるが。


「すみません、遅れました」


小声で、女の子は言った。


女の子で遅刻って珍しいな。悠太には、女の子はしっかりしているという先入観があった。


悠太は近付き、顔をあげて、その子の顔を見る。


「え・・・」


悠太は絶句した。そこにいたのは・・・綾音だった。

綾音も悠太同様、驚きの表情を浮かべている。


なんでここに?


その疑問を投げかける言葉を飲み込む。忘れてはいけない。自分は試験監督だ。


悠太は綾音を席に誘導する。


綾音を席に座らせた後、悠太の頭の中は試験官として全うできるかということは消え去り、綾音がここにいるという事に対する動揺でいっぱいになっていた。



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眠いなぁww


今日で夏期講習は一旦終わります。


ストックためたり、他の小説書いたり・・・いろいろやることもありつつ・・・


頑張ろう。


次回は明後日の水曜日です。

~side悠太~


「なんかいいバイトないかな?」


悠太は聞いた。


キッチンにいるのは悠太と大輔だけだった。そんな中で暇になった悠太はふと思ったことを言ったのだった。


「バイトをしながら聞くかそれ」


大量の食器を洗いながら大輔は言った。忙しそうな大輔とは対照的に、悠太はやることがなく、厨房のテーブルを拭いていた。


一通りのピークが過ぎた10時過ぎ。この時間帯は、夕飯を食べに来た客たちが帰り始めて、大量の食器が戻ってくる。そんな時間帯だった。


「夏休みってやたら金使うじゃん。だから足りなくなりそうなんだよ」


手持ちぶさたになった悠太は意味もなく、布巾を水でぬらす。


そして、同じところを何度も拭いていると、注文が一つ入った。


悠太は雑に布巾を放り投げ、注文を確認する。


・・・メンドクサイやつだ。


「何に使ってんだよ?そこまで使うほど必要なものって何?」


俺には全く想像がつかない、苦笑しながら大輔は続けて言った。


「デートとか」


料理を作りながら悠太は言う。


「金のかからないデートすればいいじゃん」


「でもなぁ・・・」


8月の約束はたくさん積もっていた。遊園地に行くとか、プールに行くとか。


お金のかかるものが沢山だ。


悠太は家デートでもいいと思っていたのだが、菜穂はそうは思っておらず、いろいろな所へ遊びに行きたいらしい。


あれから2人は何度もデートを重ねて、キスを重ねた。


まだ、その先には進めていないけど。


それでも、いろいろな所へ行き、いろいろなものを見て、楽しいデートだった。


『代わりでもいいから』


告白をされた時そう言われた事を今でも覚えている。


けれど、それではよくない。ずっとそんな風に思っていた。


だからこそ、菜穂だけを見ることができている。そのことに、悠太は一番満足していた。


菜穂が好きだ。偽りもなく、そう言える。


「バイト・・・ねぇ。他に一つやってるけど・・・」


「教えてくれ」


「試験官バイト。短期一発でめちゃくちゃ暇なやつだよ」


あんまりお勧めはしない、大輔はそう続けた。


「なにすんの、それ?」


お願いします。作り終わった料理をホールの人に手渡す。


「模試とかで、試験に一人は前に立ってる人いるだろ?あれだよ」


「ああ・・・あれね」


スーツ姿の暇そうな人が思い浮かんだ。


「そう、あれ」


「割はいいのか?」


「ん~・・・日給計算で、悪くはない」


少し考えた後、大輔は言った。


「じゃあ、やろうかな」


別に今のところ、悪いところは見当たらない。


それに、ここのバイトより、体力を消耗することはないだろうし。


「紹介してやろうか?」


不敵な笑みを浮かべながら大輔は言った。


何か企んでるな?悠太は思った。


けれど、紹介してもらう方が一番手っ取り早い。


「紹介してくれ」


何かあるのを承知で悠太は言った。


「了解。その代わりに、これ手伝って」


そう言って、さっきより増えた食器の山を指差した。


「そんな事だろうと思ったよ。ほんとこき使うなぁ」


悠太はオーバーにため息をついた。



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眠い!!


