love storys  ~17歳、私と君と。~ -107ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

幼馴染としては、喜ぶべきなんだろう。


そして、もし彼女ができたなら、ちょっかいを出しながら祝福するのが普通なのだろう。


それがただの幼馴染ならば。


祐二にとっては、私はただの幼馴染。


けど、私にとっては幼馴染であり、好きな人。


だからこそ私には複雑な感情が蠢いているんだ。


『ねぇ、気になってる人って誰?』


私は意を決して聞いてみる。


『言わないよ』


予想通りの答え。


幼馴染といえど、そういうのはやっぱり教えてくれないか。


「はぁ・・・」


私はため息をつきながら、携帯を閉じる。


返事は返さずに。


これ以上メールを続けていくと、どんどん気持ちが沈んでいきそうだから。


ふいに、睡魔が私を襲ってきた。


少し寝ようかな・・・。


私は制服のまま、毛布を体に乗せて、目を閉じた。


***************


家のインターホンがなって私は目を覚ました。


そのインターホンは何度も鳴り続ける。


お母さん何してんだろう・・・。


早く出ないのかな・・・?


・・・。


あ・・・。


昨日お母さんがいっていた言葉を思い出す。


あんまり覚えてはいないが、どこか行くって・・・。


今、私は家に1人。


このインターホンを止められるのは私だけだ。


もちろん、鳴らしている張本人も止められるのだけれど。


私は、寝起きの体を起して階段を下りる。


「誰だよ・・・」


寝起きの私は少し機嫌が悪い。


言葉にとげがあるってよく言われる。


自覚はないけど。


玄関に行き、私はドアを開けた。


そこに立っていたのは祐二。


「何か用・・・?」


「メール途中で区切るなよ」


「・・・そんな理由できたの?」


「違う。母さんがこれ持って行けって」


彼がフルーツが入ったかごを私に渡す。


「・・・なにこれ?」


「見てわかんない?フルーツだよ」


「いや・・・そんなのは分かるけど。そうじゃなくて、急になんで?」


「親戚からもらったのが、多すぎたらしいからおすそわけらしい」


「そうなんだ。ありがとう」


私は彼に一礼して、ドアを閉めようとする。


「家に上がらせてくれないの!?」


彼が驚いた表情を浮かべて私を見る。


「え~・・・」


私はすごく嫌そうな顔を浮かべる。


本当は嬉しいのだけれど、素直じゃないから。


「たまにはいいじゃん」


「・・・わかったよ」


彼はなにも分かっていない。


同じ屋根の下に2人。


その相手が好きな人であるという不安であり、緊張を。





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ん~・・・。


クオリティが低くなっていっている・・・。


やばいなぁ・・・。


頑張らないと。

そんなやり取りをしながら、私たちは家まで向かう。


学校から、家まではさほど遠いところではない。


だから、こんな幸せな時間はすぐに終わりを迎える。


祐二にとっては・・・。


私は彼の方を横目でチラッと見る。


この時間はただの帰り道に過ぎないんだろうな・・・。


そんなことを考えると少し気持ちが沈んでくる。


気がつけばそこはもう家の前だった。


「じゃあ、また明日」


祐二は手を振りながらそういう。


「うん。またね」


私も手を振り返して・・・。


自分の家の中に入る。


私たちの家は隣。


近すぎる距離。


だから、私たちはずっと幼馴染。


「まあ、それが一番いいのかも・・・」


私はそう独り言を呟きながら、自分の部屋がある二階へと向かった。


部屋に入って、私は制服のままベッドに横になる。


「あ~・・・疲れた」


疲れてもないのにそんなことを口にする。


その時、携帯が光った。


バイブ音も消していたままにしていたため、光っているだけ。


私は、携帯を手にとって画面を見た。


なぜか、祐二からのメールだった。


さっきまで一緒にいたじゃん・・・。


『さっき聞くの忘れたんだけど、晴香って好きな人いる?』


いきなり訳のわからないメールが来た。


『唐突すぎるんだけど。・・・いたら何?』


私はそう返信を返して、携帯をマナーモードに設定をした後、クッションの上に投げた。


そして、体をもう一度寝かした時、バイブ音が鳴った。


「返信早いなぁ・・・」


私はもう一度体を起して、携帯を見る。


『幼馴染の恋愛事情を知っておきたいなって』


この、鈍感野郎が・・・。


『言わない。祐二はいるの?』


流れの中でこんな質問をしてしまった自分に後悔する。


確かに自然な流れ。


ただ、これでいるといわれると、けっこうショックかもしれない。


さっきまで、返信が早いと思っていた祐二の返信が異様に長く感じる。


心臓の鼓動がやたら早く感じる。


すると、待ち焦がれていたバイブ音が鳴って携帯を開く。


『ん~・・・微妙かな』


微妙!?


