浴室 -101ページ目

偶然

常に二つくらいの感情


何をするにも二つくらいの感情



昔からの友人から偶然、同じ日に連絡があった



三人



高校生の時からの知り合いでもう随分と経って、社会人になったりとかお互い色々あって


年取ったね


なんていいながら話す



貴方には幸せになって欲しい



なんていわれるとすごく嬉しくてわたしの最低ラインだったと考える


高校時代からの友人からだと、凄く、凄く嬉しくて




わたしは恵まれているんだと思うんだけれども友人には


でもイマイチ愛には恵まれないというかまぁ高望みしすぎなのかもしれないけれど




でも時間が経つと色々とわたしと友人の距離は縮まって


その内言わなくても判ることとか言っても良いこととかできて


お互いがお互いを認められるようになって、すごく素敵




きっと彼とも時間が経てば、こんな風になれるのかな




それまで頑張れるかな

わたし

わたし、なんで傷つけられたいのか判った


わたし、たぶん泣きたいんだと思う


わたし、たぶんなんだかよく判らないけれども傷ついてるんだと思う



ひどく傷ついたんだと思う



認めたくない、そんな、自分がかわいそうな子なんて


認めたくない、そんな、自分がかわいそうな子なんて



なんでこんな気持ちになるの


こんな気持ちにならないようにいつもいつでもあのときから


苦痛を自分に常に、負荷を自分に常にかけて


悲しみや苦痛に対して鈍感になる訓練をしてきたじゃない


楽しもうとしてきたじゃないなんでできないの



貯金の金額や万札を見て、なんて喜べないの


自分で自分の身を養いたいとか言いながらなんでわたしは結局誰かに寄生しているの



矛盾ばっかり矛盾ばっかり矛盾ばっかり矛盾ばっかり



わたしはこれだけの自己矛盾を抱えながら何がしたいの



どうしようもなく出てくるこの残酷なわたしや独りよがりのわたしをどうすればコントロールできるの



わたしは何がしたいの何を望むの何が欲しいのわたしはわたしはわたしは




泣けたのは、きっと、彼の隣にいたから


今一人であの曲を聴いても泣けない


ねぇ、わたしを泣かせて

時々

自分を傷つけたいと思うことが最近ある


ひどく傷つけられて泣き喚いて、自分がかわいそうだと思いたいときがある


所謂悲劇のヒロインな気分に浸りたいのだと思うのだけれどもいまいちそれができない



なんというか自分を冷静に見る自分はいると思うのだけれども


でもそれが行きすぎというかなんというか


どうでも良いというか嫌な状況に達するとわたしは最近自分のことがカメラアイで見えることが判明した



相手と自分とベットと


その全てが上から見下ろされたようなカメラアイで見える


自分の視点から見えるのではなくて、相手の視点から見えるのではなくて


カメラアイ



まるで映画を見ているようで


そこにいるのは自分ではなくて自分なんだけれども


自分ではなくて、というような不思議な感覚に陥る



ああ、あたしこんなことしている


ああ、あたしこんなこと



自分を自分で切り売りしてからなんだか自分を大切にできなくなっているような気がする



自分を大切にしてあげられるのは自分を守ってあげられるのは最終的に自分しかいないよ


なんて他人に豪語しながらわたしは何をやっているんだろうと思うときがある



否、そんなこといってるわたしなんて、所詮他人から望まれたわたしなのかもしれないし


もう何がなんだかわからないというと変だけれども


どうしてもよくわからないときがあって



鏡に映った自分を見て、ああ、これが自分なんだなんてびっくりすることもしばしば



結局のところ何が言いたいのかというとこのどこから生まれてきたか知らない


このストレスをどうにかしたいのだけれどもどうする当てもなくて


ストレスの発散を彼に求めるというのもどうにもおかしな話だし



聴くと必ず泣けたはずのあの曲を聴いても今は泣けないし



暗い部屋でパソコンをつけながらずっと一人で何も話さずにタイピングを続ける



ゆらゆらと揺れる紫煙だけがなんだか遠くに見える気がして



わたしは泣きたいんだと思う



自虐的な趣味はなかったのに他人から傷つけられるなんてどうしようもなく嫌だったはずなのに


わたしは何がしたくて何を求めているんだろう、何がしたいの?わたし



何がしたいの?わたし




感情がなくなってしまったのかな、判らない



いや、感情はあると思うんだけれども



やはり手に入れる万札に対する何かの罪悪感が自分を傷つけたいという衝動に


突き動かすのであろうか



自分を分析してみても一向に見えない



お金が欲しい、お金が欲しいんだけれども


お金を稼ぐと夢のために時間がとれない



わたし、一生マトモに働かなくても、どうにかして生きていける気がする



ほら、また逃げてる