川原を走る二輪駆動自転車(途中から二足駆動) | 休業日報

休業日報

地味な自転車や機械、軽トラの事。

この週末、各地で大寒波や大雪に見舞われてい地域が多い様子ですが道南は今の所は平穏です。


来週から函館から苫小牧へ軽トラで向かい、そこからフェリーで敦賀まで移動。

そして軽トラで愛知県まで向かう任務を仰せ使いました。


遊べるうちに遊びます。





積雪は1センチ程、この時期の函館としては少なめなので余裕でママチャリでも皆様走ってます。


気温はマイナス4度。





残念ながら朝焼けを望む事は出来ませんでしたが気持ちがいい朝です。


特に二輪駆動自転車の恩恵を感じるシチュエーションも無く、フロントのテンショナーが奏でる騒音と一般の自転車と比較して2倍以上はあるであろう機械損失を感じながら軽快とは言えないポタリングを堪能します。





いつもは通り過ぎるだけだった川原へ降りる階段を自転車を担いで降りて行きます。


ここなら最低でもこのまえ入れたシンコーSR173の性能テストと自作のツールボトル的な物の耐久テストが出来そうです。





刈られた下草や枝がそのまま放置され乾いているので、バリバリと大きな音をたてますがそれだけでは無くディレイラーやフロントチェーンリング、スポークやクランクに挟まり走行の邪魔をします。


それでも無理矢理進み続けます。


軟質路面でタイヤがめり込みながらですがインナー、ローなら進む事が出来ます。


ペダルを踏み込み、荷重の掛かっているリアが滑ってもフロントがある程度引っ張ってくれるのでフロントが抵抗になり過ぎる様な事がありません。


駆動トルクが前後に分散される事のメリットです。


まあ、フロント駆動系が直結では無いのでフロントが引っ張り先行するとフリーが効き、駆動が抜けてまた等速になるとフロントが駆動されるのでガシガシとフロントから引っ張られるような感覚ではありません。





梯子を自転車を担いで降りますが重さが何気に堪えます。


この車体は20インチと言う走破性の低いタイヤサイズが影響を大きく及ぼしているでしょうが重量増加とフリクション、機構の複雑化によるメンテナンス性とスタイルの制約。


二輪駆動自転車が出て来ては消えていく理由が乗れば乗る程に理解出来る様な気もします。


それだけオーソドックスな自転車と言う機械が完成され、人間の運動機能との整合性の取れた理論に裏付けされているのでしょう。


でも諦めません。コレが飛び抜けた性能を示すシチュエーションやカスタムがある筈です。





出口を求めて彷徨い続け、自転車を担いでジャンプとかあまりの草や乾燥した枝の深さで乗車を諦め二足駆動に格下げになったりしました。


片足水没などもありましたが、流れに阻まれ進めない所まで到達。





来た道を戻らなければならないという敗北感を味わいながらも、どうにかスタート地点まで戻る事が出来ました。





マイナス4度だと水没で濡れたカーゴパンツの裾が凍りついてクランクを回すとカンカンと音をたてます。





タイヤのグリップ力はケンダの吸盤タイヤよりある様ですが、もう少し深い雪での走行もしてみたいですね。

パターンを見ての想像通り、トラクションは掛かるが横方向のグリップは弱いみたいです。


大型ツールボトルもこの状態でモゲる様子もありません。


その後、丸石クルージンに乗り換えて走りましたが、やはり長年の叡智が詰まったオーソドックスな形状の自転車が乗りやすく、爽快です。





もっと局地走行車両として二輪駆動自転車の存在価値を上げる改造やアイデアが必要だなあ。


マニュアルフリーロックとか?


フリクションレバーとドラムブレーキあたり改造して出来ないかな。