5話 もし、彼女ができたなら | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

幼馴染としては、喜ぶべきなんだろう。


そして、もし彼女ができたなら、ちょっかいを出しながら祝福するのが普通なのだろう。


それがただの幼馴染ならば。


祐二にとっては、私はただの幼馴染。


けど、私にとっては幼馴染であり、好きな人。


だからこそ私には複雑な感情が蠢いているんだ。


『ねぇ、気になってる人って誰?』


私は意を決して聞いてみる。


『言わないよ』


予想通りの答え。


幼馴染といえど、そういうのはやっぱり教えてくれないか。


「はぁ・・・」


私はため息をつきながら、携帯を閉じる。


返事は返さずに。


これ以上メールを続けていくと、どんどん気持ちが沈んでいきそうだから。


ふいに、睡魔が私を襲ってきた。


少し寝ようかな・・・。


私は制服のまま、毛布を体に乗せて、目を閉じた。


***************


家のインターホンがなって私は目を覚ました。


そのインターホンは何度も鳴り続ける。


お母さん何してんだろう・・・。


早く出ないのかな・・・?


・・・。


あ・・・。


昨日お母さんがいっていた言葉を思い出す。


あんまり覚えてはいないが、どこか行くって・・・。


今、私は家に1人。


このインターホンを止められるのは私だけだ。


もちろん、鳴らしている張本人も止められるのだけれど。


私は、寝起きの体を起して階段を下りる。


「誰だよ・・・」


寝起きの私は少し機嫌が悪い。


言葉にとげがあるってよく言われる。


自覚はないけど。


玄関に行き、私はドアを開けた。


そこに立っていたのは祐二。


「何か用・・・?」


「メール途中で区切るなよ」


「・・・そんな理由できたの?」


「違う。母さんがこれ持って行けって」


彼がフルーツが入ったかごを私に渡す。


「・・・なにこれ?」


「見てわかんない?フルーツだよ」


「いや・・・そんなのは分かるけど。そうじゃなくて、急になんで?」


「親戚からもらったのが、多すぎたらしいからおすそわけらしい」


「そうなんだ。ありがとう」


私は彼に一礼して、ドアを閉めようとする。


「家に上がらせてくれないの!?」


彼が驚いた表情を浮かべて私を見る。


「え~・・・」


私はすごく嫌そうな顔を浮かべる。


本当は嬉しいのだけれど、素直じゃないから。


「たまにはいいじゃん」


「・・・わかったよ」


彼はなにも分かっていない。


同じ屋根の下に2人。


その相手が好きな人であるという不安であり、緊張を。





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ん~・・・。


クオリティが低くなっていっている・・・。


やばいなぁ・・・。


頑張らないと。