幼馴染としては、喜ぶべきなんだろう。
そして、もし彼女ができたなら、ちょっかいを出しながら祝福するのが普通なのだろう。
それがただの幼馴染ならば。
祐二にとっては、私はただの幼馴染。
けど、私にとっては幼馴染であり、好きな人。
だからこそ私には複雑な感情が蠢いているんだ。
『ねぇ、気になってる人って誰?』
私は意を決して聞いてみる。
『言わないよ』
予想通りの答え。
幼馴染といえど、そういうのはやっぱり教えてくれないか。
「はぁ・・・」
私はため息をつきながら、携帯を閉じる。
返事は返さずに。
これ以上メールを続けていくと、どんどん気持ちが沈んでいきそうだから。
ふいに、睡魔が私を襲ってきた。
少し寝ようかな・・・。
私は制服のまま、毛布を体に乗せて、目を閉じた。
***************
家のインターホンがなって私は目を覚ました。
そのインターホンは何度も鳴り続ける。
お母さん何してんだろう・・・。
早く出ないのかな・・・?
・・・。
あ・・・。
昨日お母さんがいっていた言葉を思い出す。
あんまり覚えてはいないが、どこか行くって・・・。
今、私は家に1人。
このインターホンを止められるのは私だけだ。
もちろん、鳴らしている張本人も止められるのだけれど。
私は、寝起きの体を起して階段を下りる。
「誰だよ・・・」
寝起きの私は少し機嫌が悪い。
言葉にとげがあるってよく言われる。
自覚はないけど。
玄関に行き、私はドアを開けた。
そこに立っていたのは祐二。
「何か用・・・?」
「メール途中で区切るなよ」
「・・・そんな理由できたの?」
「違う。母さんがこれ持って行けって」
彼がフルーツが入ったかごを私に渡す。
「・・・なにこれ?」
「見てわかんない?フルーツだよ」
「いや・・・そんなのは分かるけど。そうじゃなくて、急になんで?」
「親戚からもらったのが、多すぎたらしいからおすそわけらしい」
「そうなんだ。ありがとう」
私は彼に一礼して、ドアを閉めようとする。
「家に上がらせてくれないの!?」
彼が驚いた表情を浮かべて私を見る。
「え~・・・」
私はすごく嫌そうな顔を浮かべる。
本当は嬉しいのだけれど、素直じゃないから。
「たまにはいいじゃん」
「・・・わかったよ」
彼はなにも分かっていない。
同じ屋根の下に2人。
その相手が好きな人であるという不安であり、緊張を。
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ん~・・・。
クオリティが低くなっていっている・・・。
やばいなぁ・・・。
頑張らないと。