穴水町まで
車で・・・東京から約8時間・大阪から約4時間30分・金沢から約1時間30分
列車で・・東京から約8時間・大阪から約4時間30分・名古屋から約4時間30分
飛行機で・・・羽田→能登 約1時間 空港から車で10分
上唐川地区のお母さん達のお席が足りない・・・と思ったら、お当番はお食事の準備をしてその後の本堂での行事には参加されず、皆が食事を終えた後に奥で食事されるのだとか。
なんだか申し訳ない気持ち(ノ_-。)
人参、かぼちゃ、自然薯、こんにゃく、車麩、お揚げ、ワラビ、いんげんのお煮しめは皆様別々に作っていらしたというのにどれも揃った良いお味
1年間楽しませて頂きました。
1年間味わわせて頂きました。
1年間考えさせて頂きました。
1年間甘えさせて頂きました。
両親を亡くし、実家って?故郷って?という私に、「ただいま!」と言いたくなる場所を与えて頂きました。
N邸に別れを告げ、能登 四村の最終日は、
前回、民泊させていただいた本教寺にてのお講様のお手伝いに向かいました。
一泊一食の恩を返さなければならないはずなのに、
かえって親しみがわき、正直、今回も甘えてしまいました。
玄関に入るなり、「ただいま~」と言いたくなるくらいです。
浄土真宗のこのお寺さんに上唐川地区のお姉さまたちが、
朝から精進料理の準備にいらしていました。
本来は私たちには関係のない行事なのですが、
住職のご厚意により、手伝わせていただいたのです。
広い廊下の奥の囲炉裏のお部屋で、にこやかな笑顔で迎えてくださる住職と奥さま。
まあ、一服と格別に美味しいお茶を入れてくださいます。
以前もご紹介しましたが、温度とお茶の葉の量をしっかり見極め、ゆっくりと入れてくださいます。
なので色も鮮やかで香りも豊か、そして口に含むととろみがあり甘さがふわっと広がりるんです。
私たちも先客さまとの会話に混ぜていただき、気持ちを落ち着かせていただきました。
そして、お昼に皆さんでいただく精進料理のお膳の準備です。
まずは台所。
お煮しめの盛りつけます。
こんにゃく、油揚げ、南瓜、人参、蕨、、インゲン、車麩などを
それぞれ材料を分担して各家庭で煮てこられたそうです。
そしてあかみみのキノコ汁づくり。
そして仏様にお供えするご飯の用意。
生憎にもずっとお手伝、いや、準備の手ほどきを受けていて、写真がないのがザンネンです。
次に大広間にテーブルを並べ、座布団を敷き、ストーブを炊き、暖めます。
出来上がりはこちらです。
煮豆、キノコの酢の物、お煮しめ、キノコ汁、そして新米です。
檀家さんとの会食に私たちも交じられていただきました。
輪島の朝市に出かけていたチームも戻ってきて、一緒に「いただきーす」
そしてこの後、住職に法話をいただき
お講様とは親鸞聖人の月命日の行事だそうです。
お経を一緒に唱えさせていただきました。
私はお経を読むのが好きで、初めてのお経でもいつも夢中になってしまうのです。
意味を感じ取り、音とリズムを掴むのが好きなんです。
最後に、住職からいただいた法話で、
「今を生きる」というお言葉をいただきました。
ピンポイントで心に沁みたお言葉でした。
今、この時を大事に生きる。
この四村とのご縁から、このような素晴らしい体験をさせていただいていることに感謝するばかりです。
前日、かなり遅い時間までN邸のご主人さまとお話しさせていただきながらあんな豪勢な夕食をとったのに、
朝、起きたら既にお母さんが朝食の準備をしてくださっていました。
お母さんが寒いのに朝早く摘んできてくださったほうれん草はお浸しに。
それに胡麻豆腐もあり、昆布巻きもあり、焼きイカありとなんと贅沢な朝食ですこと。
そして何よりも嬉しかったのは、シジミのお味噌汁。
お父さんがお母さんにお願いしておいてくださったそうです。
前日、かなりお酒をいただきましたからね。
本当に美味しかったです。
写真に納められなかったのですが、最後にお父さん自らお茶を入れてくださったんです。
もしかして初めてかも?といいながら。
次回は私たちがお料理いたします!
