GWも終わり、気付いたら5月の半ば。仕事に行き、家に帰る。毎日同じ事の繰り返しで何となく気怠い日々。これが「5月病」か・・・。

 

そんな平凡でつまらない人生、

全とっかえしたいと思い、3回目となる「イマーシブ・フォート東京」に行ってきました。

 

今回の目的は、先月4月26日から始まった新アトラクション「フォルテヴィータ事件簿」。まぁアトラクションというよりはパーク各所にて行われるパフォーマンスの総称。ディズニーランドで言う「アトモスフィア」みたいなもんです。

※アトモスフィアの本来の意味は「雰囲気」。あれはパークの雰囲気を盛り上げるためのショーなのでこう言う。


パーク内で様々な人物(キャラクター)が色々な事をするので、お客さんはそれに見て、時には一緒に体験する。ナンジャタウン並に治安の悪いこの街で、多発する事件に巻き込まれるという訳です! (失礼)

※ナンジャタウンも先日まで行われていた「福袋サスペンス劇場」など事件系のイベントが多く、キャッチコピーも「日々不思議な事件ばかり起こる」というものだったため、治安の悪い街と冗談で言われる事もあった。

 

このアトラクションがオープンする前もサックス演奏者などのキャラクターがいましたが(上記の前回記事を参照)、今回よりキャラクターが大幅に追加され、このように各所でお客さんに絡むようになりました。

 

彼女はデビュー前の新人歌手で、パーク内で挨拶や歌の練習を披露してたりする。

 

なぜか大量の荷物を抱えて移動することがあり、それを地面にぶちまけてしまう(周りのお客さんはそれを拾う羽目になる)。しかも何度も。

 

妖艶な占い師もいました。

私も占ってもらいましたが、「働きすぎでは? 後ろの人も心配している。」と言われました。後ろの人って・・・?

 

掃除のおばさん。場合によっては掃除を手伝わされるらしい。

 

「ヘルメス」という女性軍人による訓練に(半・強制的に)参加させられるというのもありました。

 

また、パーク内には裏路地のバーや牢屋などが追加されており、今回は遭遇しませんでしたがここらで行われるパフォーマンスもあるみたい。

 

 

以上のよう、各パフォーマンスはお客さんに対してパフォーマンスやショーみたいに行われるものですが、以下の「人質に!?」「救出ミッション」は、参加者限定の体験イベントになります。

 

「人質に⁉︎」はノースストリートにてマフィア達がお客様さん等をアジトに連れ去ってしまうというもの。

 

同時刻に階段広場付近では、上記の人質等を救出に行く有志を集っています。(「救出ミッション」)

 

これに参加できるのは一度に20人程なので、混雑状況によりますが参加できればかなりラッキーです。

(アクターから声をかけて貰えなければ参加できず、自分から志願しても断られる場合がある。)

 

運良く参加できれば3階の、アトラクション「ジャック・ザ・リッパー」よりさらに奥にある、マフィアのアジトへ。なお、ここへはこのイベントでないと立ち入る事ができない。

 

鉄の扉の先はスラム街みたいな荒々しい裏路地で、奥に捕まって鎖で拘束されている人達がいるので、マフィアに見つからないように進む。

 

仕掛けられた時限爆弾の解除コードをみんなで考えたり、人質等の鎖の鍵を探す等のミッションがあります。

 

最後は、マフィアと銃撃戦を掻い潜って脱出。

 

もはや1つのアトラクション並のボリューム及び完成度がありました。内容としては「シンデレラ城ミステリーツアー」(※)に近い感じかな。

 

いや、例えが古いか。今だとジョイポリスで渡邊油化がやってる「進撃の巨人」かな。

「シンデレラ城ミステリーツアー」:東京ディズニーランドで1986年から2006年4月まで運営していた、案内役キャストと共にディズニーの悪役達(当時はヴィランズという言葉は一般的じゃなかった)が潜むお城の地下を巡るツアーアトラクション。世界のディズニーパークにはない、完全な日本オリジナルアトラクションだった。

 

なお、このシンデレラ城ミステリーツアーを製作した一部スタッフはその後アトラクション製作会社を作り、それが後に渡邉油化になった、らしい。

 

最後、ゴールデンプラザで行われるフィナーレショーでは、広場をマフィア達がジャック。

 

お客さんが何人かステージ上にあげられ、人質に。

このパーク、人質のシチュエーション好きですよね。

 

しかし、街の人々が広場に集結し、お客さんと共にマフィアに立ち向かう。

 

