臆病な魚ちゃん
2010・3・22~東京・小笠原~
東洋のガラパゴス
2010・3・21~東京・小笠原~
遠い…。東京・竹芝桟橋からフェリーで25時間30分、距離にして1000キロ。着いた時には「♫は~るばる来たぜ 父島~♪」なんてフレーズを自然と口ずさんでいた。ついに来た。小笠原だ。いままで日本本土と陸続きになったことがないことから「東洋のガラパゴス」と呼ばれる、ダイバーあこがれの地。二見港に建てられていたザトウクジラのモニュメントを見て、寝不足が一気に吹っ飛んだ。さあ、潜るぞ~!!最高潮の気分の中でエントリー。入った瞬間から、遠くの方からザトウクジラのソング(鳴き声)が聴こえる。う~ん、いいねえ、求愛中なんだねえ。ダイビング中にクジラに会える可能性があるのも、冬から春にかけての小笠原でのダイビングの魅力なのだ。結局、初日は大物にはお目にかかれなかったが、2日目以降への期待はどんどん膨らむばかり。でも、小笠原の固有種・ユウゼンの群れを見ることはできた。魅力がたくさん詰まった海なんだから、最初から欲張ってもダメ。じっくりと堪能しよう。
老化現象???
歳だな…とガックリきた。昔読んだ本を読み直そう。ふと思って、押し入れに詰めてあった段ボールの中の小説を探した。以前から同じ作家しか読まない拙者。学生時代は宮本輝にハマり、社会人になったばかりのころは東野圭吾のミステリーに陶酔した。そして、昨夏から再び、東野圭吾を読みあさるようになった。読み流しではなく、じっくりと話の流れを把握しながら読むタイプ。一度読んだ本の内容は忘れない、と自信があったのだが、上の「片想い」に関してだけは記憶があいまいだった。ハードカバーは2001年に買ったもの。文庫本のほうは今年1月に買ったもので、書店であらすじを読んだ時「これ、読んだような…」と思いつつ、どうしても結末を思い出せなかった。だから、買って読んだのだが、この日になって、段ボールの中からハードカバーを発見したのだった。そうだ、思い出した。この本は半分だけ読んで、ほったらかし状態になっていたのだ。読み始めた時は「やっぱり読んだような…」と思っていたのだが、その予感は当たっていた。数年前には映画で見たのか、DVDで見たのか思い出せなくて、DVDを買ったら、家で同じDVDを発見した…な~んてこともあった。こんな、自分で自分が情けなくなる経験、みなさんもあるんですかね???


