わたしが愛しているのは
わたしが愛しているのは
わたしが愛しているのは
お客様じゃなくて、わたしが愛しているのは彼だけ
なぜ彼がこんなに愛しいのにこんなことができるんだろう
仕事?仕事だからと割り切っている?
お客様に友人として彼の話をする誰も何も気づかない
わたしに好きになってほしいみたいだけど、わたしは好きになれない、どうしようもない
わたしにイって欲しいみたいだけれども、わたしはお客様じゃイけない、どうしようもない
むしろわたしのことなんて只の都合の良い女として扱って欲しい、只の遊びとして扱って欲しい
自分の快楽だけ求めて、わたしのことなんてどうでも良くて、何にもしなくて良いから
心までは欲しくない、わたしは結局お金が欲しいだけ
紳士的な態度、ひたむきな、本当にひたむきな、好意を向けられると
時々胸が痛む
寂しさを埋めたり、ある種の要望や願望を埋めるのがわたしの【仕事】
でもあまり仕事仕事と意識させてもいけないのだけれども
わたしの都合の良いところだけ好きになってください、遊びは遊びとして割り切ってください
そちらの方がわたしは楽です
それにわたしはまだまだそんな好意を無にできる程、鈍感な感性の持ち主ではありません
仕事
仕事仕事と言っているけれどもこれって本当に仕事なの?といわれるとどうしようもないところがある
お食事をして、映画を見て、お茶をして、美術館に行って、旅行に行って、セックスして
あれ、これって仕事なの?と聞かれるとどうしようもないという
お金が絡んでいる時点で仕事だとすればこれは立派な、わたしの中では立派な仕事だし
この仕事以外の仕事で今わたしは稼ぐ術を考えられない
仕事しようとすればいっぱいあるけれどもやっぱり時間とコストとを考えると
どうなんだろうと考えてしまうし
お相手の方がわたしと一緒に歩いて優越感を感じてくださって
その金額に見合うだけの価値がわたしにあるとするのならば妥当なのではないのか
否、傲慢かもしれない
お金に対する感覚が徐々に狂ってきている気がしないでもない
でもね、でも、愛人で貯めたお金と、普通に仕事して貯めたお金はぜんぜん価値が違うんだ