追い詰められたマフィアのボスは持ってた爆弾で街を爆破しようとしますが、何とか食い止めます。

 

街の人々の意思でマフィアを追払い、平和が訪れました。

 

このよう、単なるパフォーマンスだけじゃなくバックストーリーがきちんと設定されており、パーク自体にストーリー・エンターテイメント要素を強く出しており、ここが物語に深く入り込める、つまりイマーシブ体験に特化したテーマパークに(ようやく)なったと思います。

 

敵役含めて、各キャラクターの心情を考察できるようになっているのも面白い。もしかしたら、スーパーファミコン「星のカービィ スーパーデッラックス」にある『メタナイトの逆襲』のような、敵役にも深いキャラクター設定やそれに伴う演出があるのかもしれません(適当な事ばかり言っています)。

※なお、この有名なシーンは海外版では全く別のセリフになっています

「危険だが、やってみるのも悪くないな。」

 

「ありがとう、お前たち。」

 

「真意を隠して別の事を口に出す」というニュアンスが海外では通じにくいためとされています。なお、これはスーパーファミコン版のみで、2008年ニンテンドーDSのリメイク版は日本と同じ台詞(英訳)になっています。

 

フォルテヴィータ事件簿の導入でパークの魅力は大きく向上しましたが、それでもまだ有料コンテンツなしでは体験価値が大きく異なりますし、そもそもで全体的に料金が高いといった諸問題は残っています。

 

学生はともかく、大人でもこづかい制の方だと行くのはなかなか厳しいんじゃないかな。

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私も何だかんだで既に3回もこのパークに来てしまいましたが、計5万円近く使っているのを考えると、なかなか震えるものがありますね。

 

 

〇おまけ:「イマーシブ・フォート東京(3回目)」

 

前述のよう、3回目となる「イマーシブ・フォート東京」。前述のようフォルテヴィータ事件簿の体験がメインでしたが、その他にもまだやってなかった「東京リベンジャーズ」、そして2回目の「江戸花魁奇譚」、そして各アトラクションをもう一度体験しました。

 

なお、この日もパーク自体はガラガラ、やはりガラガラすぎる閑散ぶりでした。

 

「ジャック・ザ・リッパー」は4月27日及び5月7日にリニューアルされ演出が超・パワーアップ。体験済みの方も別物だと思って再体験をお勧めします(詳細は下記の記事を)。

 

 

このフォトスポット、3回目の訪問にしてようやく発見できました。てっきり(アトラクションがある)3階だと思ってたら、2階にあるのか・・・

フラッシュで撮影すると、ジャックが!

 

「第五人格」も端末の表示変更などゲームシステムのバージョンアップが行われています。そして、累計5回目の挑戦にして初めてクリアできました。

最初は勝手が分からないと何していいか分からずに終わるけど、慣れちゃうとあっさりクリアできちゃいますね・・・。後はスコアアタックか?
 
 
午後に「東京リベンジャーズ」を体験。結構評判が良く、USJの今年の脱出ゲーム(名探偵コナン)より面白い!なんて声も聞いたけど本当か⁉︎

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下記の前回記事に色々書いたけど、一言で言うと謎解きもあっさりして演技アクションは大味で長くて、これの何が面白いの⁉︎ って感じだったが・・・。

 

 

そして2回目の「江戸花魁奇譚」

気になるマルチエンディング(ストーリー分岐)があるか・ないか⁉︎ については、取り敢えず今回も結末は前回1回目と同じでした。でも途中の体験は前回とは全然違った内容だった。今回友人と一緒に参加したのですが、友人も(1回目及び2回目の)自分と違う体験だったらしい。

 

なお、終了後にイマーシブシアターの醍醐味である

一緒に参加した友人とお互いの体験内容や感想を語り合う

というのをやりました。お台場の焼肉屋で。

 

話は弾み、中身もどんどん加速して浮世話に花が咲き、色々表に出してはいけない話もありましたが、まぁ深く考察できました。

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皆さん、夏にもアッ

 

 

こうして、今回でこのパーク全てのコンテンツを体験できたのでもうここに用はな

気になってたコンテンツは解消され、今度こそイマーシブ・フォート東京から卒業できたと思います。

 

こうして鬱蒼とした日々、私の人生がこの日全とっかえされました。しかし、私の本当の幸福は…。

 

別世界へのイマーシブは程々に、今の人生を楽しんでいきましょう!

いや、それ没入感が売りのテーマパークで言っちゃ
 -完-