カンチブレーキブースターの製作 その2 (そう簡単には上手くいかない) | 休業日報

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地味な自転車や機械、軽トラの事。

今日は朝から自由時間だが、自転車に乗る時間を削ってブースターを作る。


と言いますか基本的にせっかちなので早く実験がしたいんです。





そしてあっという間に完成。


銀ロウとフラックスは買い置きがあったけれど、ガスを買い忘れていた。


両端のステー部を炙っていると、ガス残量が少なくバーナーの熱量不足ぽくなってきた。


ひとまず形になる所までは出来たからいいけど。





コの字の接合部は表面仕上げを行ったが左右のシートステーテンショナー?の表面はテキトー。





試験車両はリッジランナー。


シートステーブリッジに上部のフックを引っ掛けて、アルミ板を挟んでシートステーテンショナーを優しく締め込む。


後は暫定処置で結束バンドを使い落下防止措置を施す。





ブースター無しでブレーキレバーを馬鹿握りすると、0.6ミリほどシートステーが開くんですが、ブースター装着時で0.4ミリほどになった。




ガレージの前で乗ってみるとロックまでのレバーストロークが明らかに減少。


コレは良いとちょっとテールをフリフリ遊ぶ。


まだこの時点で罠が潜んでいる事は気付いていない。





次はビアンキSIKAさんに装着してみる。


こちらはシートステーが細いのでもっと効果が出るかと期待。


しかし、ブリッジ部に引っ掛けるステーがチドリに引っかかる。


まだステーやパイプを切断するのは実験途中なので我慢して少しブースターを下げて装着。





シートステーの開きが0.2ミリ改善したので、ブレーキのコントロール性に改善が見られるかと思ったが、殆ど変化無し。


引っかけステーを切断しなかったので上方向にブースターごと力が逃げているのかもしれない。


SIKAさんは後日追加試験が必要。


マディフォックスでも試験。





効きは変わらないが、ブレーキのコントロール性が若干改善。





試験結果が良かったリッジランナーに乗り換え、お散歩に行こうとしたら・・・。


ギロチンシューがズレちゃってました。


シートステーが撓まなくなった為にギロチンシュー固定部に負荷が掛かったんでしょう。


破損してズレた訳では無いので、直せばいいんですが、制動力とフィーリングと調整頻度。


このバランスをどうするか?


Vブレーキ用シューを使うタイプならズレに強いので、ブースターを使いやすいかもしれない。


問題を解決しようとしたら、問題が増えた。


気が向いたらその3をやるかもしれません。