hitoが見た2023韓国映画大賞

 

年末に飛び込んできたイ・ソンギュンさんの訃報。

 

「自分人生の原動力は演技。演技は僕にとって日記のようなものだ」と演技への情熱を語っていた方が、48歳で自らの命を断ってしまった。

ソル・ギョングは「キングメーカー」で、チョ・ジヌンは「最後まで行く」で共演。

この2作を見ただけでも、ソンギュンさんが今後どこまで活躍の場を広げるかとても期待していたのに。

輝国山人の韓国映画さんによれば、すでに2024年には公開映画も数本あったようだ。

 

大好きな役者さんだけに、本当に居たたまれない。

ソンギュンさんのご冥福をお祈りいたします。

 

 

さて、今年の映画視聴は全部で13作品。

7月から11月にかけて、hitoはAmebaブログから離れていたので、というか、韓国ドラマや映画を見ることすらできない状態が続いていたので、これらの視聴は、今年の前半に見たものが大半。

ドラマ大賞の記事でhitoがようやく姿を現したことに喜んでいただいたブロ友さん、ありがとうございます。

 

それでは、作品賞から発表します。

 

  映画作品賞

 

第1位

キングメーカー 大統領を作った男

 

 

本当に面白かった。

実話の政治ネタだから、面白くない訳がない。

hito視点では、「ソ・チャンデ」という選挙参謀を演じるには、イ・ソンギュンは都会的でインテリすぎる。

加えて、ソンギュンさんの美声に誘惑される。心地よすぎだった。

もっと庶民的な印象の俳優でも良かったのでは・・・と辛口評価だったけど、作品としてはhitoのド・ストライクだった。

 

 

第2位

非常宣言

 

 

もうなんなんですか。この面子。

昨年の「白頭山大噴火」みたいに、またしてもイ・ビョンホンに加え、大スターのそろい踏み。

ソン・ガンホ、イム・シワン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル。

飛行機内部の演出も凄かったし、韓国映画のレベルの高さが十二分にうかがえる作品だ。

 

 

第3位

ただ悪より救いたまえ

 

 

韓国ノワールといえば、ファン・ジョンミンとイ・ジョンジェ。

これに異色のパク・チョンミンが華?!を添えた。

ご存知「新しき世界」で最強のバディを見せてくれたジョンミンとジョンジェが、改めて韓国ノワールの真髄を見せてくれたって感じ。

韓国ノワール大好きhitoとしては、これが、1位であってもおかしくはないのだけど。

 

 

第4位

マルモイ ことばあつめ

 

 

日本統治時代を描くと、反日と思われても仕方ないけど、その不快感を乗り越えた先にある感動がなんともいえず、それがhitoがこの時代の映画を好む理由。

本作では、大日本帝国軍から日本語を強要されても、朝鮮語を必死で守ろうとした人々の姿が描かれる。

俳優陣もいろいろ粒揃い。

ユン・ゲサンがこれまたいい味だしている。

見たことある顔ばかり出てくると、それだけでも嬉しくなる。

 

 

特別賞

サスペクト 哀しき容疑者

コン・ユ

 

最近視聴しました。

これが2014年の映画だとは知らなくて、コン・ユがあまりにも素晴らしくて、視聴し終わったとき、満点~!!と叫んでしまったくらい。

いつかはレビューにあげたいとは思ってます。

カーアクションも10年前のものとは思えないくらい斬新で、韓国映画の大胆さと迫力に脱帽しました。

 

 

  個人賞

 

最優秀主演演技大賞

ソル・ギョング 「キングメーカー 大統領を作った男」

 

「非常宣言」でW主演のソン・ガンホ、イ・ビョンホンを抑え、堂々のhitoが選ぶ演技大賞に輝いたのは、昨年に引き続き、2年連続のソル・ギョング。

映画のタイトル「キングメーカー 大統領を作った男」からして、これはイ・ソンギュンが演じたキャラクターがメインだよねと思いながら、大統領を演じたソル・ギョングが良すぎた。

ソル・ギョングは作品の選び方が上手すぎ。

自分の魅力を最大限引き出してくれる作品選びが本当に素晴らしい。

 

 

優秀主演演技大賞

ファン・ジョンミン 「ただ悪より救いたまえ」

 

イ・ジョンジェとのバディの良さは、韓国ノワール界きっての折り紙付き。

どちらも甲乙つけがたいけど、感情を最小限抑えた中での爆発力の演技は、もはやファン・ジョンミンの神業ともいえる。

 

 

最優秀助演演技大賞

ユ・ヘジン 「マルモイ ことばあつめ」

 

ポスターを見てもわかるように、一見ユ・ヘジンは主役扱いだけど、映画を見たら助演のポジションだ。

私は前々からユ・ヘジンは助演のほうがあってると感じていたから、ようやくユ・ヘジンの本領が発揮される上質の映画に巡り合えた。

 

優秀主演演技大賞

イム・シワン 「非常宣言」

 

ソン・ガンホ、イ・ビョンホンがいながら、インパクトという点ではイム・シワンの存在感が凄かった。

不気味さを演じたら、もはや彼の右に出る者はいないのではないか。

 

 

 

その他 映画、ドラマ全般からのランキングです。

  hitoざわつき度ランキング "カップル賞"

1位

木村拓哉&綾瀬はるか 「レジェンド&バタフライ」

 

 

なんと、邦画からの選出でした。

興行成績としては、目標までは到達できなかったようですけど、それでも、キムタクの織田信長、綾瀬はるかの濃姫は素敵でした。

 

 

第2位

イ・ジェウク&コ・ユンジョン 「還魂 光と影」 

 

 

なんと、「還魂」は2年連続のカップル賞。

イ・ジェウクが女優との間の取り方が上手いんだろうな。

チョン・ソミンも良かったけど、コ・ユンジョンとはケミ度が最高だった。

 

 

第3位

キム・レウォン&コン・ヒョジン 「最も普通の恋愛」

 

 

コン・ヒョジンの自然体にキム・レウォンが本当にうれしそうに応えているって感じ。

こういう映画って、俳優の役得だよなって思える。

 

 

 

以上、2023総まとめを終わります。

今年一年、本ブログにお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!

 

来年も、いい映画、ドラマを見て、人生楽しみたいと思います。

 

感謝、感謝のhitoでした。