お江戸日本橋亭は初めて。マイク不要のこじんまりとした
会場で結構な感じ。客の入りは7割くらい?
お年寄り中心.

前のほうの桟敷席の方が空いてたので着席。
でも、前の席の人座高が高く、かつ自分も後ろの方の
迷惑にならないようにと、かなり無理な体制に。
前の日徹夜も手伝って、頭ボーっとして、ちょっと集中できなかった。
隣の席のおじさんは、初めから終いまで寝てた.
何しに来たんだろう?

2時間で終了.木戸1500円(前売り)
特別興行を平日の昼間にやる意図がよくわからないけど、
個人的にはこういう、昼下がりに軽食をいただくような感じの
落語会も悪くないかと.


(開口一番)かっ好:たらちね
好太郎:看板の一
王楽:厩火事
(仲入り)
好楽:不精床
好二郎:花見の仇討

・王楽さん、円楽師匠とは型違い。直伝、というわけではなさそう。
 艶があるし、口調も落ち着いている。でも、見た目さわやかな方なんで、
 なんとなく、この噺と合わないような気もする。
・好楽師、出囃子を「老松」に変えた話、香港の物乞いの話などから
 商売往来の話になってねたに。「浮世床」はいろんなとこで聴くけど
 「不精床」を生で聴くのは初めて。
・トリはお目当ての好二郎さん、「花見の仇討」。なるほど、もうそういう季節なんですね。
 この人の、めいっぱいオリジナルの笑いを盛り込もうとする
 サービス精神は好き。それも、無理に現代風のクスグリをねじ込むのではなく
 (たい平さんとかは、それがうまいのだけど)、古典の型を崩さずに普遍性のある笑いに
 なっているところがいいと思う。明るい、結構な高座。今年注目の1人.


総合タイトル「黄昏の母校」
「遠い記憶」 昇太
「やとわれ幽霊」 喬太郎 
「アイアンボーイ」 彦いち
「明日に向かって開け」 白鳥

今まで作った話のブレンド。廃校される母校を舞台に
繰り広げられるさまざまな物語。
インテリっぽい女子多し。
全体、客層が落語会っぽくない。

白鳥、座布団ごと転がって退場するなど斬新な演出(演出っていうのかな…)
落語によく似た別の、もっと新しい何かを見てる感じ。
でも、これも落語なんだろうな。奥が深い。

それでも、喬太郎といい白鳥といい一番ウケるのは
古典口調のとこだったりするところが興味深い。
これはこれで新鮮な体験だった。
於 練馬文化センター

見られるうちにと生の談志を見に練馬へ。
そんじょそこらの落語じゃ笑わなそうな人というか
いかにもクロウトっぽっさそうな客がいっぱい。

志の吉:看板の一
談笑:イラサリマケー(「居酒屋」改作)
談春:替り目
(お仲入り)
談志:源平盛衰記

・談笑。家元がまだ楽屋入りしてないということでリラックス。東方見聞録とか実名で
 ボロクソに言うわ危ないくすぐり満載
・談春。近所なんだから志らくを呼べばいいのにとか、渋谷区長選で立川流みんなに立候補の誘いが
 来たこととか話して、きっかけ忘れたけど「替り目」に。どうでもいいけど「元帳みられちゃった」で
 下がったときも演題は「替り目」のままでいいのか?
・家元。親しい寿司屋が火事で焼けたので再建したら行ってやってほしいといった話から入り、
 老いたことへの愚痴をぼそぼそ。それでも、他の落語家をけなしたり毒舌全開で、放送できないような
 ことをぽんぽん。ネタは「思い出のために」と「源平」。どこまで本当なのか途中何度も固有名詞が
 抜けて考え込んだりする。追い出しの後、カーテンコールのように幕が開いて、
 老境に入った気持ちを淡々と述べる。「我慢して聴いてくれてありがとう」とご挨拶。
 天才とは孤独なり。
おなじみ県民ホール寄席で横浜へ。
お母ちゃん毎度ありがとう。