いえ、させてくださいね。
本当にお世話になり、ありがとうございました。
さて、能登 穴水町四村ワンダーランドツアーの続き、御講様の後編です。
前編の御講様の準備とお食事はこちら⇒★★★
立派なお堂。
以前、火事で焼失してしまったそうなのですが、村のみなさんのご寄進で再建されたそうです。
大事なよりどころなんですね。
食事を終えて、みんなお堂に集まります。
村の皆さんに、我々も加えていただきまして…。
このようなものが配られました。
浄土真宗の勤行集です。
私は初めて拝見しましたが、中はすべて漢字!(当たり前ですが…)
こちらのお経(と言っていいのかな?)をご住職と一緒にみんなで吟ずるのです。
見なくてもすらすら、という方がほとんど。
聞けば、毎日、お仏壇の前で、という方も多いよう…。
まるで歌のようなんですね。
20分ぐらいだったのですが、われわれ東京組は、正座が長続きせず、もぞもぞ。
T家のお嬢ちゃま達もちゃんとおとなしくしているのには、感心しました。
まだ5歳の下のお嬢ちゃまも、こういう時は騒いじゃいけない、とちゃーんとわかっているんですね。
お経の後は、ご住職のお話。
正装すると、またかっこいい!!!
東京から私たちを迎えて、こうやって一緒に過ごすのも縁、一期一会を大切にしましょう、と
お話し下さいました。
村の皆さんの大事な行事に快く加えていただいて、本当にありがたいことです。
都会には地方から来ている人も多いし、外国の方もたくさんいる。
宗教もみんなバラバラ、宗教の話はタブー、みたいなところもある。
だけど、この場所では、宗教の行事がそのまま共同体の行事になっていて、実際にお寺は人が集まる場所になっている。
コミュニティーの核なんですね。
昔の日本はどこもそうだったのかもしれませんが…。
それだけに、お寺の担う役割も大きいのでしょうね。
この後は、われらが隊長、みさきのゑさん が編集してくれた、これまでの能登四村ツアーの
スライドショータイム。
ピアノの上にパソコンを置かせていただき、みんなで見ました。
去年の秋の稲刈りやはざ干し体験、冬の大雪、村のお年寄りを招いたお茶会、
たくさんの人が集まった満月お財布フリフリ、焼き牡蠣蒸し牡蠣、
春のキリシマツツジ、山菜採り、村の人を迎えてのおもてなし、
夏の蛍に花火・・・
そして、今回のキリシマツツジの雪囲い作業も!
楽しかったあれこれ、お会いした四村の皆さん、四村以外から参加して下さった皆さん・・・
この1年に5回も伺ったのだもの!思い出もたっくさんあります。
シスターズは、と見ると、みんなうるうる。
今回初参加のメンバーも、こんな経験をしたのね、と一緒にじーん。
ちょっ違うバージョンですが、こちらから見ることができますよ⇒★★★
普通の旅行じゃまず味わえない、その土地の風土や人々の暮らしを少し体験させていただく、
まさにスペシャルなツアーでした。
お世話になった皆さんも駆けつけてくださって、出発の時間が迫る中、別れを惜しみました。
穴水町役場の熱血行動派公務員、永尾さんに感謝!
お世話になった四村の皆様に感謝!
穴水町の皆さんにも、金沢から来てくれた皆さんにも、感謝です。
四村は私にとって、スペシャルな場所になりました。きっと、ずっと、これからも。
そのお米を入れている袋が皆様夫々異なるパッチワークの巾着で可愛かった♡
音が消える前に次の鐘を・・・とたしか全部で5回。
丁度、輪島の朝市チームも戻ってきて、この後まずは皆で上唐川地区のお母さん達が作って下さった精進料理の御膳を頂きます。
今日の東京は青空が広がりました。
お昼には、遠方からのお客様が♪
沖縄のH家のお父さん!
5年前にホームステイさせてもらって以来、毎年のようにお邪魔させてもらい、今年の夏には、料理教室の生徒さんも一緒にH家恒例のレイシパーティ
にも参加させていただいた…とてもとてもお世話になっている方なのです。
今回はお仕事で東京入り、ということで、スケジュールの合間にうちにお招きしました。
お昼ごはん、食べてもらいました!
5年前に一緒に泊めてもらった由貴美さんと一緒に、ワイワイとおしゃべりが弾みました。
私にとっては沖縄のお父さん。
単なる旅ではあまり地元の人と交流することもないけれど、一緒にご飯を食べて生活を共にすると、ぐっと関係も近くなる。
沖縄と同じく、私にとって、第二の故郷といえる場所が、能登・穴水町の四村。
四村にもお父さん・お母さんと呼ばせてもらっている方がいます。
泊めていただき、ごはんを一緒に食べて、その土地の暮らしを体験させていただく…この秋もそんなスペシャルな経験をしました。
今回泊めていただいたのは、浄土真宗のお寺「本教寺」のK家。
楽しい民泊の様子はこちら⇒★★★
翌日は、お寺の大事な行事、「御講様(おこさま・、おこうさま)」がありました。
泊めていただいた私たちだけでなく、今回の「四村ワンダーランドツアー」メンバーもこの御講様を体験させていただきました。
午前中、初・能登メンバーは、観光へ。
なんども能登に来ているシスターズは残ってお手伝いです。
この日のお当番は、上唐川地区のみなさん。
場合によっては、一からお寺の台所(ご家族用のキッチンと別にあります)で作るそうですが、
この日は各ご家庭で仕込んできたものをお持ちよりになりました。
御講様というのは親鸞聖人の祥月命日の行事。
持ち回りで当番があり、煮物などのお精進料理を用意して、他の地区の方はお食事をいただいて、
法話をきく、というもの。
上唐川のみなさんと、本教寺の奥様。
皆様、肌がつるつるピカピカ♪
シスターズもお手伝いです!