夏期講習つらい!!ww


今日の文章は何となく拙い気がします><


でも、直す時間があまりなかった~。。


頑張らねば・・・・。


次回は、明後日の月曜日です。

「もしもし」


「・・・淳一?どうしたの?」


電話の相手は淳一だった。


淳一とは最近、よく遊んだりするなかにまで発展・・・いや、昔に戻っていた。


恋愛に発展することはない。ただ、友達として遊んでいるだけの関係。


男女間の友情は成立は難しい。


けれど、淳一だけはそれさえも簡単に成り立ってしまうようなそんな気がした。


それとも・・・そう思いたいだけなのかもしれないけど。


新しい恋はしたいとは思う。悠太という存在を消し去りたいというためだけじゃなく、自分自身が前を向くためにも。


しかし、まだ怖い。付き合って幸せな気分になって。それをまた失うことになったら・・・。


そう考えると、誰かと付き合うことが怖くなってしまうんだ。


自分から失った恋なのにね。綾音は自嘲した。


「今何してるのかなって思ってさ」


「今は散歩中だよ」


綾音は空を仰いだ。悠然と流れる雲に太陽が覆われる。


あたりが少しだけ暗くなり、暑さが和らいだ。


けれど、風が強いのか、雲はすぐに流れて、また太陽が綾音を照らす。


そんな太陽を綾音は睨みつける。


そして、その意味のなさに、苦笑して、視線を落とした。


「勉強はしないのか?」


淳一が問う。


「休憩も必要でしょ?」


「まあ、確かに」


でも、綾音は休憩ばっかしてそうなイメージがあるな。からかうように淳一はそう続ける。


やっぱ悠太君とは違うな。そんなことを思う。


淳一と悠太は対照的ともいえるほどに違う。


いつでも優しい悠太に、からかってくる淳一。


どちらの方が付き合ってて楽しいのだろう?幸せなのだろう?


なんて考えてはみるが、答えは出ない。


どちらにせよ、気持ち次第。好きなら幸せなのだろう。


それが、綾音の出した答え。もっとも2人を比べること自体間違っているのだが。


元彼と友達と。どちらも恋人とは近く、遠い存在だ。


普通に考えたら、近い存在だ。


元彼は昔付き合っていたわけだし、友達だって、恋人に昇華するのはさして難しいことではない。


でも、綾音にとってそれは果てしなく遠いもののように思えた。


「けっこう勉強してますから。淳一はやってるの?」


「俺?まあまあ」


「やってないんだ?」


「今は休憩ってだけだよ」


「そっか」


彼女と別れたという淳一。けれど、声は明るい。


もう、半年近くたっているから当然と言えば当然なのだが、それでも、未練とかそういうものはないのかなと思う。


綾音はこんなにも引きずっているのに。まだ明るくなれないのに。


淳一は簡単に切り替えられるのだろうか。


もちろん自分が平均とは限らないことぐらい分かっている。


「ねぇ、淳一」


考えるより先に、思っていることが口を通して音として外に漏れていた。


「何?」


彼女のことはもう吹っ切れたの?


言葉を喉元で止めた。


聞いちゃいけない。もしも、まだ引きずってたら、傷を抉ることになるだけだ。


仲間がほしい。そんな安心感を求める自己満足は無意味で虚無なものだ。


勉強した?


テスト前に仲間がほしくてそんな事を聞いたって自分の点数が上がるわけじゃない。


勉強してない。そんな答えを望んでいる。


自分だけじゃない、そう思いたくて聞いているだけ。


それと同じだ。


聞いたことろで・・・何も変わらない。


「ごめん。なんでもないや」


今から、勉強するから切るね。そう続けて、綾音は電話を切った。



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八月ですね。


ってことで、時間軸も八月ですww


いや、関係ないです。


お盆休みも近づいてきましたが、みなさんは連休をどう過ごしますかー?