開口一番(三遊亭遊喜):肥甕(家見舞)
小遊三:味噌蔵
(お仲入り)
小遊三:幇間腹

一席目のマクラで四方山話たっぷり。大笑点の話(スタジオに自分たちはいなくていいのではないか?)、箱根駅伝の話(子どもの頃に権太坂の近所に住んでたこと、山梨学院が関東陸連の大会である箱根駅伝に出ていてもいいと思う理由など)など。

ぽんぽん進むので20時30分に終了。
帰りにまた美奈登庵で富士山盛をいただく
IT&演芸ライターで親しくさせていただいている大栗さんから
チケットを回してもらい、初めてのパルコ劇場。
ふつうの落語会と客層が違う…。
映画化される「歓喜の歌」をメインに三席。
志の輔師の新作は、舞台設定がややこしいんだけどすんなり
世界観を受け入れられる。
「歓喜の歌」はDVDも持ってるけど、
台本も演出も完璧。平成人情噺(という言い方が当たるのかわからないが)
の最高峰を行く作品だと思う。

ごく月並みな感想ながら落語っていろいろだなあ。


演目は
・「異議なし!」
・「宿屋の富」
(お仲入り)
・「歓喜の歌」

p.s.
大栗さんありがとうございました。
BarTubeで落語談義も楽しゅうございました。
於 用賀・真福寺。
恒例の暮れの会。私は二度目。
もう一年たっちゃった…。

右太楼:元犬
我太楼:強情灸
権太楼:睨み返し
宝井琴柳:徂徠豆腐
(仲入り) 
権太楼:芝浜


今年はスペシャルゲストに講談の琴柳先生登場。
忠臣蔵にちなんで荻生徂徠の出世譚。

名前は知らないけど新しい前座さんが増えてた。

右太楼さん、去年はこの会が仕事収めだったのが、
我太楼さんとともに船に乗る仕事が入ったとか。

権太楼師の一席目、リクエストを募ったので
去年と同じながら「睨み返し」と言ってみたら
採用されてうれしかった。

二席目は「芝浜」。
権太楼師のは圓窓師から教わったそうで、圓窓師は先代馬生師匠から
教わってるとか。つまり古今亭系ということで、
三木助型と若干違うとのこと。

・主人公の名前:魚勝→熊さん
・拾った金:四十二両→五十両


権太楼師によれば、こういうのは教わった方への礼儀として変えないんだとか。
授賞式:奨励賞=三遊亭好二郎
素人鰻:瀧川鯉昇
七段目:林家たい平
ずっこけ:三遊亭楽太郎
(お仲入り)
思い出ぽろぽろ:三遊亭圓楽
尻餅:三遊亭鳳楽
井戸の茶碗:立川志の輔

・にっかん飛切大賞は該当なし。
奨励賞の好二郎さん来秋真打ち昇進も決定とのこと。
・にっかん飛切落語会の初回で開口一番を務めたという楽太郎師、
最終回でトリを取りたい→楽日のトリである談志師匠を帰らせる
→そのために本日トリの志の輔師に、談志が怒るようなことをさせたいと
腹黒ぶり全開(この無茶なリクエストに、志の輔師は考えたあげく、
ネタ帳に「寿限無」と記入したとかw)
・圓楽登場。ホール落語の歴史をさかのぼりつつ、にっかん飛切落語会に
ついて訥々と語る。ここで大幅に時間超過
・鳳楽師、短く潔く「尻餅」。下世話な噺を上品に。
・トリの志の輔は「井戸茶」。ほとんど一人芝居ともいえる大熱演。
最初で最後のイイノホールはチケット5500円もしたけど十分元取ったり
国立演芸場はインターネット予約できると知って、早速アクセス。



