前回のブログ更新後、力太郎さんから次回のカンチブレーキ祭りへの奉納品(カンチブレーキ試験用援助物資)を贈って頂ける事になりました。
https://ameblo.jp/rikitarou1979/
なんと心の広い、ノリのいいお方でしょう。
こんなに沢山、頂いてしまいました。
誠にありがとうございました。
こうなれば、是非ともBR-M550(454)シリーズの現役復帰を完遂しなければならない。
ウチではブレーキワイヤーなんて、ジャンク品のママチャリの長いリアブレーキワイヤーを抜いてから
1、MTBのリアブレーキに使う
2、フロントブレーキに使う
3、カンチブレーキのアーチワイヤーに使う
そこまでして処分と言う、ワイヤー1本でも骨の髄までしゃぶり尽くしてました。
こんなにいっぱい使えるなんてブルジョワ階級にでもなったみたいです。
カンチブレーキのアーチワイヤーに関しては、あのツマミすら踵にぶつかる為に邪魔になる可能性が出る程、ギリギリのアーム幅でセッティングをする都合もありますけど。
それでは奉納品のBR-M454などパーツを準備して、地味なデータ収集を始めます。
寸法確認用パーツ群
BR-M454本体と専用シュー
DIA-COMPE XCM
Vブレーキ用シュー2種
Uブレーキ用シュー2種
BR-CX用ブレーキシュー3種は明日到着予定。
もう1種類シューが後日入荷予定。
シュー固定部の厚み
BR-M454 7.5ミリ。
DIA-COMPE XCM 4ミリ。
テクトロVブレーキ 5ミリ。
BR-M454の純正シューの出代は25ミリ。
厚手の調整ワッシャーの位置を変えると4ミリ下げれます。
今回の試験車両はSUNTOUR J-1(仮称)を装備したマディフォックスです。
リム幅 24ミリ
フロント台座間距離 78ミリ
リア台座間距離 82ミリ
この頃は即応予備自転車なってましたが、今回の試験車両として緊急招集です。
外側にスペーサーで規定位置に収まります。
セッティング変更する為に内側へスペーサーを入れても大丈夫、ギリギリ行けます。
リアも踵を考慮しなければ内側にスペーサーを入れたいですが、外側が順当ですかね。
内側に厚いスペーサー、外側に薄いスペーサーでVブレーキ用シューを嵌めてみると一見、いい感じに収まってますが・・・。
こりゃダメです。
固定ナットの掛かりが2ミリもありません。
基本として、ナットは最低でもボルトの直径と同じだけ掛からないと信頼性が確保出来ません。
かと言って、薄いスペーサーを内側にするとアームがハの字になります。
これではメカニカルアドバンテージを上げるのに無理があります。
そして何よりコレではカッコ悪い。
内側、外側のスペーサーを薄い物に変えれば固定ナットの掛かりしろだけは確保出来ますが。
Vブレーキシューでも、Uブレーキシューであれネジ部分はM6、つまり6ミリですから差し込みにはどれでも問題がありません。
シュー固定部分の幅は
Vブレーキ 6.4ミリ
DIA-COMPE 6.9ミリ
BR-M454 外側 6.2ミリ、内側 7.2ミリ
固定に際しても特に問題の出そうな幅の差はありません。
BR-M454は厚みのせいもありますが、トーインが付けやすい様にテーパーになっていると言う手の込み様です。
SHIMANOのVブレーキ用シューもPROMAXのVブレーキ用シューも固定ネジの長さは24ミリ。
他社でも今までの経験上、そこまで長さに差はありません。
手持ちのUブレーキ用シューはもっと短いので固定ナットの掛かりが少ないです。
ネットで検索するとV用かU用か知りませんがネジ部分が長そうだったり、シューが分厚いのが出てきます。
しかし、イーグル2なんて色違いでネジの長さ違うし、意味わからん。
と言う訳で現時点でのまとめとしては、固定ネジの長さが長いVブレーキ用シュー、もしくは分厚いUブレーキ用シューが有れば代替が可能だが、その様なシューが無いっぽい。
リム幅の太いホイールに履き替えるとかありますが、現実的では無い。
後は後日、BR-CX用シューが届くのでその時に続きを書きます。