何なんだその答えは・・・。


『それどっち?』


『恋愛感情ってのがいまいちよくわからないからな』


『なにそれ』


『でも、気になっている人はいるかもしれない』


ズキン・・・。


私の胸からそう聞こえた気がした。


気になっている人がいる・・・か。






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今日は少し適当になった感じがあります・・・。


すいません。


あと、時間も遅くなったし・・・。


あ、そういえば、今日いいことありました♪


すごくいい夢を見たんですよw


ここでは書きませんけどw


ではでは♪

下校時間。


まるで小学校の集団下校のように、一斉にみんな学校から出ていく。


すると、今日は『たまたま』が起きた。


というより、こういう日だと『必然』になるのだけれど。


祐二が、目の前にいたんだ。


「祐二」


私は彼の肩を叩いた。


「おっ、晴香か」


祐二は、ネクタイを緩めて、ワイシャツを出して、少しだらしない恰好をしていた。


けど、男の子にとってはそれがカッコイイと思っているらしいんだ。


きっちり着るより着崩した方が。


その方が女の子にはモテるって。


ただ、私はきっちり着てた方がいいなって思うけど。


まあ、私ひとりの意見。


けっこう女の子は危ない男に惹かれていくって言うし・・・。


「祐二、一緒に帰らない?」


「いいよ」


彼の承諾を受けて私は隣に並ぶ。


「久しぶりだね。一緒に帰るの」


「そりゃそうだ。最近まで春休みだったんだから」


「一切遊ばなかったし」


私は可愛らしく頬をふくらましてみる。


語弊がないように言っておくが、『自分の中』で可愛らしくだ。


実際他人の眼から見て可愛いのかは定かではない。


「拗ねてんの?」


彼は微笑する。


「拗ねてないよ。ただ、暇だったんだよ」


「誰かと遊べばよかったじゃん」


祐二と遊びたかった・・・。


その言葉を抑えて


「遊ぶ相手がいなかったんだよ」


「友達少ないのか?」


「失礼な!!友達くらいいるから」


「ムキになると疑わしいよ?」


「ぶー」


私は彼の方を見ずに歩く。


いつもこうだ。


こうやって二人きりで話すと、私がからかわれる。


祐二は口がうまいから。


毎回私が負けるんだ。


そして、対処できなくなると、彼から目を背けて、いじける。


これがお決まりのパターン。


そのパターンはもう一つだけ続く。


祐二のある行動。


それは、昔は何とも思わなかったこと。


けど、好きになってしまってからは、恥ずかしくて仕方ない。


嬉しくて仕方ない。


私はそれをしてもらうために、このパターンをいつまでも続けている。


それを否定することはできない。


その行動はとても単純でありふれたこと。


「ごめんごめん」


彼がそういって私に近づいてきて、私の頭を撫でる。


ただそれだけ・・・。


それだけがすごく嬉しいんだ・・・。







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今日の小説のタイトルは「ただ、それだけ」です。


訳せましたか?ww


あ、皆さんにひとつお知らせ?です。


この作品なんですが、side亜美が途中で入ります。


だから、亜美と、晴香。


2人の視点からです。これ、初めてなんです。


いつも二人をやる時は、男と女だったんでww


まあ、まだ確定ではないですww


先生が最上級生としての心構えを話す。


下級生の見本にならなくてはいけないとかなんとか。


今日は、HRだけで終了だ。


だから、新しいクラスを見に来たのと、この先生のくだらない話を聞きに来たことになる。


なんて、意味のない一日なのだろうか。


とはいっても、みんなが同じように過ごしているのにケチをつけてもしょうがない。


その時、私の携帯電話のバイブ音が鳴った。


「やばっ」


私は、右手をポケットに入れて、携帯を掴んで、何か適当なボタンを押した。


バイブ音が止む。


・・・電源切るの忘れてた・・・。


私は恐る恐る先生の方を見る。


先生はまだ話を続けている。


どうやら気付かれてはいないようだった。


周りの席の人たちにはばれただろうけど。


その時、後ろから肩を叩かれた。


私は驚いて、後ろを振り向く。


あれ・・・。


後ろの席って確か・・・。


「携帯鳴らすなよ」


小さい声で笑いながら言ったのが田代浩平だった。


彼は幼馴染である祐二を除いたら、一番仲がいい男子だ。


整った顔立ちをしていて、スポーツができる。


ただ、頭はあまり良くないのだが。


彼とは中学からの付き合い。


入学式で、いきなり話しかけてきて、そこから何かの話題で意気投合した。


何の話題かは覚えていないけど。


「電源切るの忘れてたんだよ」


私は浩平にそういった後、先生の死角となる机の下で携帯を開いた。


新着メールを確認する。


相手は・・・藤崎亜美・・・。


亜美か!!


