21話 アルバイト | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side悠太~


「なんかいいバイトないかな?」


悠太は聞いた。


キッチンにいるのは悠太と大輔だけだった。そんな中で暇になった悠太はふと思ったことを言ったのだった。


「バイトをしながら聞くかそれ」


大量の食器を洗いながら大輔は言った。忙しそうな大輔とは対照的に、悠太はやることがなく、厨房のテーブルを拭いていた。


一通りのピークが過ぎた10時過ぎ。この時間帯は、夕飯を食べに来た客たちが帰り始めて、大量の食器が戻ってくる。そんな時間帯だった。


「夏休みってやたら金使うじゃん。だから足りなくなりそうなんだよ」


手持ちぶさたになった悠太は意味もなく、布巾を水でぬらす。


そして、同じところを何度も拭いていると、注文が一つ入った。


悠太は雑に布巾を放り投げ、注文を確認する。


・・・メンドクサイやつだ。


「何に使ってんだよ?そこまで使うほど必要なものって何?」


俺には全く想像がつかない、苦笑しながら大輔は続けて言った。


「デートとか」


料理を作りながら悠太は言う。


「金のかからないデートすればいいじゃん」


「でもなぁ・・・」


8月の約束はたくさん積もっていた。遊園地に行くとか、プールに行くとか。


お金のかかるものが沢山だ。


悠太は家デートでもいいと思っていたのだが、菜穂はそうは思っておらず、いろいろな所へ遊びに行きたいらしい。


あれから2人は何度もデートを重ねて、キスを重ねた。


まだ、その先には進めていないけど。


それでも、いろいろな所へ行き、いろいろなものを見て、楽しいデートだった。


『代わりでもいいから』


告白をされた時そう言われた事を今でも覚えている。


けれど、それではよくない。ずっとそんな風に思っていた。


だからこそ、菜穂だけを見ることができている。そのことに、悠太は一番満足していた。


菜穂が好きだ。偽りもなく、そう言える。


「バイト・・・ねぇ。他に一つやってるけど・・・」


「教えてくれ」


「試験官バイト。短期一発でめちゃくちゃ暇なやつだよ」


あんまりお勧めはしない、大輔はそう続けた。


「なにすんの、それ?」


お願いします。作り終わった料理をホールの人に手渡す。


「模試とかで、試験に一人は前に立ってる人いるだろ?あれだよ」


「ああ・・・あれね」


スーツ姿の暇そうな人が思い浮かんだ。


「そう、あれ」


「割はいいのか?」


「ん~・・・日給計算で、悪くはない」


少し考えた後、大輔は言った。


「じゃあ、やろうかな」


別に今のところ、悪いところは見当たらない。


それに、ここのバイトより、体力を消耗することはないだろうし。


「紹介してやろうか?」


不敵な笑みを浮かべながら大輔は言った。


何か企んでるな?悠太は思った。


けれど、紹介してもらう方が一番手っ取り早い。


「紹介してくれ」


何かあるのを承知で悠太は言った。


「了解。その代わりに、これ手伝って」


そう言って、さっきより増えた食器の山を指差した。


「そんな事だろうと思ったよ。ほんとこき使うなぁ」


悠太はオーバーにため息をついた。



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今日の文章は何となく拙い気がします><


でも、直す時間があまりなかった~。。


頑張らねば・・・・。


次回は、明後日の月曜日です。