こんな立派なキノコ! きのこ汁ですよ~。
仏様にお供えするご飯を用意します。
確か、おぼくさま、と呼んでいたような。
もっそう、という曲げ木で作った型で炊き立てのご飯を抜きます。
シスターズもチャレンジ!
キレイに抜けました!
地元の上唐川地区の方にご指導いただきましたよ。
まずは、仏様のごはんです。
私は自宅に仏壇がなかったこともあり、お供えを準備する、という経験はありませんでしたので、
こういうことも新鮮。
大阪では、ころんと丸い形だったような…宗派が違うのかな?地域差なのかな?
他の地区の方が三々五々集まってきます。
手には巾着袋。中には米5合が入っています。
大きな飯盒に、お米を入れていきます。これはお当番の方とお寺の方に、ということ。
お招き、ありがとう、という気持ちなのでしょうね。
鐘を5回つきます。
これから始まりますよ、というお知らせ。
鐘をつく、というのも、私たちにとってはワクワク体験(笑)
さて、準備が整って、皆さんで食事です!
いただきまーす。
お煮しめに、きのこの酢の物、きのこと豆腐のすまし汁、甘い煮豆に、地元の新米。
お煮しめには、南瓜や人参、車麩、お揚げ、ワラビ、こんにゃくなどなど、基本的に奇数の種類の煮物が入ります。
私たちも末席に加えていただいて…美味しい笑顔が広がります。
さて、お食事の後は、御法話です!
そして、前夜三來さんと一生懸命スリスリしてバッチリだと思っていた黒ゴマが
クレソンの黒ゴマ和えで登場
アレ?夏に頂いた黒ゴマ和えと少し違う?
・・・と思ったら、やはりスリが足りなかったのだとか
こちらは夏の画像。
↓↓↓
①モロッコいんげんの黒ゴマ和え
②ナスの黒ゴマ和え
朝からご飯に加えてお餅まで・・・食べ過ぎでしょう
でも、甘いものは別バラな私です( ´艸`)
正子お母さんが、これは普通のお餅と違うからぜひ食べてというおもてなしの心で作って下さったものですしね
一口頂いて白玉団子とお餅を足して2で割ったような食感だと思ったら・・・
やはり、餅米を摺った粉で作るのだとか
これは珍しくて美味しい・・・とまたお替り(笑)
こんなに愛情たっぷりの温かいおもてなしを頂き、一同しあわせいっぱい
また、お土産に白坂農園で採れたてのヤーコンと自然薯も皆に持たせて下さって大感激
9時には次の予定が待っていたので名残惜しいながらもお別れの集合写真。
撮影は白坂政治さんです。
白坂家の愛犬ラッキーも一緒ですよ~♪
家族みたいに見えるかな?
私達が到着する前から普段お使いにならないお部屋のお掃除、お布団一式を人数分出して、敷いて、お料理の準備・・・とおもてなしを整えて下さった白坂家の皆様。
少しもおしつけがましくなく、親戚でも招いたような自然体が嬉しい。
私達は美味しいお食事と大家族の団らんを味わい、翌朝ただお布団をたたんだだけ。
タオルやシーツの洗濯やお掃除・・・と私達が帰った後も大変ですよね。
白坂家の皆様、本当にお世話になりました。
既にお布団も4人分敷いて下さっていました
旅館のようなおもてなしに恐縮するメンバー。
日々お忙しいというのに、こうして知らない都会の者たちに心を開いて温かく迎えて下さる懐の深さに感激しますよね。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
2度目の宿泊の私は、他のメンバー3名にたくさんあるお手洗いや広いお風呂に卓球室と豪邸内をツアーのようにガイドしました(^ε^)♪
こちらが本格的で前回お風呂上がりに大汗かいて戦った(笑)卓球室
広い廊下を夏同様に、今回はこさかじゅんこちゃんにモデル(?)を務めて頂き撮影^^
天井も廊下もピカピカです
そうそう、リビング(部屋数が多いのでそう呼んでいいのか不明ですが....)にこの時の写真を飾って下さっていたのも嬉しかったです~
なぜか画像がなくて残念なのですが、お父さんお気に入りのヤマメの骨酒(こつざけ)も頂きました。
焼いたヤマメの半身くらいを器に入れ、そこへ日本酒を注いで電子レンジでチン。
こちらもお馴染の雉のお出汁が美味しいお吸い物。
政治さんが射止めた雉ですよ~