私は、亜美の座っている席の方を見る。


彼女は先生に気づかれない程度で小さく手を振りながら、私の方を笑顔で見ていた。


何をしているんだか・・・。


私は、携帯の方に視線を落として、内容を確認する。


『暇・・・』


それだけだった。


「メール。誰からだった?」


浩平が聞いてくる。


「亜美から・・・」


「え・・・なんで亜美?」


「知らない。ただ、暇って書いてあっただけ」


「あはは・・・」


彼は苦笑しながら、身を乗り出していた体を元に戻した。


私は『だから?』


と返信を返して、亜美の方を見る。


亜美は、私からメールが来たのを確認すると、携帯を開いてボタンを打つ。


亜美が携帯を閉じてから、少しの間が空いて私の携帯が光った。


私は携帯を開いて内容を見る。


『かまってよ。てかさ、晴香。二股はダメだよ?』


「はぁ・・・」


私はあきれて、返事を返さずに携帯を閉じた。


と同時に、チャイムが鳴って先生の話が終わった。


みんなが席を立ち、下校の準備を始める。


すると、亜美が「冗談だよ」


笑いながらこっちに来た。


「そんな冗談はいらないから」


「でも、晴香さぁ~」


「何?」


「いや・・・なんでもないや」


亜美は、何かを言うのをやめて、自分の席に戻っていった。






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今のところ、全部亜美で終わっています。


そして、新しい登場人物。


田代浩平。


この四人で当分は進んでいくのではないかと。


まだ、あまり展開はないですが、気長に見てくれると嬉しいです♪

教室に着くと、一番最初に目に映ったのは、やはり祐二の顔だった。


榊原君、いるね。などと亜美が耳元で囁いてくるが、私は聞こえないふりをして、教室の中に入り、自分の出席番号の席に座った。


丁度真ん中。


佐藤晴香。


さ行から始まるにはお似合いの席だった。


黒板が見えないほど遠い席ってわけでもないし、寝てもばれないほど近いわけではない。


私にとっては一番嬉しい席だった。


こういうとき、この変哲もない名前に感謝する。


日本一ありきたりな名前に。


クラスに一人はいるであろう名前。


全校集会とかで佐藤なんて読んだら、何人が反応するだろうか?


私はその光景を想像すると、少し笑ってしまった。


その時、一人の男の子が私の方に向かって歩いてくるのが見えた。


視点を下半身から、上半身、そして顔に向けた。


「祐二・・・」


「おはよう。晴香」


彼は眠気が襲う朝とは思えないほづの笑顔で私に話しかけてきた。


「おはよう」


「また、同じクラスだな」


「そうだね。今まで全部一緒。小学校のころから」


「天文学的確率だな」


「そんな大それたことじゃないでしょ」


私は彼の冗談を苦笑いで返した。


「とりあえず、今年一年またよろしくな」


祐二はそういって、他の男子グループの方へと戻っていった。


何しに来たんだか・・・。


祐二の背中を見て・・・思うことがある。


彼はいつまでたっても・・・。


永遠に私を幼馴染としてしか見ないんだろうなぁ・・・って。


でも、そんなものだろう。


幼馴染ってのは、兄妹同然の関係。


恋愛対象には入らないものなのだから。


恋愛対象に見てしまった私は、おかしい人。


かな・・・?


「晴香~」


今度は、高めの声の持ち主が私を呼んだ。


顔を見なくてもこの声は分かる。


けっこう特徴的な声だから。


「どうしたの亜美?」


「何話してたの?榊原君と」


「他愛もない話だよ?」


「相変わらず仲いいよね~」


亜美はにやにやしながら言う。


「付き合ってる・・・って思ってるでしょ?」


「そうは思ってないよ。ただ・・・」


「ただ?」


私は聞き返す。


「私は晴香のことは何でもわかるんだからね?」


亜美は可愛らしい笑顔を向け、人差し指で私の額を軽くコツンと突いた。


その可愛らしい表情、言葉がすごく意味深に思えた・・・。





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曲と小説・・・合ってますかね?ww


変えた方がいいと思ったら言ってください!!


とりあえず、今日は一話目の更新です!!


先の展開をどうしようか考え中です。