love storys  ~17歳、私と君と。~ -137ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「由美!!」


君はそう言って私のもとに走ってくる。


「ゆ・・・う・・・き・・・く・・・ん」


私の瞳からはさっきとは違う涙があふれ出す。


でも、私はその涙を必死に止めようとする。


「裕樹君・・・なんでここにいるの?」


「由美に会いたかった・・・。ここにいけば・・・また会えるかなって・・・」


彼は息を切らしながらそう話す。


「ありがとう・・・」


私は笑顔でそう返した。


その時、彼が私の左腕を見る。


「なんだよ・・・それ・・・」


彼の言葉が震える。


「ああ・・・これ?」


私は見せびらかすように裕樹君に左腕をみせた。


もう、痛みはあまりない。


というより、慣れただけかもしれない。


「私・・・もう死のうかなって・・・けど、これなかなか死ねないんだよね。出血多量で死ぬらしいから・・・。ちゃんと調べればよかったかな?」


私はあえて気丈に振る舞った。


「な・・・んで?」


「なんでもだよ・・・」


「まさか・・・蓮のことか?」


「へぇ・・・」


私は驚く。そこまで知ってるんだ。


「なんで知ってるの?」


「・・・それは、後で全部話すよ。とりあえず、救急車呼ばないと・・・」


彼は携帯電話を取り出した。


「やめて!!」


私は大声で叫ぶ。


「え・・・?」


彼はよっぽど驚いたのか、その携帯を足元に落とした。


「私・・・もう生きたくないんだよ・・・。もう疲れたんだ・・・。お願いだから・・・死なせて?」


「由美・・・なんで、そんな蓮のことを引きずるんだ・・・?たかが、学生の恋愛だろ?死ぬほどのことじゃ・・・」


その言葉に少しイラッとくる。


「・・・そんなこと言うんだ。裕樹君の恋愛はそんなに軽いものだったんだね。私との恋愛も。『たかが』なんてレベルじゃないんだよ。私にとっては・・・」


私の手からかなり大量の血が流れている。


直感でわかる。


もうすぐ・・・かな・・・。


「そうじゃないよ。由美との恋愛はすごい大切なものだった」


「矛盾してるよ・・・」


「じゃあ、単純に言う」


彼は真剣な表情で私を見た。


なんだろう・・・。


「由美に死んでほしくないんだ・・・」


裕樹君は私を抱きしめる。


あったかい・・・。


久しぶりに感じた・・・。


裕樹君に温もり・・・。


ここで、羽を休めればいい。


でも・・・さ。


もう・・・決意は鈍らない。


私は裕樹君から離れる。


「もう・・・遅いんだよ」


「由美・・・」


彼が近寄ってこようとする。


「こないで!!お願いだから・・・」


私は彼から離れる。


君がこれ以上近づいたら・・・私は・・・。


早く死なないと・・・私の心が変わってしまう。


だから・・・。


私はもう一度カッターを取り出したんだ。


そのカッターを左手首に向けてもう一度振り下ろす。


バシュ!!


大量の血が飛び散る。


これで、死ねる・・・。


けど・・・おかしい。


痛くない・・・。


痛みを感じないんだ。


その理由をすぐ察した。


刺したのは、裕樹君の手の甲。


「裕樹君・・・」


「由美・・・お願いだから・・・死なないで」


彼は私にキスをした。


修学旅行以来のキス。


「僕は由美といたい」


自分の心に嘘はつけないなぁ・・・。


今の君の言葉を聞いて・・・思ったよ。


いや・・・君に会ってからもう勘づいてたんだけど・・・。


やっぱり、裕樹君が好きだ。


『私も裕樹君といたい・・・』


その言葉を言おうとした瞬間、見えていた景色が真っ暗になる。


もう・・・血が足りない。


私はそのまま倒れ込み識を失った。


雪の上で血を流しながら・・・。

筋肉痛って、何日後にくる? ブログネタ:筋肉痛って、何日後にくる? 参加中
本文はここから



運動をした日の次の朝がやばいですねww


だから、明日やばそうですww


今日は体育祭だったんですよ!!


200m二回走って騎馬戦やって台風の目やって・・・。


しかも、すごいのが台風の目をやった直後に200mがあって、


騎馬戦終わった次の種目がクラス対抗リレーで200m・・・。


なんで間隔がないんだ!?