私が日ごろ、寄席よりもホールの落語会中心に見てるのは、
日ごろ現金の持ち合わせが少なくクレジットで前払いができる
チケットぴあに偏るためという事情も結構大きい。


国立は会社からも割りと近いし、一度生きたいと思ってたところでもある。
今回、正朝、玉の輔、一之輔と、好きな顔ぶれが揃ってたこともあって
行ってみた次第。

と、今晩に限ってトリ代演だと…とまどう

これまで行った寄席・落語会の中で最も高い空席率。


前座(小きち):堀の内
一之輔:代脈
翁家勝丸:太神楽
桂ひな太郎:紙入れ
笑組:漫才
柳家小満ん:二階ぞめき
(中入り)
灘康次とモダンカンカン:ボーイズ
五明樓玉の輔:浮世床
松旭斎すみえ:奇術
蝶花楼馬楽:小言幸兵衛


・常々思ってるのだけど「堀の内」でドカンドカン笑いが取れる人というのは、実は相当の上手に限られるのではないか? 前座噺としては、実はレベルが高すぎる気がする。ちなみに私のiPodに入ってる音源の中でお気に入り度、再生回数ともにベスト1は先代三遊亭円遊のこの噺。志ん朝版、談志版より好きかも。

・一之輔さんの演じるボケキャラ(「与太郎」とはちょっと違う)は、愛嬌があって非常によい感じ。「鈴が森」「不動坊」あたりを聴いても思うこと。

・勝丸さんの、やや不安定な芸と、やや開き直ったかに見えるトークに妙味あり

・小満ん師匠の「二階ぞめき」。通好みなネタなんだろうが、正直眠くなった

・玉の輔さんの艶&毒&頭の回転の速さは師匠譲りか。もっと売れてほしい人。

・松旭斎すみえ師匠。ドラマ『ラブジェネ』で松たか子が「チャラララララーン」と歌いながら怪しげなマジックを使っていたが、その源流はこの方。まだまだお若い。花島世津子と見た目の歳あんまり変わらないかもw


・馬楽師匠…昔ながらの古典落語らしい落語。ちと渋すぎかも

神奈川県民ホール寄席。両親と。
古典2席だがかなり型破り(噺そのものは真っ当)
1席目のマクラ長い長い。小三治を超えたか?
横浜は育った土地だそうで、相鉄や京急の話、
横浜の仕事はやはり崎陽軒の弁当が多いという話、
旅先の話と、際限なく広がって40分近く
しゃべりたおしたであろう後「うどんや」
開演18時30分で仲入り19時45分くらい。
前座のぶん多めに引いても1時間近くはしゃべってた計算だ。
そのぶん2席目はごくあっさりと「文七元結」へ。

文七がお店に帰ってきて、お久の名前を思い出すくだりで
客席の携帯電話が鳴る。待ってましたとばかりに
「番頭さん、電話だよ」で大爆笑。

その他、話の合間合間に、前のネタを入れ込んだりして笑いを
取るものの基本的には本寸法。
ホテトル音頭とか聴きたかったけどこれはこれですばらしかった。

前座(小きち):牛ほめ
喬太郎:うどんや
(仲入り)
さん弥:くしゃみ講釈
喬太郎:文七元結
映画化で話題の「歓喜の歌」という噺に収録されている
「第九」のシーンに実家の母の合唱団が映っている
可能性があるらしいというので買ってみる。
パッケージに(合唱団の)クレジットはあったものの、
日にち違いだったようで見つからず残念。

【収録演目】
・こぶ取り爺さん
・歓喜の歌
・浜野矩隨

「7台のカメラで完全収録。斬新なアングルで味わう迫力の臨場感」
合唱を取り込んだ落語という壮大な試みを映像で見られるのは
大変結構だと思うのだけど、すべての噺にこれが必要なのかは
ちょっと疑問。上下振るたびに正面だったり。
寄ったり引いたり。真俯瞰。部分アップなどなど…。
ここで感じる違和感というのはなんなんだろう。
橘蓮二の写真集だと、こういう演出も大いにありと思えるのに。