まだ、競技やってるのに端の方で招集かかってるし・・・。


まだこっち終わってないんだけど!!


みたいなww


しかも、台風の目に出ることは始まる直前に知らされたし。


もう、何が何だか・・・。


自転車パンクするし、足が動かないしww


最近あまり走ってないせいか、イメージに足がついてこないし・・・。


こける人続出でしたよ。元陸上部ww


今日はさんざんだったなぁ・・・。


でも、一つだけささやかないいこともあったんですよ!!


何かは言わないですけどww


*****************


小説の方ですが、明日はめちゃくちゃ長いのでww


かなり、クライマックスに近づいています♪


もう少しお付き合いしてくださると有難いです!!




あ~・・・


足が痛いww

思い出の場所に着く。


そこは裕樹君と星を見た河川敷・・・。


雨の中、自分たちの想いをぶつけ合った河川敷だ。


道路に雪はまだ積もってはなかったが、川の目の前の草が生えている場所には雪が積もっていた。


積もっているとは言っても一面が白く染まっているという程度だが。


「さすがに、星を見た時みたいに寝転がったら寒そう」


私はひとり言をつぶやきながら急な下り坂を下りて、川の目の前まで来る。


私は空を見上げた。


顔に雪が当たる。


それでも上を見続ける。


星を探して・・・。


「見えない・・・か」


まあ、当たり前だ。


天気が悪いんだし。


私はポケットからカッターを取り出した。


もう・・・充分だろ?由美・・・。


自分で自分に言い聞かせた。


夜まで引き延ばした意志の弱い自分に。


「じゃあね・・・由美・・・」


自分に別れの言葉を告げて・・・私は自分の手首を切る。


さっきとは比較にならないほど深く・・・。


もちろん、その分かなりの激痛が走る。


これが死ぬってこと・・・?


死ぬって・・・こんな痛いんだ・・・。


でも、こうやって死ぬ前に考える時間があるのもいいかもしれない。


自分の罪悪感を少しでも浄化するため・・・。


何の?


私が裕樹君を選ばなかったことへの・・・。


血が大量に流れる。


白い雪の上に鮮血がこぼれ落ちる。


それも、今まで見たことない量だ。


私は手の力を抜いてもう一度空を見上げた。


この空の続く先に・・・君はいるんだよね?


裕樹君・・・。


今の私にこんなこと言う資格ないかもしれないけど・・・


大好きだったよ・・・。


足元がふらつく。


血が足りなくなってきたようだった。


もうすぐ・・・意識がなくなる。


そして、この人通りのない場所だ。


朝まで誰も気づかない。


私は誰にも気付かれることなく死ねるだろう。


その時、一瞬あり得ない感情が芽生えた。


死にたくない・・・。


もう一度裕樹君に会いたい・・・。


あり得ない願い。


血は止まらない。


後悔は・・・ないはずだよね?


自分に問いかける。


答えは・・・でない。


そんなことを考えていると、私の瞳から涙がこぼれて左手首に当たった。


「痛いなぁ・・・」


そして、その痛いは手首じゃなくて・・・心。


でも・・・思ったところでで何も変わらないのは分かってること。


意識が徐々に安定しなくなってくる。


その時・・・その時どこからか声が聞こえた。


幻聴だろうか?


私は周りを見渡す・・・。


雪が降ってるだけで人影はな・・・


一人・・・見つけた。


顔は見えない。


いや・・・それは嘘。


見えてるんだ。


けど、それを信じられなかっただけ。


信じようとしなかっただけ。


だって、君がこんなとこにいるはずなかったんだから。

私はカッターを手で弄んだあと、刃を出した。


チキッ。


少し高い音がして、銀色の刃が姿を現す。


私はその刃を自分の左手首に当てた。


これで力を加えば、動脈まで刃が届き、血が大量に流れ出す。


簡単に自分の命が終わるんだ。


人の命は重い。


けど、簡単に失くすことができる。


私は少しだけ力を入れる。


「っ・・・」


少し痛い。


これで、動脈を切ったらどれほど痛いのだろうか?


かなりの激痛だろう。


けど、別に私に躊躇する気持ちにはならなかった。


もう何かを考えるのが嫌なんだ。


裕樹君のことも蓮君のことも夏帆のことも・・・。


手首から血が出る。


その血が流れ落ちてカーペットに斑点模様としてペイントされた。


・・・ここで大量の血を流すのはやめといた方がいいかもしれない。


それに、途中で発見されたら生き延びてしまう可能性もあるし・・・。


こんなことを考えられる私はどれだけ冷静なんだろうか。


思わず苦笑してしまう。


私は、制服のブレザーのポケットにカッターをしまって家を出た。


外に出ると、冷たい何かが私の頭に当たる。


雨・・・かな?


私は空を見上げる。


雨ではなかった。


冬にしか降らない「雪月花」のひとつの雪だった。


雪と光は幻想的な空間を生み出すことができる。


最期にそんな景色を見るのもいいかもしれない。


だから、蛍光灯が光を灯す夜まで・・・。


でも、家に戻るのもどうかと思う。


私は制服のまま外をうろつくことにした。


昼間の平日の時間。


外にいるのは主婦ばっかだ。


制服でこの時間帯にいるのは私だけ。


歩いていると、あの交差点に着いた。


蓮君が私を助けてくれたあの交差点。


今までいい思い出。


けど、今は・・・。


「はぁ・・・」


私はため息をつきながらその交差点を渡った。


このため息は蓮君への当てつけ。


もう、会いたくない蓮君への・・・。


色々なところを回っているうちに日が沈んだ。


雪はまだやまない。


少しづつではあるが、積ってきた。


まあ、もうすぐこの世からいなくなる私には関係のないことだけど。


蛍光灯が雪を照らして、すごく綺麗に見える。


もし、クリスマスのイルミネーションの中で雪が降ったら綺麗だろうな・・・。


私はそんなことを考えながら思い出の場所に向かった。


そこで死ぬことを決めていたんだ。









「好き・・・じゃなかった。けど、今は好きになりかけてる」


彼はそう言った。


「じゃあ、出会った当初は好きじゃなかったんだ?」


「うん・・・」


それが一番最悪だよ。


あのころ・・・単純だった私は助けてくれてた君に惹かれた。


裕樹君との葛藤があった。


君を選んだ。


けど・・・元々私は眼中になかったんだね・・・。


「よく・・・好きでもない人とキスできるね」


私は蓮君に吐き捨てるように言った。


「・・・」


彼はそれに対して何も言わない。


「よく・・・セックスできるね。好きでもない人と・・・」


私の目からは当然のように涙が出ていた。


「ごめん・・・」


「あれが初体験って言ったのも嘘?」


「いや・・・それは本当」


「夏帆のためなら・・・初体験だって捨てられるんだ?」


ただの皮肉。


でも言わずにはいられなかった。


「ごめん・・・」


彼は俯きながらそれしか言わない。


やっぱり・・・悪い人じゃないんだ・・・。


ちゃんと罪悪感はあるんだから。


蓮君は夏帆に踊らされたただのピエロ。


だんだん彼のことが可哀想に思えてきた。


「今日・・・学校休むって先生に言っておいて・・・」


私はそう言って踵を返す。


「由美!!」


背中越しに蓮君の大きな声が耳に届いた。


「いままでありがとう。ごめんね・・・」


私は何の返事もせずに歩き出す。


家に戻ると、梨香さんが驚いた表情で「どうしたんですか!?」と聞いてくる。


「今は一人にして・・・」


私はそう言って部屋に入る。


蓮君に裏切られた。


けど・・・今私は蓮君を責めない。


そして・・・首謀者である夏帆も責めない。


だって・・・本当に悪い人を見つけたんだから。


それは自分。


本当に必要で大切だった人を選ばずに、近くにいるという単純な温もりだけをを選んだ私だ。


最悪だよ私・・・。


涙がこぼれてきた。


今・・・もしここに裕樹君がいてくれたらどれだけいいだろうか・・・?


けど・・・君はいない。


会えるなら、もう一度会いたい。


「あはは・・・」


そんなの無理・・・。


もう・・・泣きつかれた。


これ以上悲しみたくない。


自業自得なのはわかってる・・・。


頭の中が混乱してくる。


悲しみと自己嫌悪で。


もう、何もかもが嫌になる。


その時、ふいに頭の中が真っ白になった。


そして・・・浮かんだのが裕樹君と蓮君の顔。


「いい加減にしてよ・・・」


自分にそう言って・・・私は机の上にあるペン立てからカッターを取り出した。